朝晩はずいぶん過ごしやすくなってきましたね。
いかがお過ごしでしょうか。
長かった夏休みも終わり、新学期がはじまるこの季節。
そこで、せっかくですから何かちょっとした新しいこと、
平素のご自身とは少し違う服装にチャレンジ、いかがでしょうか。
例えば、洋服の色や、髪形を少し変えてみる、
あるいは、メガネやカバン、バックといった普段お持ちのアイテム等を変えてみる、
そのためにも、一度「鏡」の前に立ってご自身をよく見つめてみる。
ところで、日本神話において、「三種の神器」さんしゅのしんき(じんぎ、しんぎ))なるものがございます。

これは、ご存知のように天孫降臨(てんそんこうりん)の際、
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天照大神から授かったという「鏡・玉・剣」のことです。
特に、この"鏡"は、神様の依り代として、神霊が示現(じげん)するものだそうです。
また、私達が神霊の前に立つ際に我々自身を映し出す「神聖な映し鏡」といった深い意味も。
つまり、神様の前へ出る時には「姿勢を整え」、「威儀」(いぎ)を正し、
起居動作(ききょどうさ)、立ち振る舞い・身なりをきちんと整えることが何よりも大切なこと。
そして、服装が整えば「心」も「凜」としてまいります。
そうした私達の気持ちや、考え方は相手方へと「以心伝心」
「何も言わずとも」伝わるものです。
一見すると、相手が怒って見えているのは・・・
相手方が悲しんで見えるのは・・・
あの人がすごく幸せそうに見えるのは・・・
実は・・・それは、自分自身なのかも。
仏の教えに「無財の七施」がございます。
特に、「やさしい眼差(まなざ)しで人に接する」・・・眼施(げんせ)
「にこやかな顔で接する」 ・・・和顔悦色施(わげんえつじきせ)
「やさしい言葉をかける」・・・言辞施(ごんじせ)
「やさしい心を配りをする」・・・心施(しんせ)
周りの人々だけでなく、自分自身も幸せな気持ちにしてくれます。
まさに、この世とは、私達自身が投影させた「鏡の世界」、なのかもですね。
それでは、朝一番、鏡の前に立って、
さあ、ニコッ!と笑顔で!
きっと素敵な一日が始まる!!
それでは、本日も有意義な一日となりますようにっこりスマイル♪
合掌