坐骨神経痛(?) 座位から立った時だけの大腿後面のしびれ感の整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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坐骨神経痛(梨状筋症候群?!)の整体治療
座位から立った時だけの大腿後面のしびれ感の症例より…
患者Aさん=61才-女性-主婦の症例


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①    Aさんの病歴・・・
患者Aさんは、別件(後鼻漏緑内障、他)の治療で来院されていましたが、数年前から、座椅子に座った後に立ち上がると、両下肢の後面が痺れて、ツッパリ感があり、足を伸ばしにくいので、本件も併せて整体治療する事になりました。


②    Aさんの診察
・Aさんは本件について整形外科を受診していないので、詳細な検査はしていないそうです。ただ、別件での血液検査では異常は無く、血圧は120/85mmHgで安定しているそうです。
・痺れ、ツッパリ感のある部位は両大腿の後面と膝窩の下方にかけてだそうです。立位なって数分間続くそうです。
・座椅子の座り方は、やや後方にのけ反るような姿勢で、正中に座るのではなく、例えば最初は右臀部に偏って座り、その座り方で疲れてくると、左臀部に偏って座る、、、という座り方を、交互にしているそうです。
・臀部の触診上、左右の梨状筋に著明な緊張と圧痛がありました。同部の押圧による患部位への放散痛はありませんでした。
・腹部聴診上、血管雑音はなく、グル音は弱く聴取出来ました。
・腹部触診上、腹部全判的に緊張がありましたが、特に心窩部から左季肋部の緊張は極めて強く、また圧痛もありました。腫瘤感はありませんでした。しかし、右鼠径靱帯中央付近の深部に(腸腰筋の下部と思われる)、緊張感のある腫瘤を触知できました。

 



➂ 治療目標と整体治療
    ⑴    硬化した梨状筋(上・下双子筋)を柔軟にする
    ⑵    梨状筋への血流を回復する

・梨状筋(上・下双子筋)解放テクニック
・内陰部動静脈解放テクニック

 





④    経過と結果・・・
・3診目来院時、

「座椅子に座った後の大腿裏側のツッパリ感は、少しマシになったようです」と仰っていました。
 

・6診目来院時、

「座椅子に座った後の大腿裏側のツッパリ感は、治療前の2/10程度で、ほとんどありませんでした」と仰っていました。
 

・7診目来院時、

「座椅子に座った後の大腿裏側のツッパリ感は、全くありませんでした」と仰っていました。以後9診目来院時まで、症状の再燃がありませんでしたので、本件の集中治療を終了する事にしました。

 





⑤     今回の症例の概説、、、
・今回のAさんの坐骨神経痛様の症状は、梨状筋あるいはその下方に位置する上・下双子筋の緊張による坐骨神経(特に後大腿皮神経)の絞扼神経性伝導障害が主因では、と思います。別の言い方をすると、正座後の足の痺れと似た機序では、と思います。

 

    

 

・ちなみに正座後の足の痺れは、腓骨頭の外側を廻る様にして下行する総腓骨神経が、膝を長時間屈曲することにより腓骨頭を梃として180度近く折り曲げられ、同神経が圧迫-麻痺する、絞扼性の一過性の神経伝導障害だと考えられます(血流障害も関係する事があります)。

 


Aさんの臀部筋肉群は、左右とも梨状筋だけが異常に緊張していました。梨状筋だけを特に緊張させるような運動はAさんには思い当たらないので、やはり座椅子での座り方に問題があるのでは、と思われます。すなわちAさんは、のけ反る様にして少し斜めに座る事により、梨状筋だけが臀部と椅子の座面の間に当たる事で、同筋だけに体重による負荷が加わり、同筋だけ緊張状態に陥ったのでは(☚圧迫による同筋の虚血などが原因?)、と思われます。


・そしてその梨状筋の緊張により、梨状筋下孔から出てくる坐骨神経(特に大腿後面を支配する後大腿皮神経)が絞扼刺激を受ける、いわゆる梨状筋症候群に一時的に陥っているのでは、と思われます。ちなみになぜ一時的か、というと、おそらくですが梨状筋の緊張は体重負荷によるものなので、その体重負荷が立位になる事により解除されると急激にその緊張が回復するので、後大腿皮神経の絞扼刺激も解除され、Aさんの大腿後面のしびれ感も自然に消失したのでは、と思います。

 


・とは言え、長年の生活習慣により、ある程度慢性的な梨状筋の緊張が持続していたので、初診の検査時に、異常な緊張として梨状筋を触診できたのでは、と思います。


・以上の事から、梨状筋の緊張を緩和する整体治療=「梨状筋(上・下双子筋)解放テクニック」と、同筋への血流を確保するための「内陰部動静脈解放テクニック」を施術し、同筋の緊張緩和を図る治療目標で臨みました。すると6診目には大幅に改善し、7診目には全く症状の発現が無かったので、上記仮説で概ね妥当であったのでは、と思います。

 

 

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