機械を減らして人を増やす価値とは⁉有名酒蔵の代表が語る | 久保佑輔の Be Player!Try Challenge!

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久保佑輔です!
千葉出身。スポーツ、お酒が好きです。
好きなことに触れる中で得た気づきなど、
投稿していきます。

みなさん、こんにちは。

 

 

久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)です。

 

みなさんは日本酒はお好きでしょうか?

 

今回は、現在では有名なとある酒蔵の代表が会社を立て直したインタビュー記事がありましたのでご紹介します。

 

ジャーナリストからの転身!何に価値があるか

出典元:Unsplash

 

今回ご紹介するのは秋田県で1852年創業ととても長い歴史を持つ老舗の酒蔵「新政酒造」です。

 

そんな新政酒造の8代目である佐藤祐輔さんはもともと作家を志望していたということもあり、出版社での編集を経てフリーのジャーナリストをしていた時に出会った日本酒を通して興味を持ち始め、継ぐつもりはなかったという実家の酒蔵に戻りました。

 

佐藤さんが家業を継いだ2007年ころは、会社の経営状態が悪い状況でしたが泊まり込みで約5年酒造りをしてお客様に喜んでもらえるお酒を追求した末に誕生したのが「No.6」を始めとする現在も大人気の日本酒なんだそうです。

 

無事に業績も回復して2012年には赤字を脱却することに成功すると日本酒の魅力、文化的価値を広めたいと感じていた佐藤さんは温度管理ができる最新型のタンクでの製造から杉の木桶で製造する古来からの方法に変えました。

 

この手法は今ではなんと行っている業者もいないとのことで、江戸時代や明治時代の文献を参考に日々トライ&エラーで行っているのだそうです。

 

そんな杉の木桶を用いた醸造方法により木桶に様々な微生物が住み着いて他にはないような独特な風味を出してくれるのだそうです。

 

そんな佐藤さんは「なんでこんな素晴らしいものがあるのみんな知らないんだ」というジャーナリスト時代にも通ずる精神で、伝統的な文化や魅力を発信するためイベントや法人の設立、Youtubeでの情報発信など精力的に動いています。

 

 

おわりに

 

佐藤さんは「僕には壮大なビジョンはない。質の良いお酒を造り続けたい」と話されています。

 

上述の製造方法の変更は機械をへらして人を増やすという時代に逆行するようなもので、人件費や手間暇のかかる手法に変更したのもこのひとことのビジョンに尽きるのではないでしょうか。

 

業績が回復した直後に他では誰もやっていない伝統的な手法に変更するという決断も簡単なことではなく大きな決断だったと思います。

 

それでも壮大ではないとご本人は話されていますがとても素晴らしいビジョンを持って日々精力的に活動されている佐藤さんは経営者としてとても素晴らしいと思います。

 

そんな佐藤さんは酒造りや会社の経営がまったく苦痛ではなく、寝なくてもよいくらいとにかく大好きなんですと語っていました。

 

私たちも何か明確なビジョンを持って没頭するような生き方が出来たらよいですね!

 

 

今回はここまで!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

おわり。

 

久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)

 

参考文献: