評価:★★★★★
【STORY】
2010年8月5日、チリ。100年以上にわたって続いてきたサンホセ鉱山で、大規模な事故が発生する。食料と水の備蓄が3日分しかなかったことから、マリオ(アントニオ・バンデラス)をはじめとする生き埋めになった33人の作業員が生存している可能性は低いと思われていたが、事故から2週間以上のちに彼らの無事が判明。やがてゴルボルン鉱山大臣(ロドリゴ・サントロ)の指揮のもとで国際的救助チームが編成され、大規模なレスキュー作戦が進められていく。一方、地上から隔絶されてしまった彼らには、さまざまな問題が生じ……。(シネマトゥデイ)
【CAST】
アントニオ・バンデラス
ロドリゴ・サントロ
ジュリエット・ビノシュ
ジェームズ・ブローリン
ルー・ダイアモンド・フィリップス
マリオ・カサス
etc,,,
2010年に、チリのサンホセ鉱山で起きた落盤事故と作業員救出を実写化した実録ドラマ映画。
地下およそ700メートルで69日間も閉じ込められた33人の作業員と、彼らを助けようと尽力した人々の姿を追う。
メガホンを取るのは、「レモネード・マウス」のパトリシア・リゲン。『マスク・オブ・ゾロ』などのアントニオ・バンテラスを筆頭に、ジュリエット・ビノジュ、ジェームズ・ブローリンらが顔をそろえる。危機的状況でも、決して希望を失わなかった33人の精神に胸を打たれる。
すごく記憶に残っているのですが、もうすでに8年も前の出来事なのですね。最近ではタイで増水の影響で2週間以上も洞窟内の閉じ込められた少年たちが無事に救出されたニュースもあり、感動したことも記憶に新しいです。
鉱山の崩落事故で年間で亡くなる人が結構多いことも驚きだし、あんなにアリの巣のように穴だらけだったら崩落するのもたやすいのは納得。
終始泣きっぱなしで観ていたのですが、希望を捨てずにみんなで団結して信じつづけた鉱山労働者たちは強い。閉鎖的空間にあんな長期間いたら普通はおかしくなるのに、精神力にまず感動。
ドリルの音がして喜んでたけど反れてしまってがっかりするところとか、喜んでは落ち込んでっていう描写がみんな頑張ってるけどうまくいかない状況に胸が痛みました。でも政府が家族のためにテントを張ったり臨時の学校を用意したりしていたことは知らなくてすごいなって。
この事故と同じように記憶に残っているのは「chi chi chi le le le Viva Chile!(チチチ、レレレ、チリ万歳!)」っていう掛け声。万歳部分をここではチリ鉱山者たちという意味の、「los mieros de Chile!(ミ・ネ・ロ・ス・デ・チレ!)」に換えて言ってるのね。めちゃいけでテレビに岡村さんが帰ってきたときもパロディしてたね。
頭上に迫りくる岩がエンパイアステートビルの二倍ってもはやよくわからないでかさ。1人としてかけることなく地上に戻ってきたこの奇跡に感動!!ラストには実際の33人の鉱山労働者たちの元気な姿が見られるのでより嬉しくなっちゃいました。
ビバチリ!!チリ万歳!!って最後には一緒に叫びたくなる感動映画でした。みんなが助かって本当に良かった。