評価：★★★★☆
禁酒法時代のバージニア州、ボンデュラント3兄弟は密造酒ビジネスで幅を利かせていた。野心家の三男ジャック（シャイア・ラブーフ）は牧師の娘バーサの気を引こうと苦心し、リーダー格の次男フォレスト（トム・ハーディ）は、シカゴから来たワケありの過去を持っていそうな女性マギー（ジェシカ・チャステイン）と恋仲になる。そんな時、新たに着任した特別補佐官レイクス（ガイ・ピアース）が法外な賄賂を求めてくる。レイクスの要求を拒否した兄弟は、非道な脅迫にさらされることとなり……。（シネマトゥデイ）
【CAST】
シャイア・ラブーフ
トム・ハーディ
ゲイリー・オールドマン
ミア・ワシコウスカ
ジェシカ・チャステイン
ジェイソン・クラーク
etc,,,
禁酒法時代のアメリカを舞台に、密造酒の業界においてその名をとどろかせた実在の無法者3兄弟の生きざまを描いた犯罪ドラマ。
脚本はニック・ケイヴであり、三兄弟末っ子の孫マット・ボンデュラントの小説『欲望のバージニア（The Wettest County in the World）』（2008年）を原作としている。
実在の3兄弟、長男をトム・ハーディ、次男をジェイソン・クラーク、末っ子をシャイア・ラブーフが演じた。ギャングなどが普通にはびこるバージニアが舞台、その他のキャストも豪華でございました。
暴力的シーンが結構あるので観ていて痛々しいですが、みんな渋くてかっこよかったです。
ジェシカ・チャステインの「この先もただそうやって見てるつもり？」って言って裸で迫るシーンはすごいね。すごい誘い文句というか殺し文句というか。
クライマックスの銃撃戦はもうすごい。兄弟は撃たれまくってもなお向かっていくんですよ。ガイ・ピアースの嫌な奴感いつも好きなんだけど、良い死にっぷりでした。
最後に語られるナレーションもまた良くてね、「俺たち兄弟は死なない」ってほんとにそうね。実際の兄弟の写真が最後出るんだけど、これが実話なんだなってなんか写真を見ても信じられないすごい世界だなって思いました。
