原題:Logan(2017年)
評価:★★★★☆
【STORY】
近未来では、ミュータントが絶滅の危機に直面していた。治癒能力を失いつつあるローガン(ヒュー・ジャックマン)に、チャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュワート)は最後のミッションを託す。その内容は、ミュータントが生き残るための唯一の希望となる少女、ローラ(ダフネ・キーン)を守り抜くことだった。武装組織の襲撃を避けながら、車で荒野を突き進むローガンたちだったが……。(シネマトゥデイ)
【CAST】
ヒュー・ジャックマン
パトリック・スチュワート
リチャード・E・グラント
ボイド・ホルブルック
スティーヴン・マーチャント
ダフネ・キーン
etc,,,
気づけば9月、一気に涼しくなっちゃってすっかり秋ですね。
本日紹介するのは、「マーベル・コミック」のアメリカン・コミック『X-メン』のキャラクター「ウルヴァリン」を主人公とした映画作品スピンオフシリーズの第3作品目。
ウルヴァリンシリーズとしては『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』と『ウルヴァリン: SAMURAI』の続編となり、『X-MEN』シリーズの10作目に当たる。
原作エピソードは『オールドマン・ローガン』で、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン、プロフェッサーX役のパトリック・スチュワートがそれぞれ同役を演じる最後の作品となる。
10年以上もウルヴァリン/ローガンを演じ続けてきたヒュー・ジャックマン、能力者としての力が衰えて普通の人間のようになっている姿は哀愁漂い、これまでの年月をより感じさせるものでした。
研究所で人工的に作られた兵器用のミュータントの一人としてローガンと同じ能力を持つ子供ローラをダフネ・キーンが演じました。ダフネちゃんはイギリス人とスペイン人の両親を持つハーフでまだ12歳!!劇中で見事なスペイン語と英語を披露していてバイリンガルすげーってなる。もちろん演技もね。
プロフェッサーが完全なおじいちゃんになっているのがなんか切なくもあったのですが、まさか死んでしまうとは思ってもみなかったのでかなりの衝撃でした。老いたプロフェッサーを演じるにあたってパトリックは10キロのダイエットをしたというのだからすごい。
ローガンのクローンが出てくるのですが、一人二役してるんですって。最後の格闘シーンは迫力がすごくて!!それに参戦するローラの迫力もすごかった!!かっこよかったです。
R指定がついてるだけあって残酷描写は多かったけど、クライマックスはローガンよ安らかに!!という気持ちになりましたね。「パパ・・・」には心をグサッとやられた。
切ないお話だったけど、すっきりした終わりという印象を受けました。