■「悲しい」と伝えるのに証拠はいらない & 親の呪縛と復讐 ①

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○+●+○+●+ 続き ○+●+○+●+

 

信頼していた人に裏切られてしんどくても

話し合いをすることに決めたけど

では何を話すか?と考えたら

 

「私は悲しい」

 

だったんだよね

 

 

 

 

父は「吸ってない」と言ったけど

私は「吸った」と思った

 

いつもならここで水掛け論になるところだけど

 

そもそも信頼を裏切られたことは私にとってただの事実で

信頼がなくなった相手の上っ面の謝罪に価値があるわけもなく

非難したいわけでも謝ってほしいわけでもなかったので

 

無駄な労力を使いたくないし

不快な要素(信頼を裏切った相手と相対すること)を排除することに尽力して

自分の嘆きに思う存分付き合った

 

 

 

 

 

そうしたら

私が「悲しい」と感じたことに

実際に吸ったかどうかは関係なかったということに気が付いた

 

 

 

父が私にタバコを吸ったと疑わせる行動をとった時点で

私の信頼を裏切ったので私は悲しかった

 

なぜ悲しいのか?というと

私を守ってくれると思った存在が私を害する行動をとったと思ったからであり

 

それが全てで

たとえ吸ってなかろうと私が「悲しい」ことに変わりはなく

私が「悲しい」と感じたことに証拠など必要なかったのである

 

 

 

 

これは「悲しい」と感じることが悔しくて認めたくなくて誤魔化してるときには絶対に出てこない

そういう時は確実に『相手に非を認めさせよう』と頑張るからね

 

でも相手は最初から『自分が悪い』って知ってるんだよ

知っててやってる

だから罪悪感から『やってない』って誤魔化そうとするんだよ

 

 

 

だから「やった」「やってない」「いい」「悪い」なんかどうでもいい

重要なのは

 

私に疑わせる行動をとった時点で私は悲しい

 

これ一点である

 

 

 

 

なのでまず

 

吸ってようが吸ってなかろうが

てめぇのことなんざどうでもいい(意訳)

ただただ「私は悲しい」

 

 

これを伝えた

 

 

そして

以下こんな感じの会話をしていた

 

 

 

 私:私は確かに元気になってきた

だからもう吸っても平気やと思ったんかもしれん

でも元気になってきたと言ってもしょせん私の身体や

死にそうになることはなくなっても

タバコが大丈夫になることは多分ない

 

私にとって父がタバコを吸って帰ってくるということは

父にとって頭からお酒をぶっかけられるのと同じような感じ(※父はお酒が飲めない)

「飲んでへんから平気やろ」って突然頭からお酒をぶっ掛けられたら殺意湧かへんか?

 

 

 

父:湧くなぁ

 

 

私:ちなみに外に出ていってタバコにぶち当たるのは

父にとって居酒屋に居るようなもん

 

それと

そもそも心の準備して装備もして危険地帯に行くのと

安全地帯で安心して寛いでるところに危険物を持ち込まれるのとは全然違う

 

わかる?

 

 

父:わかる

 

 

 

 

私の話を沈んだ表情で真摯に聞く父を見て

素朴な疑問が湧いてきた

 

なんでこの人私のことこんなに大事やのに

それを台無しにするようなことをしたんやろう?と

 

 

 

 

私:私を悲しませてせっかく培った信頼度と好感度をガン下げして

そのせいで自分も幸せじゃなくなって何がしたかったん?

 

そこまでしてタバコ吸う価値あるん?

 

 

父:ないなぁ

 

 

私:そもそも素朴な疑問なんやけど

父はタバコが大好きやから吸ってんの?

それともなんとなく?

 

 

父:なんとなく……

 

 

私:大好きなわけでもないものをなんとなく吸って

大事で大好きな娘に嫌われて信頼を失ってって

割に合わへんくない?

 

おかしない?

 

 

父:おかしいなぁ

 

 

 

 

この疑問が出てきたのは

「父は私をどうでもいいと思っている」という思い込みから

「父は私のことが大事だし大好きだし愛している」という認識に変わったからだと思う

 

父が「なんとなく」で私にとって加害行為であるタバコを吸って帰ってくるということをして

私からの信頼を失っても

父が私を愛しているというという事実は疑わなかったし

これまでの積み重ねにより疑いようがなかった

 

 

 

タバコを吸うこと自体は悪ではない

だが私にとっては体質的に受け入れるのが無理なことであり加害行為になる

 

 

父が娘の私よりもタバコを吸うことが大好きならば

趣味とか生き甲斐の話であり

愛情があっても我慢できないほど好きな父の趣味が私の体調と相容れないというだけであり

それならば体調的に無理のある一人暮らしもやむなしと思っていたが

 

そうでないのなら話は変わる

 

 

 

なぜ大事な娘である私が

「なんとなく」で蔑ろにされたのか

 

父にとって

好意と信頼を台無しにするメリットはなんなのか

 

 

父の無意識領域にあるはずのそれを追求しないと

この悪癖は終わらないなと思った

 

 

 

 

 

👉④に続く

 

 

 

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