みなさん、こんにちは。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)です。
突然ですが、みなさんはエビは好きですか?
寿司、エビフライ、エビチリと和洋中、様々な料理に使われている魚介類を代表する食材と共に、好物としている方も多いのではないでしょうか。
そんな、誰もが知っているエビですが、どこで生産されているかご存じでしょうか?
現在、世界で消費されているエビの大部分は東南アジアのマングローブ域で生産されています。
そして、マングローブ林のエビ養殖池への転換は、東南アジアのマングローブ林が激減した最大の要因だと言われているようです。
また、マングローブ林は、多大なCO2を蓄える機能を持つと共に、絶滅危機に瀕した動物の生息地にもなっています。
実は、私たちがエビを楽しむことができる裏には、こうした豊かな環境破壊の要因となっているようです。
そんな中、ドイツのあるスタートアップ企業が植物性の素材だけを使い、環境に負荷をかけないエビ作りに着手している様なので今回、紹介していきます。
環境に配慮したヴィーガン・エビ
そもそも、ヴィーガン・エビという言葉を聞いたことがない方もいるかもしれません。
近年、スーパーやコンビニで大豆ミートのお弁当を見かけたり、カフェで植物性のミルクを見かけたりするようになってきたと思います。
同じように、ヴィーガン・エビもシーフードの代替として注目されています。
ドイツのスタートアップ企業であるNumi Foods(ヌミ・フード)の取組みとして、おいしく健康的なシーフードの代替品を提供を目指しています。
また、ヴィーガン・エビを通して環境とのバランスを保ったフードシステムを作り出すことも目標に掲げています。
具体的な製法として、伝統的なシーフードを分子レベルに落とし込むバイオテクノロジーのアプローチをとっており、味、質感、栄養にこだわりながらヴィーガン・エビづくりを行っています。
Numi Foods(ヌミ・フード)によると、消費者が気軽に植物性エビを選べるような環境を作ることができれば、大きなインパクトを与えられると考え、ヴィーガン・エビの開発に踏み切ったのだそうです。
現在、Numi Foodsの代替エビは、従来の養殖エビに比べて、CO2排出量を最大70%削減することに成功しています。
まとめ
いかがでしたか。
今まで、大豆ミートや植物性ミルクはよく見聞きしていましたが、シーフードにまで代替品の開発が進んでいるという事は素直に驚きました。
と同時に、街中で植物性のヴィーガン・エビを見かける日はそう遠くないなとも感じました。
CO²による環境問題も、僕たちの小さな意識から変えて、行動に移していきましょう。
おわり。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)
参考文献: