ユニコーン名作劇場『スターな男』 | 週刊少年マサ斉藤

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どんなつらい世の中も「GO FOR BROKE!」当たって砕ければ大丈夫!!

それでは解説のマサさん・・・・・・マサさん・・・?マサさん!!解説中に寝ないでください!

J-WAVE TOKIO HOT 100
2009・2/22 No.1


WAO!
UNICORN














【ユニコーン名作劇場】









『スターな男』(1991年リリース)








作詞・阿部義晴











♪ようこそここへ 噂のロックン・ロール
今夜も きめる 濡れ手に粟の素敵なお仕事






司会者「ヘ(゚∀゚*)ノさあいよいよ今年の漫才日本一を極める「マン-1グランプリ」の優勝者の発表となりました!今年の栄えある「マン-1グランプリ」の優勝者は・・・・・・・・・





「プレイングマニュアル」のお二人です!おめでとうございます!!







ボケのヤス「マジですか!!?(((( ;°Д°))))うおおーーーーーー!!やったーーーー!!ヾ(@^(∞)^@)ノ優勝だ!!ホント、信じられませんよ!!」
突っ込みのキー坊「о(ж>▽<)y ☆やったなヤスぅ!!やっぱりお前の言うとおり、決勝のネタは「犯人はヤス」で行ってよかったなぁ!!」
司会者「おめでとうございます!!優勝賞金1000万円とトロフィーの授与です!!」
ボケのヤス「γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞやった!!苦労してここまで頑張ってきた甲斐があった!!」
司会者「≧(´▽`)≦やりましたね~プレイングマニュアルのヤスさん!ネタ中はヤスさんがかみまくり、途中突っ込みのキー坊さんが「ガチつっこみのグーパンチ」をしたアクシデントもありましたが、やはり「漫才のネタ」がすごくおもしろかった!!あんなにおもしろいマンザイのネタは全てヤスさんが考えているので?」
ボケのヤス「(´∀`)ええ、まあ・・・・結構時間がかかるんですけど、毎日悩んでネタを書き上げた甲斐がありました!!本当にありがとうございます!!m(_ _ )m」





???「・・・・・・・・・・・・」





司会者「ヽ(゚◇゚ )ノそうですか!喋りのセンスはないけれど、ネタを作るセンスだけは他の漫才師よりも抜きん出ていたのが勝因と言う訳ですね!!それでは最後に、この優勝のよろこびを誰に伝えたいですか!?」
ボケのヤス「ヾ(@°▽°@)ノそうですね・・・・・・・・やはり今テレビを見ている


僕とキー坊の両親にこのよろこびを伝えたいです!!






???「・・・・・・・・・・・・」





司会者「そうですか!!それでは「マン-1グランプリ」に優勝した「プレイングマニュアル」のお二人に大きな拍手を!!ヘ(゚∀゚*)ノ」
ボケのヤス「о(ж>▽<)y ☆やったーーーーやったぞぉーーーーー!!見てるか!!母ちゃーーーん!!ヾ(@°▽°@)ノ」






・・・・・・・・・・・・・・・・





大物芸人「(*^ー^)ノいやあ。お疲れさん。良かったよぉ~!!ボケのヤスの喋りはいまいちやったけど、キー坊の間髪入れない突っ込みと、やはりマンザイのネタが他のコンビよりも抜きん出てたな。」
ボケのヤス「ヾ(@°▽°@)ノあ・・・ありがとうございます!m(u_u)m」
大物芸人「しかしなあ、ヤスぅ。「マン-1グランプリ」に優勝したら、これから先バンバン仕事来るでぇ~!今までヒマだったのがウソみたいに忙しくなるから覚悟しときや。
ただ「マン-1優勝者」という看板を持っているだけで「ギャラ」も相当良くなるから、かなりおいしいんやけどね♪ただ番組に出て、笑ってるだけでもう何百万ががばっと入ってきてもう・・・ウハウハ♪」
ボケのヤス「あ・・・そうですか・・・いやぁ~楽しみだなあ・・・・(*^o^*)」
大物芸人「それに「マン-1グランプリ」優勝したら、女にメチャクチャモテるから「あっちの方」も忙しくなるから、寝てるヒマないでぇ~?:*:・( ̄∀ ̄)・:*:」
ボケのヤス「ヘ(゚∀゚*)ノえ・・・・本当ですか?」
大物芸人「当たり前や!!この番組「生中継」されてたから、もう優勝した今の時点からお前は「モテモテ芸人」や!!もう女優・アイドル・モデル・女子アナ全て即食べ放題のバイキング状態!!」


ボケのヤス「:*:・( ̄∀ ̄)・:*:・・・・女優・・・・アイドル・・・・モデル・・・・女子アナが全てバイキング状態・・・・♡♡」



大物芸人「試しに、ちょっと女性のいるクラブに行こか?もうメチャクチャモテるで!!半端なくモテるで!!・・・・・あ、それともヤスすでに「本命の彼女」おるん?」
ボケのヤス「(・Θ・;)え・・・・・・?いやっ・・・!!そんなのいませんよぉ!(;´▽`A``「マン-1優勝」の目標を果たしたし、これから彼女を作ろうかな~と思ってるところで・・・・・・・・・・・」











(言えない・・・・・コレからアイドル・女優と、毎晩「素敵なお仕事♡」ができるのに、自分にはすでに「あんな彼女」がいるなんて言えない!!)














♪だけども誰にも言えません
私のあの娘は 平凡 無趣味 掃除好きの地味な女
夜が明ける頃 お家で待ってる








AM.4:00








ボケのヤス「・・・ただいま・・・・・・・・って、ヽ((◎д◎ ))ゝウワっ!!お前まだ起きてたのかよ!!」


ヤスのあの娘「( ̄_ ̄ )・・・・・・・・・・・・言わなかったね。


ボケのヤス「(・Θ・;)・・・・・・・は・・・・・?何が・・・・・?」
ヤスのあの娘「( ̄_ ̄ )だから・・・・・・・・・・・・ヤスくん「マン-1グランプリ」で優勝したら、生放送中に私に向かってプロポーズしてくれるって、言ったよね。」
ボケのヤス「(゜д゜;)あ・・・・ああ・・・・そんなこと言ったっけ!?うれしさのあまり、言うの忘れてた・・・・(;´▽`A``」
ヤスのあの娘「・・・・・・(/_;)/~~私、ヤスくんが「マン-1」で優勝してプロポーズをしてくれるって言うから、必死で私があの漫才のネタを書いたのに・・・・・(x_x;)」
ボケのヤス「(°д°;)・・・ああ・・・・・アレは本当にありがとう!!「マン-1」に優勝できたのは、キミのおかげだメグ!!
これから「マン-1」に優勝してどんどん忙しくなるから、これからももっともっとネタ書いてくれよ!!お願いだ!!頼むよ!!オレが「一人前の漫才師」になるためにはキミの力が必要なんだ!!!!
ヤスのあの娘「・・・・・私が漫才のネタを書いて、それでヤスくんが一人前の漫才師になったら、今度こそ私にプロポーズしてくれる?(ノ_・。)」
ボケのヤス「(*゜▽゜ノノ゛☆当たり前じゃないか!!これからもメグがおもしろい漫才のネタを作って、オレたちがネタを披露する!!そして、このまま漫才師としてのステータスが上がったら、お前と結婚するだけではなく、ゆくゆくはオレたち二人で芸能プロダクションを起こそう!そして社長はもちろんメグ、おまえだ!!」



ヤスのあの娘「(゜д゜;)・・・・・私が・・・・芸能プロダクションの社長・・・・・・・・」



ボケのヤス「だからその大きな夢のためには、メグの力が必要なんだよ!!」
ヤスのあの娘「(〃∇〃)ヤスくん・・・・・・信じて、いいんだね・・・・?」
ヤス「もちろんだよ!!さあこれから忙しくなるぞ!!売るほどのスポットライトを浴びて、観客を漫才で爆笑の渦に巻き込んでやる!!!о(ж>▽<)y ☆」









♪スポットライト売るほど浴びて
一晩中さ 覚悟してろよ 心の叫び












・・・・・・ところが「マン-1グランプリ優勝」したボケのヤスが一晩中売るほど浴びたスポットライトは「漫才の舞台」ではなく「バラエティ番組の照明」だった。
そもそもネタを「彼女」に任せ、お笑いのアドリブセンスもないボケのヤスにバラエティ番組をこなす力もない。最初こそ「マン-1優勝者」という肩書きで大物芸人にいじってもらえたが、すぐに飽きがきて仕事は全く来なくなった・・・・・・・








ボケのヤス「!(´Д`;)ああ・・・・・・優勝した当時はあんなにチヤホヤされたのに、たった一年でここまで飽きられるとは・・・・・(_ _。)はああ・・・・・・・番組で共演した女性芸能人と「夜の素敵なお仕事」をしていたあのころが懐かしい・・・・・・」







♪振り返るな 振り返ると終わり この世はそんなもの







ほどなく一発屋で終わった「プレイングマニュアル」しかし全国放送のテレビで名前が売れたせいか、地方ではまだまだ人気があり、プレイングマニュアルは地方都市を中心に「全国ツアー」し始めた。



♪貸し切りジェットで ツアーは続く



ボケのヤス「(=◇=;)・・・ウワっ!!ジュースこぼした!!・・(°Д°;≡°Д°;)・・・・(-。-;)しかし・・・・こんな20年前のデリカ。どこで借りてきたんですか?」
マネージャー「仕方ないだろ。3ヶ月で日本全国回るのに衣装やら音楽やらを持って行くとなると、電車よりも金がかからないんだよ。」




♪貸し切りデリカで ツアーは続く




突っ込みのキー坊「・・・・・・あのさ、ヤス。ちょっと相談なんだけどさ。」
ボケのヤス「・・・・なに?」
突っ込みのキー坊「実は、今度「ぴん芸人」としてのオファーがきてるんだよね。でもコンビのバラ売りだと、プレイングマニュアルの一発屋というイメージがついてよくないから、こんなしがない地方のどさ回りやってるくらいなら、いっそのこと「ぴん芸人」としてやって行こうと思うんだ!!」
ボケのヤス「・・・・・って・・・。(;°皿°)つまり「解散」ってこと!!!?」





・・・・・こうして「プレイングマニュアル全国ツアー2009」の途中で、コンビは電撃解散!!しかしその記事は東スポのベタ記事に載る程度の、小さい物であった・・・・・





ただのヤス「( ̄Д ̄;;・・・・ああ・・・・・・これからまた再起を誓って漫才に力を入れようって時に、コンビ解散なんて・・・・・・一流の漫才師になると信じているメグにどう説明すりゃいいんだよ・・・・・・・・ただいまぁ~・・・・(((( ;°Д°))))うわっと!!なんだこの原稿の量!!?」
ヤスのあの娘「あ、お帰り~早かったのね。見てみて~!(≧▽≦)/ヤスくんがいない間に、こんなにたくさん「漫才のネタ」を書いたんだよ!!このネタをやれば、観客は絶対大爆笑すること間違いないよ!!」
ただのヤス「・・・・・・・・(-。-;)あの・・・・・そのことなんだが、メグ・・・あのさぁ・・・・(-"-;A」
ヤスのあの娘「ヾ(@°▽°@)ノさあさあ早く漫才のネタを読んで!!どれがいいかなあ?右肘から父さん、左肘から母さんが出てきて、その場で二人がディープキスする漫才がいいかなあ・・・それとも、これからの高齢化社会に向けた東京タワーでケンカする100歳と98歳の漫才がいいかなあ・・・・どれもおもしろいネタなんで迷っちゃう♪о(ж>▽<)y ☆」



ただのヤス「・・・・・(・Θ・;)・・・・・・・・・・・・・」








♪だけども「解散」は言えません
私のあの娘は 清純 貞淑 料理好きのできた女
オイラを信じて生きている





ヤスのあの娘「γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞはははーーーーーー!!この漫才すごくおもしろーーーーい!!これなら今年もまたその翌年も「マン-1グランプリ」優勝すること間違いないよ!!それでその賞金を使って私たちの芸能プロダクションを作る・・・・・うふふ・・・楽しみだなぁ~♡:*:・( ̄∀ ̄)・:*:」



ただのヤス「・・・・・・・・・・・・・・(T▽T;)・・・・・」








♪ようこそここへ 悲しき漫才師
今夜もきめる 濡れ手に粟の素敵なお仕事






ユニコーン名作劇場ラインナップ



『大迷惑』



『働く男』