みなさん、こんにちは。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)です。
先日、フランスで行われた全仏オープンでのニュースが話題になりましたね!
今回は賛否両論の声が上がった一件とその後のことをご紹介しようと思います。
ショッキングな失格から数日後の快挙!!
出典元:iStock
今回ご紹介するのは日本のプロテニスプレーヤーである「加藤未唯」選手です。
加藤選手は小学校低学年からテニスを始めると高校生の時には全豪オープンのジュニア大会・女子ダブルスで準優勝、全日本ジュニア選手権のシングルスで優勝してプロ入りします。
2016年にダブルスでツアー初優勝、2017年には全仏オープンの本選にシングルスで初出場するなどプロ入り後も実績を残しています。
そして今月、全仏オープンに出場した加藤選手は4日に女子ダブルスの3回戦に臨みました。
事が起きたのはリードした展開で迎えた第5ゲームのポイント間、加藤選手が相手コートに返そうと打ったボールが長くなってしまい相手コート後方にいたボールガールの頭部にノーバウンドで直撃してしまいます。
泣き出してしまったボールガールを見て加藤選手は謝罪しますが対戦相手は危険なプレーだと主審に伝え、当初警告のみだったジャッジが一転して失格と賞金及びポイントを剥奪されるというペナルティを受けることになり加藤選手は涙を流しながら会場を後にしました。
試合後に故意ではなかったことと謝罪を述べた加藤選手でしたがこの判定には世界中で様々な意見が交わされ大きな話題になっていました。
しかし失意の中にいた加藤選手ですがこれで全仏オープンは終わりではありません。
翌5日にはパートナーを変えた混合ダブルスでの準々決勝が控えておりこの試合を見事勝利すると観客からは昨日の件から温かい拍手と「加藤」コールが起きていました。
7日の準決勝では失格の憂き目に遇った女子ダブルスでのパートナーを対戦相手に迎え、ストレート勝ちをして自身初の決勝進出を果たします。
そして迎えた8日の決勝戦、第1セットを奪われてしますものの第2セットを取り返して迎えた第3セットのタイブレークの末、加藤選手の初となるグランドスラム初タイトルとなる優勝を果たしました!!
おわりに
突然の失格というショッキングな判定に遭う中、翌日に控えた混合ダブルスの試合に望んだ加藤選手の心情はとても困難な状況だったと思います。
実際、混合ダブルスの優勝をした際にはこの数日間精神的に大変だったと述べています。
どんな状況でも翌日以降に控えている試合に全力で取り組む加藤選手の精神力やプロとしての姿勢にとても感動しました!
また準決勝を戦った女子ダブルスのパートナーからは自らも失格になったにも関わらず、試合後には笑顔でハグを交わしながら決勝へのエールと次は負けないよと述べるなどの美しいスポーツマンシップも見られました。
失格に関しては様々な見解や意見はありますが、困難を乗り越えた人が周りの人へ与える感動やスポーツの素晴らしさだけは揺るがないものだなと感じました!!
私たちも目の前のさまざまな困難を乗り越えていきましょう!!
今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)