みなさん、こんにちは。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)です。
先日、日本プロサッカーリーグ2部(J2)に所属する「ジェフユナイテッド市原・千葉」(以下、ジェフ千葉)の本拠地でとあるモニュメントの除幕式が行われました。
遺したレガシーは語り継がれていく!
出典元:iStock
今回公開されたのは故「イビチャ・オシム氏」の実物大のモニュメントになります。
ボスニア・ヘルツェゴビナ国籍のオシム氏は、サッカー選手として1964年の東京オリンピックに旧ユーゴスラビア代表として出場するなどの活躍をして選手としてのキャリアを終えると監督業を始めます。
母国の代表監督を務めるなどしたのち、新しい挑戦として2003年にジェフ千葉の監督として来日すると低迷していたチームを若手選手(通称:オシムチルドレン)中心の「考えて走るサッカー」をテーマに作り上げて2005年にはリーグ戦で2位の好成績を収めるとともにクラブ初タイトルとなるカップ戦の優勝をする快挙を成し遂げました。
その手腕が認められ2006年にはサッカー日本代表の監督に就任すると、千葉時代同様の考えて走るサッカーを標榜しジェフ千葉の教え子を始めとする若手を代表で登用してチームを作り上げきます。
しかし2007年11月にオシム氏は自宅にて脳梗塞で倒れ、緊急搬送され一時危篤になるものの、幸いなことに一命をとりとめましたが監督業の継続は困難なため日本代表の監督を志半ばで退任することになりました。
その後は監督業に戻ることはなく、母国へ帰国して以降も時折元気な姿を見せていましたが2022年5月に80歳で亡くなられました。
ジェフ千葉は多大な影響を与えたオシム氏の功績を称えて、クラウドファンディングにて支援を募り今回のモニュメント披露に至りました。
モニュメントはジェフ千葉の本拠地・フクダ電子アリーナ近くに設置され、これから試合観戦に来たジェフ千葉のサポーターを見守ってくれるでしょう。
おわりに
オシム氏が日本で指導をしていたのは4年半ほどですがこの短い期間に日本サッカー界に与えた影響力は計り知れません。
オシム氏の考え、哲学などは「オシム語録」と称され書籍として出版されるなど世間でも大きな話題になりました。
かつて指導を受けた選手はオシム氏の勇気づけてくれた言葉や指導を受けたことが選手として、そして人生のなかで一番良かったことと述べています。
オシム氏が亡くなった後の昨年11月にはジェフ千葉で指導を受けた選手と日本代表で指導を受けた選手が集まり行われた追悼メモリアルマッチには日本を離れて15年ほど経つにも関わらず大勢の方がスタジアムに足を運びました。
人に多大な影響を与えるということは時間の長さなどでは決してないのだなと改めて感じます。
私たちも人に良い影響を与えていけたらいいですね!
今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)
参考文献: