みなさん、こんにちは。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)です。
みなさんは、普段、何を主食にしていますか?
パンや麺類を主に食べている人や、最近では、健康ブームでオートミールを食べるという人も、多いかと思います。
確かに、パンや麺類、オートミールも美味しいですけど、やはり主食は、白米や玄米を食べる人が多いのではないでしょうか?
農林水産省が実施した「食生活・ライフスタイル調査」によると、日本人全体の約40パーセントが白米や玄米などの米食を中心としているようです。
多くの人に食べられている白米や玄米ですが、年々、生産者が減少していることも事実らしく1965年(昭和40年)には、400万戸あった生産者の数も2020年には約90万戸まで減っている現状もあります。
そんな生産者不足と品質向上を目指して取り組んでいる、スマートアグリフードのプロジェクトの一環である、「スマート米」について紹介していきます。
安心な食卓を未来につなげる
そもそも、スマート米という言葉を初めて聞いた方も多いと思います。
スマート米とは、AIやドローンを使い、農薬使用量をできるだけ抑えて育てられた、あんしん・安全なお米の事です。
AIが病害虫の検知や、作物の葉色を診断し必要な場所のみに、必要な分だけドローンで農薬散布、施肥を行います。
それによって、農家の方の手間を省き、環境にも食べる方にも安全なお米を栽培することをスマート米と言うそうです。
定期的にドローンで農薬散布や、施肥を行ってくれるのであれば、農家さんたちも他の作業を行いますし、品質向上にも直結していきますね。
管理をドローンやAIに行ってもらいつつも、お米農家の方も豊富な経験値からこだわりをもって生産しているようですよ。
スマート米2022(2021年度産)のお米は、8品種を揃えており、コシヒカリ、まっしぐら、つがるロマン、天のつぶ、ミルキークイーン、にじのきらめき、ひゃくまん穀、ひとめぼれを、青森から兵庫まで多彩な地域で育てているらしいです。
いずれも減農薬に取り組んでおり、それぞれ残留農薬不検出、節減対象農薬50%以下、特別栽培米として安心して食べられるように工夫しているようです。
まとめ
いかがでしたか?
生産者が減少している中でも、ドローンやAIの力で、品質のより良いお米を届けようという気持ちを、僕は感じました。
同時に、日々当たり前のように食べているお米ですが、相当な工夫と時間を費やしたものだと改めて感じました。
SDGsの取組みのひとつである、持続可能な食品のひとつとしてこれから、より一層大切にしていきます。
おわり。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)
参考文献: