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2年前から続く五十肩の整体治療
胸部の胸膜/筋膜の整体・他で改善した症例の解説です…

患者Sさん=64才-男性・会社役員の症例

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①    Sさんの病歴・・・
患者Sさんは、2年前に左の五十肩になったそうです。当初は安静時でも痛みがあったそうですが、最近では過外転時に激痛が生じるくらいまで軽減しているそうです(90度以上の過外転は痛みのため不能)。ヒアルロン酸注射や鍼灸治療、あるいは漢方などを試されたそうですが、これ以上は改善しなかったそうです。Sさんは別件(不整脈)で来院していましたが、本件も併せて整体治療する事になりました。


②    Sさんの診察
【五十肩に関する所見】
・Sさんは2年ほど前に左の五十肩になったそうです。現在では、通常の動作では痛みはほとんど無いそうですが、外転は90度までしか挙上できませんでした。それ以上に左腕を上げようとすると(過外転)、上腕骨の上部(肩峰/三角筋付近/上外側上腕皮神経領域)に激痛が生じるので、事実上、それ以上は腕を上げる事は出来ないそうです。
・20代の頃に梯子から転落し、左の肋骨(R3~5/腋窩付近)を骨折した事があるそうです。また30代から十年間ほど空手をされていたそうですが、稽古相手の蹴りによって、上記と同じ部位を骨折した事があるそうです。
・7年ほど前に追突事故にあい、シートベルトによって左の肋骨(R11、12)を骨折した事があるそうです。
・4年ほど前から一年に数回程度、原因不明の腹部の激痛に襲われる事があるそうです。痛む部位は下腹部で(特にS字結腸部)、間欠的な痛みが3~4日ほど続くそうです(1日目が強く、その後次第に緩和する)。冷える事がキッカケで腹痛が生じやすいそうで、冬場はもちろん、夏でもクーラーの刺激で生じる事もあるそうです。放屁(オナラ)や排便で少しは痛みが緩和するそうですが、それ程長持ちせず、すぐに痛みが再燃するそうです。下血や血便は無いそうです。
・30代前半に脂肪肝の指摘を受けた事があるそうです。その時は食事制限などで、翌年には改善していたそうです。
・壁を手で押しても肩甲骨の浮上はありませんでした。
・視診上、胸骨下角は約90度開いていました。腹部は全般的に膨満していましたが、特に上腹部の方が下腹部より膨満していました。打診上は心窩部~左季肋部付近で鼓音が、それ以外では濁音が聴取されました。
・頚胸部聴診上、血管雑音は無く、心音、呼吸音で特段の所見はありませんでした。
・上肢の知覚検査では、左右差はありませんでした。
・上肢の徒手筋力テスト(MMT)では、左上肢の過外転は疼痛のために不能でしたが、左右の筋力差はほぼありませんでした。

【不整脈、その他に関する所見】
・具体的な期外収縮の症状は、みぞおちの辺りから胸に向かって強く突き上がるような心拍動(期外収縮)が、一日に何十回も生じるそうです。背中痛があり(☚肩甲骨の下方付近)、同部がいつも固くなっているそうです。胸痛やめまい、吐き気、失神、前失神は無いそうです。
・Sさんの期外収縮歴は古く、30年前に某病院で心室性期外収縮と診断されたそうです。担当医より、それほど心配はいらないと説明されていて、特段の治療は無かったそうです。しかしSさんとしては、時には期外収縮が一日に何十回も続く事があり、気持ちが悪かったそうです。その時には奥さまに肩をもんでもらったりしていると、一日ほどで自然に治まり、その後しばらくは生じなかったそうです(生じたとしても月に一二度程度)。しかし今回は、それが10日も続いていたそうです。
・今から3年前にも風邪を引いた時に30年前と同じような強く頻発する期外収縮が生じた事もあるそうです。この時は数日で自然寛解したそうです。
・今回の期外収縮は今までの中で一番長く続いていて、特に食後やパソコン仕事で猫背になっている時などで誘発されるそうです。逆に、背を伸ばす動作をすると軽減or消失するそうです。期外収縮が生じる前、手に汗が生じる事もあるそうです。
・血圧は110/70mmHgで、血液検査では高コレステロール血症の指摘があるそうです。心電図検査で期外収縮以外の異常を指摘されたことは無いそうです。
・背中痛はありますが(先述)、腰痛は無いそうです。ただ左臀部は鈍痛が常にあるそうです。
・40代の頃にCT検査を受けたそうですが、その時の担当医から「内臓脂肪の気があるから、注意するように」と言われたそうです。
・40年ほど前にイボ痔になり、それ以降イボ痔が出たり入ったりしていたそうです。しかし2年ほど前から椅子に座ると肛門付近が痛むようになり、特に1年前はかなり酷かったそうです。
・5年前に間欠跛行になったそうですが、某病院を受診するも特段の治療はほとんどなかったそうです。ところが1年ほどで自然寛解したそうです。
・2年前から夜間頻尿気味で、一晩に三回はトイレに行くそうです。また起床後には切迫頻尿もあるそうです。この件で医療機関の受診はされていません。
・残尿感、排尿遅延や遷延性排尿、あるいは尿の射出力減退は無いそうです。
・2年ほど前に亀頭包皮炎になったそうです。ステロイド系などの塗布薬で改善するそうですが、休薬するとすぐに再発しているそうです。
・お寺廻りなどが趣味だそうですが、お寺廻りなどで階段などを上る際、今までは楽に上れていた階段も、1年ほど前からは息が上がるようになっているそうです(☚軽度の呼吸困難感)。
・胸焼け、呑酸は無いそうですが、かなり以前からゲップはかなり多く出るそうです(一日に60回以上・空腹時に頻発)。
・シャックリはほとんど出ないそうですが、2週間前に二日間ほど一日に何十回も出たそうです。
・4か月ほど前に新型コロナに感染し、それ以降食欲は落ちているそうです。便通は毎日あるそうですが、以前の半分程度しか出なくなっているそうです。便の性状は、ほとんど軟便だそうです。またガス(放屁)もかなり多いそうです。
・若い頃から胃腸は弱い方で、いつも胃もたれがあり、あるいは少し食べるだけでもすぐに腹部膨満感が生じるそうです。また食滞(食べたものが消化されないで、胃の中に残っている感覚)もあり、さらに下腹部の鈍痛(or違和感)もあるそうです。
・両手指に軽度の振戦があり、特に右手は字を書こうとすると、かなり大きな振戦になるそうです。この件で医療機関の受診はされていません。
・左股関節(左鼠径靱帯の直上付近)に軽度の鈍痛が常時あるそうです。体幹を後方にそらす姿勢や左足の屈曲時には同部の痛みが強くなり、さらに右足に比べて左足は屈曲しづらいそうです。
・腹部聴診上、血管雑音は聴取されませんでした。グル音は弱く聴取されました。左季肋部での振水音は聴取されませんでした(食後約3時間)。右季肋部でのハム音は聴取されませんでした。
・飲水による下部食道括約筋の排泄音検査では、剣状突起付近で排泄音が聴取出来ました。ただ排泄音が聴取される時間は二度あり、一度目は嚥下直後(1~2秒後)に聴取され、二度目は10秒前後でした。また排泄音の性状は、一度目は「ベチャ」という感じで、二度目は「ボコボコ」という感じでした。
・腹部触診上、胸骨最下端(剣状突起)、心窩部と左季肋部に著明な緊張と圧痛がありました。また臍部の左右でも同様の緊張と圧痛がありました。さらにS字結腸付近でも著明な緊満感と圧痛がありました。左の鼠径靱帯に軽度の緊張と圧痛がありました。しかし膨隆はありませんでした。
・臀部触診上、左のアルコック管付近と坐骨結節上外方付近で、著明な緊張(硬結)と圧痛がありました。同部の押圧で、直腸-肛門付近に放散痛が誘発されました。Sさんによると、「(左の坐骨結節上外方付近は)仰臥位で寝た時に痛くなる部位です」と仰っていました。

 



➂ 治療目標と整体治療
     ⑴    胸部の筋膜および胸膜(特に左側)の癒着を解放する
     ⑵    上外側上腕皮神経の腋窩での癒着を解放する
     ⑶    後上腕皮神経の腋窩での癒着を解放する

・胸膜解放テクニック
・上外側上腕皮神経解放テクニック
(三診目より追加)
・後上腕皮神経解放テクニック (六診目より追加)

 

 

 




 

④    経過と結果・・・
・初診治療後、

左肩を過外転して頂くと、激痛を起こすことなく左上肢を真上に180度過外転することが出来ました。ただ、左上肢を5度ほど背方に移動した状態で過外転すると、三角筋付近に激痛が生じ、90°以上の過外転はぶきませんでした。


・2診目来院時、

左肩の過外転は出来ましたが、左上肢を5度ほど背方に移動しての過外転は、90度までしか外転できず、その段階で左の三角筋付近にかなり強めの疼痛が生じていました。
 

・4診目来院時、

「(前回の施術後)左腕を後方にしても肩を真上まで上げることが出来るようになりました。痛みも大分軽くなってきました」と仰りながら、左腕を後方に位置して過外転されていました。また「左手の振戦もかなり減っています」とも仰っていました。
 

・5診目来院時、

「いゃ、前回よりももっと左腕が上がるようになりました。背中の肩甲骨にも手が届きますし、痛みもほとんどありません」と仰っていました。
 

・6診目来院時、

「左腕を上げるのに問題はありませんでしたが、左腕を動かした何かの拍子に、左上腕後面(後上腕皮神経領域)にピキッと神経痛が走る時がありました」と仰っていました。施術後、そのピキッとした神経痛は解消されていました。
 

・7診目来院時、

「右肩に比べるとやや動きが制限されますが、ほぼ問題なく生活できるレベルになっています」と仰っていました。
 

・8診目来院時、

7診目と同じくほんの少しだけ制限は残っていますが、仕事や日常生活に支障がほとんど無いので、以降は時折りのメンテナンス的な来院をする事にして、本件の集中治療を終了する事にしました。





⑤     今回の症例の概説、、、
五十肩の定義とは・・・「肩関節周囲炎」
・五十肩は肩関節周囲炎とも呼ばれ、文字通り肩関節周囲の組織、例えば筋肉や関節包あるいは靱帯や腱に炎症などが生じ、それによって肩周囲の疼痛と共に、肩の運動(特に過外転)が制限される病態、と定義されています。しかしそこには不明な点も多くあり、この定義が全てを現しているとはいえないようです。

 

 


“いわゆる五十肩”とは・・・肩関節以外に原因がある五十肩 ?!
・実際五十肩の患者さんの中で、上記定義に当てはまらない(☚肩関節周囲組織に炎症が生じていない)、肩関節の疼痛と運動制限がある、”いわゆる五十肩患者さん”も意外に多いのでは、と感じています。


・何となれば、、当院に来院される”いわゆる五十肩患者さん”の診察において、整体師レベルとはいえ、どう診ても肩関節周囲組織に炎症所見が見当たらない五十肩患者さんがほとんどだからです。

 

・言い方を変えると、その様な”いわゆる五十肩患者さん”の大半は、肩周囲の組織自体に問題があるのではなく、別の組織に問題があって、それが五十肩にそっくりな症状を呈しているのでは、と考えられ、その様なタイプの”いわゆる五十肩患者さん”は相当数いるのでは、そして本症例のSさんもそのタイプのお一人だったのでは、と思われます。


【参考資料=肩関節以外に原因があった五十肩症例】
◆ 五十肩/フローズンショルダ―と整体治療 患者Mさん=53才-女性・主婦/の症例
胆嚢、胸膜、消化管の内臓整体で改善した症例の解説です

 




“いわゆる五十肩”の診察セオリーとは、、、
・その様な”いわゆる五十肩患者さん”は、肩関節周囲組織に炎症が無く、どこか他の別の組織に何らかの病態があって、それが五十肩様の症状を呈しているのですから、逆に言えば”いわゆる五十肩患者さん”が来院された際、五十肩の原因がどこにあるのか、一々数多くの組織を見ていく必要があるので、ある意味面倒な作業となります。


・とは言え、その診察には幾つかのセオリーがあるので、それに従っていけば、自ずとその原因部位が診えてくることが多いものです。Sさんにもその幾つかのセオリーを当てはめると、ある程度その原因が見えていました。それは単純でした。それは、
1.    腕を挙上する機構(筋肉など)に問題があるのか
2.    腕の挙上を妨げる(引っ張る)問題があるのか

でした。

 

 


Sさんの“いわゆる五十肩”は、2の肩の運動を引っ張って妨げるタイプ ?!
・Sさんの場合、それは2のタイプでした。それは上記1について考えると、左腕を挙上する機能側、例えば腕の挙上に関する筋肉やその神経系、あるいは肩関節の構造に問題が見当たらなかったからです。従って上記2の機能、つまり腕の挙上を妨げている要因を見つければよい、という事になります。

Sさんの場合、それは胸部の筋膜あるいは胸膜そのものだったのでは、と推測しました。

 

 


Sさんの“いわゆる五十肩”は過去の事故/外傷歴が遠因か、、、
・そこでこの仮説を裏付ける既往歴などが無いか、と色々と問診しましたが、残念ながら肺炎、気管支炎あるいは重度の虫歯、歯周病などの既往歴はありませんでした。

「…おかしいな~、この仮説は間違っているのかな~」と思いあぐねていたのですが、改めて根掘り葉掘り聞くと、病歴というよりは、事故/外傷歴が多数あったことが分かりました。それも左胸部に集中してです(☚Sさんの五十肩は左肩!!)


・それを列挙すると以下のようになります。
1.    20代の頃に梯子から転落し、左の肋骨(R3~5/腋窩付近)を骨折した
2.    30代から十年間ほど空手をされていて、稽古相手の蹴りによって、上記と同じ部位を骨折した
3.    7年ほど前に追突事故にあい、シートベルトによって左の肋骨(R11、12)を骨折した
4.    4年ほど前から一年に数回程度、原因不明の腹部の激痛(特にS字結腸部)に襲われる事がある
5.    30代前半に脂肪肝の指摘を受けた
6.    視診上、胸骨下角は約90度開いていました

 

 


事故/外傷時の出血や膿瘍が五十肩の原因の可能性・・・一種の後遺障害?!
・上記1~3で分かる様に、Sさんは左胸郭に骨折や打撲による損傷を度々繰り返されていたようです。つまりその際に出血や膿が相当漏出/参出し、それらが左の胸膜や筋膜に浸潤-流注している事が推測されます。そのほとんどは吸収or貪食されて処理されますが、やはりその一部が残存する事もあり、それが左半身の色々な部位に蓄積し、様々な組織の癒着の原因になりえる事が予想されます。

 


その証左の一つが上記4の主に左下腹部の原因不明の腹痛にあるのでは、と考えられます(左胸郭からその下部である左下腹部に流注し、S字結腸部などを癒着させていて、それが腹痛の原因の可能性)。

 


肋骨の開大も五十型に関係する ?!?
・また上記5、6から、肋骨が大きく開大傾向にある事が推測されます(脂肪肝による肝臓肥大→肋骨開大、胸骨下角約90度→肋骨開大)。この事は胸膜や筋膜が常に引っ張られて緊張している事が推測されます。言い方を変えれば、胸膜や筋膜にはいわゆる”遊び”が無く、チョットした牽引刺激に対してすぐに反応し、その動きを制限する「舫い(もやい)」、いわゆる船をつなぎとめる綱の役割りが強調されていたのでは、と思われます。

 

  

 


Sさんの“いわゆる五十肩”の治療方針とその結果 !!
胸膜の治療と神経の治療・・・

・以上の事からSさんの”いわゆる五十肩”の主因は肩周囲組織にあるのではなく、胸郭にあるのでは、、、と仮説を立てたわけです。そこで上記「➂ 治療目標と整体治療」掲げる治療目標

⑴    胸部の筋膜および胸膜(特に左側)の癒着を解放する
を設定し、それに対応する整体治療である、
・胸膜解放テクニック
を施術したわけです。

 


・この整体治療は著効を示しましたが、ただ残念なことに左腕をやや後方に転じての外転、過外転に対しては効果が無く、相変わらず疼痛と過外転不能の状態がありました。

 

・そこでその際の疼痛部位を改めて検証すると、その部位は「上外側上腕皮神経=腋窩神経の枝」である事が分かり、その事によって「上記1~4によって絞扼されているのは胸膜、筋膜だけでなく、腋窩を走行する上外側上腕皮神経も同様なのでは」、と考えました。

 


・この仮説は臨床所見とも合致します。つまり上外側上腕皮神経は鎖骨下から腋窩に入り、外側腋窩隙から上腕上部の外側に出て、肩峰付近の知覚を支配する神経ですが、Sさんが腕を背部に移動させる動作はこの神経を引っ張る牽引刺激になるため、その時にのみ刺激されて神経痛を引き起こす事は、この解剖学的位置関係と合致するからです。
そこで、

⑵    上外側上腕皮神経の腋窩での癒着を解放する
目的で、それに対応する整体治療、
・上外側上腕皮神経解放テクニック (三診目より追加)
を施術する事にしたわけです。これも著効を得ました。

 

 


・・・そうは問屋が卸さない、、、
・しかし、世の中は「そうは問屋が降ろさない」の故事どおり、まだ完全ではなかったのです。この段階でSさんの五十肩はほとんど良くなっていたのですが、まだ上腕後面の神経痛様症状も残っていたのです。しかし考え方は同じで良いので、この件については上腕後面を支配する「
上腕皮神経(橈骨神経の枝)」の絞扼を想定し、その対応整体テクニックである
・後上腕皮神経解放テクニック (六診目より追加)
を施術し、これも著効を示しました。
これでほぼ完全に近い状態だと思われます。

 


Sさんの“いわゆる五十肩”のまとめ…空手や事故による外傷の後遺障害の可能性・・・
・ここでSさんの”いわゆる五十肩”につてまとめると、次の様になると思います。


空手や交通事故による度重なる胸郭左側面の外傷によって生じた出血や膿瘍が腋窩(上外側上腕皮神経、後上腕皮神経)から胸郭左側面を中心とした筋膜や胸膜に浸潤/癒着し、それが前者では左腕挙上時の疼痛刺激となり、後者では左上肢を引っ張って過外転を阻止する牽引刺激になっていた。そしてそれらに対応する整体テクニックで、それらはほぼ改善した。


・先述しましたが、現実的には五十肩の定義(肩関節の周囲炎)に当てはまらない、肩以外に原因のある”いわゆる五十肩患者さん”は少なくなく、その際にはそれぞれ異なる全く個別の原因があり、それらに適切に対応していく事で解決する可能性がある、、、その様な事を改めて感じた症例となりました。
 

 

余談ですが、、、
・余談ですが、腋窩での上外側上腕皮神経、後上腕皮神経の癒着刺激は、安静時や大きくない左上肢の運動では刺激源にまでは至らず、痛みの原因にはなっていなかったのではないか、と思われます。

それ以上に大きな運動時に始めて刺激される様な癒着であったのでは、と思われます。

その根拠ですが、
・上肢の知覚検査では、左右差はありませんでした。
・上肢の徒手筋力テスト(MMT)では、左上肢の過外転は疼痛のために不能でしたが、左右の筋力差はほぼありませんでした。

などがあります。

 


・つまり上記二つの所見で分かる様に、解剖学的肢位(☚手のひらを正面に向けた気をつけの姿勢)では運動神経および知覚神経に問題が無く、正常な反応だったからです。言い方を変えれば、解剖学的肢位は各関節がノーマルな位置を言いますが、過外転の様な肩関節が大きく可動された時にのみ当該神経が”引っかかる“様な癒着だったのでは、と推測されるからです。

 

 

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