みなさん、こんにちは。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)です。
僕のこのブログでも度々取り上げていますが、今世界中で食品廃棄や、食品ロスが増えてきています。
イギリスでは2018年に約960万トン、日本では約612万トンもの食品が廃棄されてきているようです。
家庭、レストラン、工場、食品小売店など様々なところから発生する食品廃棄ですが、少しでも減らすにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで今回は、イギリスの小売大手である「マークス&スペンサー(M&S)」が取組んでいる食品ロス対策を紹介していきます。
食品廃棄を削減する3つの対策
早速、紹介していきます。これをきっかけに、食品小売業から発信している対策を知ると共に、理解も深めていきましょう。
一つ目は「野菜とフルーツの賞味期限の表示をナシにする」ことです。
マークス&スペンサー(M&S)は2022年7月、イギリスの店舗で取り扱う300種類以上のフルーツと野菜の、賞味期限の表示をなくすと発表をしたようです。
これにより、M&Sが販売する生鮮食品の85%に賞味期限が表示されなくなるらしいです。
これは、家庭からの食品ロスを減らす工夫のひとつで消費者が賞味期限の表示を見て、まだ食べられる食品を捨てることを防ぐ効果があります。
2つ目は「熟したバナナの購入を進める”バナナ袋”」です。
M&Sは2021年以降、熟したバナナ3本以上を25ペンス(約40円)で販売する取り組みも行ってきています。
バナナを買った人には、ヴィーガンのバナナマフィンとバナナブレッドのレシピを紹介し、熟したバナナも美味しく調理できることも伝えています。
M&Sによると、消費者は黒い斑点のないバナナを買いたがるため、スーパーでは多くのバナナが廃棄されるようです。
M&Sは、熟したバナナを「お菓子やパンにぴったりなバナナ」とアピールすることで、食品ロスを減らそうとしています。
三つめは「売れ残ったパンを冷凍パンにする」です。
2020年に始まった、売れ残ったパンを冷凍のガーリックパンにして販売する取り組みがユニークだと感じました。
冷凍パンにすると、30日間保存できるらしく、1パック1ポンド(約160円)から買うことができるようです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お客様に美味しそうと思ってもらえるような工夫が詰まっているなと、僕は感じました。
それと同時に、価格以外にその商品がこんなにも魅力的で価値があるものだと伝えることも、僕たち経営者が考えるべき仕事であり課題なのだとも感じました。
僕も、自分が取り扱っている商品がこんなにも魅力的なのだと伝えられるように、日々考えていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)
参考文献: