腰痛(左臀部の横)の整体治療  | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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腰痛(左臀部の横)の整体治療
患者Kさん=41才-女性/主婦・自営業の症例

 

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① Kさんの病歴・・・
別件で来院中の患者Kさんは、数年前から慢性の腰痛で悩まれていました。腰痛の部位は左臀部の横面だそうです。激痛ではないので日常生活や自営のお仕事はできるのですが、常に腰痛が気になって集中できないことが多いそうです。整形外科での診察では骨に特に異常が無いとの事で、鎮痛剤や塗布薬の処方をされていますが、特段の改善は無いそうです。他に鍼灸治療院や整体院などにも行かれていますが、変化が無いので今回の治療となりました。

 

 

 

② Kさんの診察
・整形外科ではレントゲン以外の検査も受けたそうですが、特に異常は無かったそうです。血圧はやや低めだそうです。
・便秘や下痢は無いそうです。貧血や体重の変動も無いそうです。
・腰痛と月経周期とは関連しないそうです。20代まで生理痛が強かったそうですが、30代以降は生理痛がほとんど無くなったそうです。
・腹部聴診上、血管雑音やハム音は聴取出来ませんでした。グル音はやや亢進気味でした。
・腹部打診上、特段の所見はありませんでした。肝脾腫もありませんでした。
・腹部触診上、左季肋部深部に著明な緊張と圧痛がありました。しかし腫瘤感や抵抗感はありませんでした。また、左下腹部深部にも緊張と圧痛がありました。
・腰の前屈や後屈など、腰痛が悪化する動作や軽減する動作は特に無いそうです。安静時でも軽度の腰痛があるそうです。
・中殿筋は左右とも緊張気味で、それぞれ圧痛がありました。MMTの左右差はありませんでした。
・股関節の可動域に左右差は無く、股関節の可動による腰痛増悪もありませんでした。アンピルテストも陰性でした。
・神経学検査では左臀部横面は右の同部位より知覚が50%程度に減弱していました。また、左臀溝部も右の同部より7/10程度に知覚が減弱していました。その他の領域で知覚差はありませんでした。下肢へのしびれ感は左右とも無いそうです。
・脊椎に特段のサブラクセーションや側彎などはありませんでした。

 

 

 

③ 治療目標と整体治療
     ⑴ 十二指腸上行部(D4)~空腸曲領域の緊張緩和
     ⑵ 梨状筋下孔の緊張緩和
     ⑶ 上記より腸骨下腹神経、後殿皮神経の絞扼を解放する

・平滑筋テクニック
・腸骨はがしテクニック

 

 

 

 

④ 経過と結果・・・
・初診施術直後、Kさんの腰痛はほとんど解消していました。また、左臀部横面と殿溝の知覚減弱もほぼ解消していました。


・5日後の2診目来院時、「この5日間でほとんど腰痛は感じませんでした」とKさんは仰っていましたので、初診時と同様の施術後、本件治療を終了する事にしました。

 

 

 

 

⑤  今回の症例の概説、、、
・今回のKさんの腰痛部位である臀部横面は腸骨下腹神経の支配領域である事から、同神経の走行部で何らかの絞扼性神経障害が生じている可能性が、一番に予想される病態だと思いました。絞扼する病変は色々な事が考えられ、中には腫瘍・腫瘤性の病変など、生命に関係する病態もあるので、注意が必要です。

 


・しかし、今回のKさんの症例は初発から数年が経過している上、体重変動や貧血、左季肋部から左側腹部~左下腹部の腫瘤感や血管雑音、あるいはその他の重篤な所見が特に見当たらなかったので、とりあえずは上記②「Kさんの診察」で得られた所見「左季肋部深部に著明な緊張と圧痛」が腸骨下腹神経を絞扼して腰痛を発症している主因ではないか、と考えて治療計画を立てました。

 


・「左季肋部深部に著明な緊張と圧痛」の解剖学的部位ですが、これはおそらく”十二指腸上行部(D4)から十二指腸空腸曲”かけてだと思われます。同部は十二指腸が腹膜裏面の深部の隙間から腹膜内に進入して半回する部位ですから、常に同部平滑筋群の緊張と疲労を蓄積させやすい部位だと思います。Kさんもその疲労が蓄積していた為、その緊張がL1-脊髄前肢である腸骨下腹神経を絞扼していたのかもしれません。

 

 


・従って、同部の疲労と緊張を緩和する上記「平滑筋テクニック」により神経絞扼が開放されたため、腰痛の改善や知覚減弱などが改善したものと考えます。

 

・また、神経学テストで知覚減弱が診られた「左臀溝部」ですが、これはおそらく後殿皮神経がS字結腸の緊張により絞扼されて生じていたのでは、と推定します。これも平滑筋テクニックや腸骨はがしテクニックで神経絞扼を解放する事で、知覚減弱が改善したものと推定します。

 

 

・可能性の問題ですが、20代のKさんは生理痛が酷かったそうですから、その頃から子宮内膜症的な機序が腹腔内で生じていて、腹腔各部位でそれによる炎症-癒着が生じていたのではないでしょうか。30代以降生理痛は改善していても、その頃の内膜症の後遺症としてD4-空腸曲部やS字結腸部位に癒着等が残存していた為、各神経を絞扼する原因の一つとして加担されていたのかもしれません。女性にこの手の症例が多いのも、上記推定が大きな遠因になっているのでは、と思われます。

 

 

 

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