みなさん、こんにちは。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)です。
突然ですが、みなさんはレストランは利用したことはありますか?
今でこそ、リーズナブルな値段で美味しい料理が楽しめるファミリーレストランや、シェフが腕を振るったコース料理が楽しめる高級レストランなど、様々ありますよね。
どのレストランにも共通して言えることとして、料理を提供するためにレストランには食材があるという事です。
しかし、食べられるにも関わらず捨てられる食材や料理もあるようで、農林水産省からの発表によると、破棄された食材や料理が約643万トンもあるそうです。
前年度から3万トン減ったものの、世界の食料援助量約320万トンに迫る勢いのようです。
そんな状況から、2018年の夏にブラジル・サンパウロが2日間限定でオープンした「食材のないレストラン」が話題を呼んだそうなので、今回紹介していきます。
食材は家庭の冷蔵庫から
レストランなのに食材がないという状況に、不思議に感じた方もいるでしょう。
そもそものコンセプトとして、料理に使う食材を店が用意するのではなく、お客さん自身が家の冷蔵庫から食材を持ってくるというものらしいです。
専用のバッグに入れてレストランに食材を持ち込むと、気鋭のシェフ、デイビット・ヘリッツ氏がそれを五つ星料理へと変身させてくれていたようです。
このレストランを手がけたのは、アメリカの大手マヨネーズ会社ヘルマンズです。
人々の食品廃棄物の問題への関心を高め、同時にどんな料理にも同社のマヨネーズが合うことをアピールするために、このキャンペーンを実施したようです。
サンパウロにオープンした食材のないレストランでは、利用客が「もう使えないと思っていた」食材が次々とフレンチコース料理のような一皿として登場したようです。
最後に、参加者には「家でも作ってみてね」という思いも込めて、請求書の代わりに料理のレシピがプレゼントされました。
レシピは動画でも公開され、冷蔵庫でだめになりかけていた食材がグルメな一皿に生まれ変わる様子が話題を呼んだと同時に、約2700種類の食材をゴミ箱行きから阻止したようです。
まとめ
いかがでしたか。
アメリカのとあるマヨネーズ会社の発想と行動力によって、面白い形でフードロス問題に取組んでいるなと感じました。
確かに、家庭内の食材は使わなかったらそのままになってしまう物を、SDGsに取組みながら美味しい料理も食べられて一石二鳥ですね。
今後は、楽しみながら問題を解消していく取組みが増えてきそうですね。
おわり。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)
参考文献: