2023年8月3日(木曜日)

 

夜中1時、また39度近く熱上がり、解熱剤飲む。

汗かいて体温戻る。

水飲む。

寝苦しい夜。

朝4時前、東の空の朝に向かう様子が美しかった。

 

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主治医のおの先生は、病室で話する時、わざわざ屈んで、ベッドの上に座る私に目線を合わせてくださる。(冷徹若先生は、立ったまま上から話す)ので、私は、おの先生は、もう100%信頼して、エイリアン撃退していただくことにしている。

 

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緊急手術、として取れない予約が繰り上がった。来週の木曜日の午後

 

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土曜日に山友の料理上手Aさんが、

日曜日に仕事取引先のYさんが、

「まかせろ、母ちゃんご飯作って持ってったる!」って心強いお言葉。

 

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癌先輩Yから、「入院生活のQOL上げるヒント」をもらった。入院しているからといって、それっぽい服を着ている必要はない。空間に彩りをと思い、カラフルなジェラピケを着て、「歩く美術館」と呼ばれてたと。そして華麗なダンス動画も。病院の廊下で、イタリア人みたいな色使いのパンツはいて、クールなステップ刻む男。シビレル。すごく元気もらった

 

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通訳ガイド仲間の一人が、実はほぼ1年前の癌先輩だったことが昨日わかり、今日、早速来てくださる。葡萄と桃とさくらんぼの差し入れありがとうございます。抗がん剤4月に終わり、今、ベリーショートにマニキュアの色を入れて、オレンジ色の鮮やかなサマードレス。先日はハイキングもしてこられたとかで、1年後こうしていられるのかな、と、もう彼女の存在は、ものすごく励まされた。ウィッグも実物を見せてくださったり、帽子とのセットが意外と役立つとか、帽子だけでも意外といけるとか、医療用は高いから、ファッション用も悪くないよ、もう、実践的な話もありがたい。抗がん剤は、「吐き気すごいとか、それ昔の話だから。今いい薬がどんどんできているので心配しなくて大丈夫。波を理解すれば、平気な時は、仕事もご飯食べに行ったりとか、なんでもできる日も沢山あるよ」って。

さらに、立山ハイキングのルートなどを教えてほしいと言われ、何かを頼られるのも嬉しいことに気付かされた。山の話している時は、元あった世界に戻れる。

 

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QOLを上げる活動:「通常は1週間に1回なんですよ」ってシーツ交換を、「毎日熱出して汗かいて気持ち悪いとゴネたら、替えてくれた。万歳。サラサラのシーツ。

 

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QOLを上げる活動:YouTubeの広告を外す。私の貴重な時間、15秒でも勿体無い。

 

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9Fのレストラン「青山」は、割烹料亭がもとになっているのか、美味しい。1週間ぶりのシャバのご飯、ミートソーススパゲティの、コッテリした美味しさが舌の上に残り、もう今日は1日幸せでいられる

 

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冷徹若先生が、午後ひょっこりと。「先生は冷たすぎるって私の中の評判です」「僕はこういう性格だからしょうがないんですよ。担当変えましょうか?でも結構、後から、はっきり言ってもらってよかったって言われますよ」と、いつものように飄々と。イヤなやつではないことはわかったし、私の手術は、この人にお任せするしかなのだから、仲良くしておこう。

「手術よろしくお願いいます」「できるだけ頑張ります」「いや、全力で頑張ってください」笑。こういう人なのだ。お忙しい中、くだらない話も含め、質問にはちゃんと答えてくださった。

で、最後に、今日も爆弾発言だ。「Tさんの癌細胞は、ちょっと特殊というか、化学療法効きにくいかもしれないんですよね。でも全然効かないわけじゃないし、やらない選択肢はないので、一個一個、進めていきましょう」。。。。また遠くに「死」がチラつく。少し泣く。でも、あんまり遠くは見過ぎないようにする。今、今できること、今日が最高の1日になるように。今ここで胸を塞がれたら、今日という貴重な1日が無駄になる。

 

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Aに仕事のお金の振り込みをしないと行けないんだけど、億劫なので、頑張らずに、明日に回すことにした。今の私の目標は、「頑張らない」。

 

お茶タイムしながら気楽な本読むことにします。

 

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夕食は、ぽんちゃんが買ってきてくれた浅草今半のすき焼き弁当。今日は2食外食しちゃった。栄養素は、ちょっとダメダメだけど、たまにはこういう日も必要。

 

 

本日の治療

今日から新しい抗生物質1日3回(8時間おきなので、朝一と夜寝る前が辛い)

鉄分1回

ロキソニン 解熱剤として 1回。もしかしたら、今から夜中にもう1回

2023年8月2日(水曜日)

 

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朝食を、

Le Grenier à Painのpain au chocolatと、cold pressの美味しいオレンジジュースと、タリーズ(病院の1Fにタリーズ入ってる)のカフェオレにしてみたら、めっちゃ気分いい。病院食は、自分が病人、って気分にさせる負のオーラをもっている。たぶん具合が悪い時は美味しいんだろうけど、今は美味しくない。今日は栄養士にその話をしてみる。何も切った張ったしてない私は、胃腸関係は、今はすこぶる快調なのだ。

 

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昨日から、精神がめっちゃ安定している。なぜ。覚悟決めたから?胆座ったから?

 

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ここ、医者と看護師が、主任級除いて若い。若すぎる。おかげで、あんまり頼りにしすぎる、甘える癖がつかないのがいい。疑問に思ったら、すぐ自分で聞く。自分で主導権握って、こうしてほしいと訴え続ける。(でも看護師さん、一生懸命だし優しいし、かわいいです。ありがたい)

 

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39度まで上がり、メンタルダダ下がり。CIRエイリアン(ヤクザ)の攻撃、激しいっぽい。

 

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外科的な、自分で処置できる場所は、すんごい痛い。小指を机のかどにぶつけるだけ、薔薇の棘が指に刺さるだけで、痛い痛い、なんとかしようと思う。なんとかできるから痛く感じて、その場所に注意を向けさせる。

でも内科的な、体の奥の痛みは、私が知覚しても何もできないので、痛みは、すごーーーーい弱いシグナル、なんとなくボーっとした痛みしか発信しないんだそうだ。でも、それに気づいてあげて、医者にかかる=医者はその痛みをなんとかしてくれる、のが、私がやることなんだろう。

そして、今はどんどん医療が進んでいるので、できることが増えているけれど、私がもし100年前、いや、50年前だって、癌の治療出来なかったら、寿命ここまでだ。50歳は、決して早くなかった。最近まで。(2023年でよかったよ!)

 

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続々と、「実は私も」「実は私の家族も」、婦人科系癌と向き合っている知人たちがでてきて、(しかも最近!、私みたいに悲劇のヒロインぶることなく、静かに)、これがすごいレアな病気じゃない、ってことが身にしみてわかった。「私は健康だから大丈夫」ってなんて傲慢な過信。みぬ振りしてた

 

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情報センターのシガさんとおしゃべり。ウィッグ情報、家族会の存在、手術になったときに、どんなことが待ってるか知りたいって話をしておく。

 

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R防衛軍のQOL向上委員長の私は、今日もより良い生活を思いつく。自由食なので、ご飯は、本当に、外からでもいいらしい。明日栄養士さんに話して、いつまでにキャンセルしたら良いのか聞く。朝は、ヨーグルト&ナッツ&手作りジャム、でいい、というか、こっちの方が100倍良い。

 

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ここにいると月日の観点がなくなる。今日で6泊目。1週間になってしまった。想定外の長さ入院してるよ。熱は37度台。微妙。次の血液検査で、ジャッジされるのか。。。

 

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ぽんちゃんが、ひっさしぶりにプレゼントをくれた。オーガニックな、森の香りのアロマを!え、こんな嬉しいチョイスしてくれるようになったのかー。嬉しい。

 

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ご飯食べたり点滴したり検査したりリハビリ行ったり、書き物したり、意外と暇になることなく、むしろあっという間に1日が過ぎていく。

 

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今日の心は、ここ2週間で一番落ち着いている。ぽんちゃんとは、深刻な顔でため息つくより、冗談言って笑ってる方が良い。もう向かう目標は見えたので、そこに向かって走るだけ。あ、走っちゃいけないんだった。一歩一歩進むのみ。

 

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悲劇のヒロインになっている暇はない。カッコ悪いしな。

 

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10年以上前に担当してくれていた美容師さん。一番好きな美容師さんOさん。久しぶりに連絡したのに、親身になって、ショートのスタイルや、ウィッグの相談に乗ってくれ、それがまた、ポカポカとありがたい気持ちに。

 

私は、たくさんの人に支えられている。ありがたい。

 

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今日の治療

抗生物質点滴2回

鉄分点滴1回

解熱剤(錠剤)1回

熱はいまだに39度までスパイクを繰り返す。

2023年8月1日(火曜日)

 

私にいついた癌の名前は、また変更されました

R防衛軍 vs CIR (cancer in Ryoko)エイリアン軍。 これだ。

私はこれから、R防衛軍が、全力で戦えるよう、援軍(抗生物質、そして抗がん剤)を送ったり、場所(私の体調と心)をストレス少ないものにすることに、全力を尽くすことを誓います!

 

 

今日のQOL改善点:

 

点滴の時間をずらした。入院したタイミングでカウントされているので、毎回23時に1時間の点滴が始まる。辛い。変えられる?と聞いてみたら、すぐに2時間前倒しになった。なんだ、こういう提案、こういう細かいことまでは、医療チームは考えないんだな。

 

1週間に10万歩は歩いていた私だ。動かなすぎて逆に死ぬ。。。と冷徹若医者に訴えたら、リハビリ科に予約とってくれた。で、ようやく今日からスタート。ボールやゴム使って、足の筋肉トレーニングと、有酸素運動のために自転車漕ぎ。たった40分だけど、気分変わる、し、動けばお腹も空く。良いことしかない!自分の機嫌は自分でとらないと!

(リハビリルームは、未来に向かっているエネルギーしかないので、なんかポジティブで、あの部屋好きすぎた)

 

病院食の味気なさ。今は食事制限何もかかってないので、持ち込みでもなんでもよい、と言われ、果物やヨーグルト、100%ジュース。そして今日、京都錦小路で買ったふりかけを自宅から持ってきてもらったら、あのボソボソご飯がちゃんと食べられた。

 

心のケア、話し相手に、緩和ケアチームの窓口へ。Sさん、という看護師さん相手に、毎日30分、時間をもらえることに。不安なこととか、まとまってなくても、話を聞いてもらえ、アドバイスもらえると、落ち着いてくる。

 

心穏やかな状態を作るために、いろいろ改善していこう!

 

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癌先輩のYから

「人が本当の意味で覚悟を決められるのは、気合とか根性でなく、愛と感謝なのだと思います」

また深い言葉出たな!

 

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「人は絶対死ぬ。

  いつ死ぬかは誰にも分からない。

   でも死ぬまで人は生きている。」

 

最近読んだ本の何かに書いてあった。当たり前、と思うじゃん?

コロナになってから、6月になると、ラッキョウをつける習慣ができた。最近、どんどん老いを感じさせる父と一緒に。父の故郷の鹿児島産らっきょうを。背中が曲がって、いつの間にか小さくなっているの背中をみると、来年も一緒につけられますように!と切に願っていたが、その意味は、100%、私が居残る側で、私が先抜けする側の可能性は、これっぽっちも考えてなかった。傲慢だった。人がいつ死ぬかは誰にもわからないのに。勝手に自分の寿命は90歳くらいかな、とか設定してた。(平均寿命よりちょっと上、ってイメージ)

来年も一緒にラッキョウつけたいです。

 

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緩和センターの看護師sさんと話した内容で、なんだか、救われたことが

「データは、事実の積み重ねにすぎないし、平均値だったり、それが自分に当てはまるなんて今は考えない方がいい。ただ、目の前のタスクをクリアすることに注力するのが、今やること。熱下げて、抗がん剤いれて、手術して。それ以上は考えなくて良い。」

 

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今日の昼は、東京はいきなり真っ暗になって、ゴロゴロ雷雨の天気ショーが窓の外で繰り広げられ、これが山の中でなくてよかったよ、この絶対的な安全地帯で見る嵐は、美しいなぁと思う。

 

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隣に今日入室した若い感じの患者さんは、明日から抗癌剤?放射線? でも、口調から、何度かやっているのか、すでに慣れているらしく、自分の副作用への対応なども、ハキハキと返事してた。ちょっと整体にきたくらいの明るさで看護師さんと話していて、あ、悲劇の主人公になってる場合じゃないな、このポジティブ、なんでもないよモードの方が、かっこいいな、と思う

 

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登山方面の同業者からメッセージ。

彼女は、怪我で長期間現場に出られなかったけれど、「行程考えるとか、相談に乗るとか、通訳するとか、病室でもできる仕事はあったから、なんかあったら連絡しますねー!」って。嬉しすぎる。そうだね、同じじゃなくても、できることを探せばよいよね。ゼロにしなくても、私には今までの経験値がある。

 

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手紙の末尾につける「ご自愛ください」の意味は、今は本気でわかる。

本当に、みなさん、ご自愛ください。健康のためにいろいろ気を付けていたって、病はするっとやってくる。

だから、自分の体の小さな声を蔑ろにせず、全力で私を生かしてくれているこの奇跡のような身体を、大事に大事にしてください。他人任せでなく、自分で。

 

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今日の治療

抗生物質点滴2回、

鉄分点滴1回、

解熱のためのロキソニン1回

2023年7月31日(月)

 

久々に1Fの総合受付(外来)に行って驚いた。

1週間前、初めて足を踏み入れた時は、うぁ、病院だ、辛気臭い!と思ったのに、今日は、クリーンな14Fの病室と違って、下界というか、雑多ないろいろが混じっていて、こんな悪魔の巣窟みたいな場所に、私ここに長くいては行けないと思ったのだった。たった1週間で、私は違う世界に入り込んでいる。

 

病院が心地よいのは、病気だからなんだな。

頑張れないから入院してるんだな。

 

*病気=こないだまでの自分がうまく保てなくなること 

(「どこからが病気なの」)

 

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シャワー中、次のお見舞いお願いリストに、「香りの良いオーガニックシャンプー」と思いつき、あ、でももうすぐ私髪無いじゃんと気づき、泣く。

 

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午前中は、リハビリ科の先生にあう。「元気な時は、体動かしたいんですよ。2週間前までは、1週間10万歩歩いてたので」と言ったら、笑われた。自転車漕ぎと、ゴム使っての筋トレとか、メニュー考えてくれるらしい。明日、担当が決まる。違う部屋、やることができると嬉しい。リハビリ室に、体力キープのためにいる時間は、TRから、ARに戻ってる。(昨日の名前の話です)

 

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自分が持つ交遊範囲の広さは、本当に宝物だ。自分で褒めてあげたい。

話を聞いてくれる、それぞれ違う立場から話ができる友人知人が、たくさんいる。そして、今の時代、ネット環境さえあれば、病室からでも彼らと交流できる。これは本当にありがたい。

 

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お姉ちゃん、って心の中で思ってる友人&仕事仲間Tが、出張終わって駆けつけてくれた。私が言いたいことを、ちゃんと掬ってくれる人。話すことで、自分の考えはまとまり、そして癒しになる。いきなり癌だと言われ、多分、いや絶対にどうやって接していいのかと惑ったと思うけれど、勇気出して来てくれた。フルーツとジュースいっぱい持って!

経験を通してしか見えない世界がある。今回の経験は大変だと思うけれど、それを乗り越えられる力のある人だから大丈夫、リョーコさんなら大丈夫、って気がついて、連絡した、と。嬉しかった。

仏教は病院のようなもの、健康な時には意味わからないし必要ないけれど、四苦=生、老、病、死に苦しんだ時、病院で処方される薬のように、仏の教えが救ってれるのかな、という、通訳ガイドならではの「仏教どうやって説明するか」あるある話とか、これも同じ仕事仲間ならでは。

最後に、ぎゅーーーーーーーってハグして、また甘えてね!来るからね!と帰っていった。

 

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熱は、39度までは上がらなくなった。37−38度台をキープなのだが、それでも、熱が下がらなければ、退院は叶わず、緊急手術という次のオプションが出てくるので、なんとしても、抗生物質に、体内マフィアと闘ってほしい。体の主は、何もできないので、よく寝てよく食べて、くよくよせずに笑ってることくらい。

 

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冷徹若先生にムカムカしてたけど、今思うと、

衝撃すぎる話をいきなり伝えられるより、なんとなく輪郭分かっていて聞く方が気持ちが楽だったかも

あと、「あんまり先を考えず、今やることに集中すること」っていう言葉も。今は熱を下げることだけに集中するしか無い。

 

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午後、主治医の先生から、とうとう、正式な診断が下された。

もう、癌なのはわかっていたし、軽く無いのも分かっていたけれど、思っていたよりも、さらにキツい現実を突きつけられた。隣で聞いていたぽんちゃんは、「俺は新聞記者だから、全部メモする」とノートとペン広げていたくせに、何も書けてなかった。まあ、そのくらい衝撃的。彼はそのまま会社に電話して休みにしてた。

 

夕方、落ち着いてベッドで血液検査の結果を見ていたら、もうびっくりするぐらい、私の身体はボロボロになっていて、半分以上の数字が、大きすぎるか、小さすぎる。私の身体の中の小さな防衛軍は、巨大マフィアと必死に戦っていたんだな、宿主の私には何も知らせず、こんなにも戦っていたんだな、それなのに、身体に負担ありそうな運動強度高い日々を呑気に送っていてすみません。

 

足は太いし、サリーちゃんみたいに5頭身だし、整った美人顔じゃないけれど、自分の身体をこんなにも愛おしく思ったことはない。私は私の意志で生きてるんじゃない。身体が勝手にいろいろ働いてくれて、生かされているのだった。頑張ってる身体の防衛軍たちを私は手助けしようにも、自分で何もできる手はずもなく、だから病院にいるんだけど。頑張れ防衛軍。

 

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夕食時、また夫が戻ってくる。「俺は決めたよ。涼の希望は全部やる。そのマフィアが憎い、怒ってるよ!」と、怒りモード全開なのだった。彼は彼で苦しいだろう。私の気配のある家で一人でいるのは、この病院で寝る私よりも、辛いと思う。でもなぜか、私は彼とは泣いたり怒ったりしたくない。馬鹿話して、一緒に笑っていたい。後で気づいてラインで送ったけれど、私が彼に望むのは、心身ともに健康でいてほしい。私の病がストレスで、病気になってほしくない。

 

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夫と初めて一緒に行く産婦人科で、赤ちゃんでなく、マフィア(癌)の存在を告げられ、その日の夜に、「この憎きマフィアに名前つけようぜ」といろいろ言い合う、あまりにもシニカルな現実に、二人で笑ってしまう。チャップリンの、「人生は近くでみると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」、とは違うのかな、でも、ブラックジョークにも程がある。

ちなみに、マフィア(癌)の名前は「Rマフィア」と命名されました。

 

 

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今日の治療

抗生物質点滴2、鉄分1、解熱は点滴レベルじゃ無いので、ロキソニン錠剤。ちょっと前進?

 

 

ふと思った。

罹患して、いろいろ体験談読み漁ったり、子宮体がんとは?という直接的な本は目にしたけれど、

 

そもそも、癌てなんなの?

なんでこんな健康なのに私病気なの?と思い手にした本。

癌先輩Yに教えてもらった。

 

今日届いたばかりなので、今から読みます。