愛を読むひと | Let's watch a movie, shall we?

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映画は娯楽のみにあらず

感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:The Reader(2008年)

評価:★★★★☆

【STORY】
1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳も年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と恋に落ち、やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、愛を深めていった。ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消し、数年後、法学専攻の大学生になったマイケル(デヴィッド・クロス)は、無期懲役の判決を受けるハンナと法廷で再会する。(シネマトゥデイ)

【CAST】

ケイト・ウィンスレット

レイフ・ファインズ

デヴィッド・クロス

レナ・オリン

アレクサンドラ・マリア・ララ

 

etc,,,

 

幼いころに恋に落ち、数年後に劇的な再会を果たした男女が、本の朗読を通じて愛を確かめ合うラブストーリー。ベルンハルト・シュリンクのベストセラー「朗読者」を原案に、『めぐりあう時間たち』の名匠スティーヴン・ダルドリーが映像化。

 

第81回アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、ケイト・ウィンスレットが主演女優賞を受賞。

 

戦時中の罪に問われ、無期懲役となったヒロインを『タイタニック』のケイト・ウィンスレット、彼女に献身的な愛をささげる男をレイフ・ファインズが好演。物語の朗読を吹き込んだテープに託された無償の愛に打ち震える。

 

 

これまでに何度か観ようと思ってみてはやめてを繰り返して観てなくて、でもこの間久しぶりに地上波でタイタニックを観たらケイト・ウィンスレットの出演作品を観たくなったのでやっと観た!

 

“愛を読むひと”って邦題とても良いですね。ほんと愛だなぁって。15歳の青年と36歳の女性ってまぁ年の差!ってなるけどなんか純粋に互いを想い合ってる感じが良かった。

 

ケイト・ウィンスレットはタイタニックでもヌード披露してましたが、ヌードには抵抗がない女優さんなのかな。でもなんもいやらしさがなくて。

 

 

昇進して事務の仕事を任されるようになる場面でなんで嬉しそうじゃないんだろう?って思ってたし、その後なんで姿を消したんだろう?って疑問も裁判を受けているところでいろいろつながって。読み書きができなかったから物語を読んでもらっていたんだね。レポートも書けない事実を知っているのにその事実を知ってても言えないなんて切ない。

 

舞台はドイツだけど全編英語の本作。ユダヤ人が強制労働させられ大量虐殺にあったアウシュヴィッツ強制収容所や死の行進などの史実も出てきます。ハンナは看守として仕事を全うしただけといえばそうだけど、火事が起きても人命よりも看守として囚人を外に出せないという主張とかね、裁判シーンは結構重かった。

 

そのまま無期懲役で20年も刑務所生活で随分と年も取って。やっと出れるってなったのにそんな終わり切なすぎる。単なるラブストーリー映画ではなくいい意味で違う映画でとても引き込まれました。

 


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