博士と彼女のセオリー | Let's watch a movie, shall we?

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2009.02.16~ Blog開始

原題:The Theory of Everything(2014年)

評価:★★★★★

【STORY】

天才物理学者として将来を期待されるスティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)はケンブリッジ大学大学院に在籍中、詩について勉強していたジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い恋に落ちる。その直後、彼はALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命は2年だと言われてしまう。それでもスティーヴンと共に困難を乗り越え、彼を支えることを選んだジェーンは、二人で力を合わせて難病に立ち向かっていく。(シネマトゥデイ)


【CAST】
エディ・レッドメイン

フェリシティ・ジョーンズ

チャーリー・コックス

エミリー・ワトソン

サイモン・マクバーニー 

デヴィッド・シューリス

etc,,,

 

車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生を描いた人間ドラマ。

 

将来を嘱望されながらも若くして難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した彼が、妻ジェーンの献身的な支えを得て、一緒に数々の困難に立ち向かっていくさまをつづる。

 

 

監督は、第81回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作『マン・オン・ワイヤー』などのジェームズ・マーシュ。ホーキング役に『レ・ミゼラブル』などのエディ・レッドメイン、妻ジェーンを『あなたとのキスまでの距離』などのフェリシティ・ジョーンズが演じる。

 

第87回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、エディ・レッドメインが主演男優賞を受賞、妻ジェーン役のフェリシティ・ジョーンズも主演女優賞にノミネートされた。

 

去年の2018年3月14日に76歳で亡くなったのは記憶に新しいかと思います。劇中では余命2年なんて言っているところがあったけど、頭脳には影響はなく生涯研究をつづけた彼はすごい。

 

ホーキング博士の名前は知っていても彼がどんな人生を歩んできた課まではもちろん知らなくて、かなり早い時期に病気を発症して、それでも研究は続けないとって。妻になるジェーンも愛しているからと、互いに強いなぁって。

 

麻痺が出ているのがもはや演技に見えないほどで、エディ・レッドメインってすごいんだなって。徐々に蝕まれていく身体、食事も話すことも難しくなっていく様は観ていてしんどくなる。あと、実際の若かりし頃のホーキング博士の写真見たけどかなり二枚目で、結婚式の写真まじで再現度がすごい。

 

ていうか子供が3人もいたとは!!製作にあたって性生活は赤裸々にしないでくれという要望がったそうだけど、ティモシーの父親は誰なの?って言われてるのがね・・・。

 

 

でもジェーンの苦悩も忘れちゃいけない。夫婦生活や子供の育児、家事もしなくちゃならない中でのジョナサンの存在は大きかったと思う。彼も奥様を失くしているから気持ちに寄り添うことができる存在だっただろうね。

 

昏睡状態でも諦めず、ジェーンの存在がホーキング博士を長く生きさせた部分も大いにあったと思う。互いにとても忍耐強く、それでも声を失くしてメッセージボードでコミュニケーションを図ろうとするところは憤りとかもどかしさとかいろいろあるんだろうなって感じてつらかった。機械を通しての会話でアメリカ英語じゃんってなってるところはちょっと笑ったけど。笑

 

本当にユーモアのセンスのある人で、別れてしまうところは悲しいけれど円満な感じで。子供たちも立派に成長している姿と最後の巻き戻し演出良い感じ!見ごたえある作品でした!



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