An Bettina Brentano.3 | ドイツ,ピアノ日和

ドイツ,ピアノ日和

メルヘンと芸術の国ドイツから発信中、ミュウのブログにようこそ!

綺麗で詩的なベートーベンのラブレターにすっかり

ほれぼれした私。日本語に訳すとどうも変なので、

ベッティーナに書かれた第三通目とされている

手紙の一部を、原文でも載せてみます。


本

-Was kam mir nicht alles in den Sinn,

wie ich Sie kennen lernte,auf der kleine

Sternwarte, während dem herrlichen Mairegen,

der war ganz fruchtbar für mich.


(5月の、美しい雨の降る日、天文台で

あなたに出会った時のように、私は、何もかも考えることができなく

なってしまっていました。私にとって、本当にひどいことでした..)


Die schoensten Themas schlüpsten damals

aus Ihren Bildern in mein Herz,die einst

die Welt noch entzückten sollen, wenn der

Beethoven nicht mehr diriegiert.


(その時、ベートーベンがかつてこの世で

指揮したことのない、彼を恍惚とさせるべき

最も美しいテーマが、あなたの姿から私の心に滑り落ちたのです。)


Schenkt mir Gott noch ein

paar Jahre, dann muß ich

Dich wiedersehen, liebste, liebe Freundin,

so verlangt es die Stimme, die immer

recht behält in mir.


(神よ、もう少し、何年かをプレゼントしてください、そうなれば、私はもう

一度あなたに会わなければならないでしょう。それほどまでに、

私の中に残っている彼女の声を欲しています。)


Geister können auch einander lieben,

ich werde immer um den Ihrigen werben,

Ihr Beifall ist mir am liebsten in der Ganzen Welt.


(魂はお互いに愛し合うことができ、私はいつも

あなたのものになりたいと願っています。

あなたからの賛美が、私にとって世界で一番愛しいものなのです。)



........


Ach Liebes Kind, wie lange ist es schon her,

daß wir einerlei Meinung sind über alles!

Nichts ist gut, als eine schöne, gute Seele

haben, die man in allem erkennt,vor der man

sich nicht zu verstecken braucht.


(ああ、ぼくの愛しい子、いったいいつからなのでしょう、

私達の意見はどこもかしこも同じようではないですか!!!

全てを知られていて、その人には隠す必要が無い、

そんな、素敵な魂を持っているということ、これほど

よいことはありません。)


最後は、


G o t t!  w i e   l i e b ' i ch  S i e!

(神よ、私はどれほどあなたのことを愛していることか!)


で終わっています。


これは本では第三通目とされていて、第二通目には

幸せな結婚をお祈りします、と書かれているので、

本当はもう叶わない恋だと知っているベートーベンのようですが・。


「5月の、美しい雨の降る日に出あった」二人。

これは全く偶然だけれど、今日は5月の雨の日でした。


ドイツの五月の美しさを歌った歌は多いです。

5月はドイツでは一年で一番綺麗な季節だと思います。

私も5月が一番好き。


このところ夏のような晴れ続きでしたが、たまには雨もよいですラブラブ

(写真は、家をちょっと離れた住宅街。雨の様子は伝わりにくいけれど・。)

ベートーベンの手紙に、少し切なくなった雨の日でした・・。



amenohi










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