原題:Stronger(2017年)
評価:★★★★☆
【STORY】
ボストン在住のジェフ・ボーマン(ジェイク・ギレンホール)は、別れた恋人のエリン(タチアナ・マズラニー)とよりを戻すため、彼女が出場するマラソンの会場に行く。だがゴール地点近くで爆破テロが起き、彼は両足を失ってしまう。昏睡(こんすい)から目覚めたボーマンは警察に協力し、そのおかげで犯人の目星がつく。(シネマトゥデイ)
【CAST】
ジェイク・ギレンホール
タチアナ・マズラニー
ミランダ・リチャードソン
クランシー・ブラウン
カルロス・サンス
リチャード・レイン・Jr
etc,,,
『ナイトクローラー』などのジェイク・ギレンホールがプロデュースと主演を務め、ボストンマラソン爆弾テロ事件の被害者の実話を基に映画化。
テロに巻き込まれ両足をなくした主人公が、さまざまな苦難を乗り越えていく姿に迫る。
ドラマシリーズ「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」などのタチアナ・マズラニーが主人公の元恋人を演じ、『愛しすぎて/詩人の妻』などのミランダ・リチャードソンらが共演。メガホンを取るのは『セルフィッシュ・サマー』などのデヴィッド・ゴートン・グリーン。
ボストンマラソン爆弾テロ事件が起きたのは2013年4月15日のこと。死者5名(容疑者含む)、負傷者は299人にも上ったこの事件から9年が経ったわけですが、当時ニュースで観た記憶は結構鮮明に残っています。何が起きたのかよくわからなかったけど衝撃は大きかった。
爆弾テロを起こした犯人が捕まって一件落着ってわけじゃなくて、被害者はそこからもずっと大変な思いをしてるのよね。
事件に巻き込まれて両足を失くしたってだけでしんどいのに、犯人の情報を提供して英雄として注目されて、傷も癒えてない中でそうやって周りにはやし立てられるのはつらいはず。この苦悩は計り知れない。
ジェフの家族がメディアに取り上げられるのをはしゃぎすぎてて特に母親ね、本人の気持ちを考えてないのがなんだかなぁって。そっとしておいてほしいっていうのも叶わず、でもそれのおかげでふさぎこまなかったのも事実なのかな。それ以上に彼女の存在はかなり大きなものだったなって思うけど。彼女が妊娠を告白したところでジェフが感情を爆発させたところは彼女からしたら悲しいけどやっと感情を爆発させてくれたなとも思って。
頑張る人を見て勇気や希望をもらえるし、もがきながらも実体験を伝えることは誰かに勇気を与えるし、始球式場面とても良かった!時間はかかってもまた立ち上がれるし、みんなあったかい!!同じ事件を扱った映画『パトリオット・デイ』も併せて観たいですね。