原題:Hereafter(2010年)
評価:★★★☆☆
【STORY】
霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ(マット・デイモン)、津波での臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー(セシル・ドゥ・フランス)、亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する。(シネマトゥデイ)
【CAST】
マット・デイモン
セシル・ドゥ・フランス
フランキー・マクラレン
ジョージ・マクラレン
ジェイ・モーア
ブライス・ダラス・ハワード
etc,,,
クリント・イーストウッドがメガホンを取り、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた死と生をめぐる感動的なストーリーをつづるヒューマン・ドラマ。
死を身近で体験した3人の登場人物が悩み苦しみ、生と向き合う姿を真摯に描いていく。
主演は、『インビクタス/負けざる者たち』でイーストウッド監督作品にも出演したマット・デイモン。ほかに、『シスタースマイル ドミニクの歌』のベルギー人女優セシル・ドゥ・フランスや映画初出演のジョージ、フランキー・マクラレン兄弟が共演。彼らが見いだす生きることの素晴らしさが、ズシリと心に響く。
この映画が公開された当時映画館でアルバイトをしていた私。東日本大震災を受けて上映が途中で打ち切りになって、急に打ち切りにされるなんてないから、すごい印象に残っていた作品を本日鑑賞。人の死に関わる話だからかと思ったら冒頭に津波シーンがあったからなんですね。
しかも東日本大震災を受けて映画の収益の一部が義援金として寄付されたそうで、あの日から9年が経って知りましたがいろんなところで支援してくれてたんだなぁ。
コロナのこともあるけど、悲しいニュースが今年は多いように思えて、命に関しても考えることが多くて。この映画のように人の死を身近で感じた人はその気持ちに寄り添ってくれる人の存在で救われたりもするって思うし、まだ心が整理できてないと戸惑いとかあるよなって。
思ったよりも全体的に穏やかな話だった。最後も力があるからいろんな苦悩や孤独を感じてた主人公が、彼女はわかってくれるだろうと喜びを感じてる描写が、互いに通じ合ってる感じがよかったな。