絵本でも、起こった出来事でも、
ストーリーの中からもっともらしい教訓を考えてしまいがち。
全てのことに意味があると信じたい、そんな気持ちの表れかもしれません。
夏路_なつ@jiです。
教育業界管理職・小学生2児の母。
ウェルスダイナミクス、ウェルビーイングの学びを活かし、職場・家族のチーム力向上を実現。
そこでの気づきを発信していきます。
パラレルキャリアを目指して、講師資格取得に挑戦中!
思考のクセに気づく
わたしが学びを始めたのは、圧強めな上司の補佐時代に無能扱いを受けたことがきっかけでした。
上司たるもの強く引っ張れ。
課員の意見を聞くのは日和ってる。
補佐する立場なら上司の意に従え。
上司に応えなければと思うほど、わたしとは思考回路が全く異なるので空回りの連続。
仕事の自信も失い、どんどん自己肯定感がなくなって自分迷子状態。
どうやったら上司に認められる強さを手に入れられるのか?を知りたくて学び始めてすぐ、
目指すのは強さじゃなくて私らしさだ!
と気付いた時は、
ドリフのタライが頭上に落ちてきたくらいの衝撃でした。。
彼らのような真の強さが憧れ。
過去を受け入れる
起こることには全て意味があるととらえる思考のクセが、
圧ツヨ上司の元で強くなる試練だと歪んで解釈して、自分を見失ってしまうところだった…
この経験を通して、
意味のないハプニングだってきっと起こるし、
良い意味だけじゃなくて、悪い教訓だってきっとある。
ということを受け入れられるようになりました。
そして、
圧ツヨ上司との辛い過去も、
応えられないわたしがダメだという自己肯定感ズタボロ状態から、
自分の正しさを押し付ける上司を反面教師に、一人一人の個性に目を向けるわたしの強みが引き出された
ととらえ直して、ようやく昇華することができました。
もう結構!
ところがところが。
圧ツヨ上司にやられたと知っている上位者が、最近のわたしを見て、
「怖がらなくなったのは、アイツも悪いやつじゃないってわかったからでしょ。もう平気でしょ。」
と声をかけてこられたのです…
あぁ世の中、まだまだまだまだ生きにくいなぁ!と実感しました。
心の置き所をしっかり持っている今ならば、
過去が【今のわたし】を襲いには来ない。
でも!
古傷は、痛くはないけど傷として刻まれているし、
変わらない相手がこれから先、また攻撃してきても平気ということでもない。
危険を察知できたり、致命傷を負わない避け方は昔よりは上手くなったと思うけど、
傷つかないわけじゃない。
「過去を引きずって、いまだに苦手に思っているわたしが間違ってるんだ。」
「平気にならなきゃ!相手を信頼しなきゃ!!」
そんな言葉の呪いにかかってしまうと思った方がいらしたら、
笑顔で「もう結構!」
って言っていいんですよ!