ザ・ドア 交差する世界 | Let's watch a movie, shall we?

Let's watch a movie, shall we?

外国映画専門
映画は娯楽のみにあらず

感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:Die Tür/The Door(2009年)

評価:★★★☆☆
【STORY】

自らの不倫中に娘を事故で亡くし、妻にも愛想を尽かされ全て失った画家のダビッド。自暴自棄となった彼はある日自殺を試みるが、そこで不思議な扉を発見する。その扉は、娘を失ったあの日に繋がっていた。信じられない思いながらも、ダビッドは扉のあちら側にいる娘を救出することに成功する。ところが、安堵もつかの間ダビッドは不審人物と見なされ襲われてしまい、勢い余ったダビッドは相手を殺してしまう…のだが、なんと相手は“もう1人の自分”だった。果たして、ダビッドが辿る運命とは。(allcinema ONLINE)


【CAST】
マッツ・ミケルセン
ジェシカ・シュヴァルツ
ヴァレリア・アイゼンバルト
トマス・ティーマ

etc,,,

「偽りなき者」でカンヌ映画祭主演男優賞を受賞したデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン主演、過去と未来を繋ぐ扉がもたらすパラレルワールドを舞台としたドイツのSFサスペンス。


原作はアキフ・ピリンチの2001年の小説『Die Damalstür』。日本では2014年2月に特集上映「未体験ゾーンの映画たち 2014」で初公開された。

浮気というのは最低ですが、ご近所さんというのがもっと最低度を増してましたね。

パラレルワールドものは矛盾が生じてきてしまうのは仕方のないこと、5年前の世界のみに焦点を当てた感じになっていますが、よくできた話で引き込まれました。

過去に行くってことはそのときにいた自分は消えてしまうわけで、その時代の周囲はびっくりよね、失踪事件ですもの。不都合なことが起きてきてお友達を殺してしまうところ、彼のあるべき未来を奪ったというのがひどすぎるしその後どうなったの?


5年前の世界に来たのは自分だけではなかった!というのは面白い展開ではあるけど、過去にみんな行きすぎ。そんな後悔しながら生きてるの?今には今の良さがあるはず!!とか思っちゃった。

過去を後悔している人の前にのみ現れるドアとかだったら面白いけどそういう設定ってわけでもなさそうでした。てか過去がすごしやすいように自分だったらドアを見つからないように工作するけどな、なんて。

妻まで過去に来ちゃったときは驚きましたよ。「また娘と暮らしたい。あなたとも。」って今現在のパートナーが不憫だよ!!笑

今ある幸せを人から奪っていいわけじゃないって思いとどまってくれてよかったですけども、ドアがなくなってしまってのあの状況どうなるんだろうなぁ。5年後に行った身としては別人として生きてかなきゃだよね。

こういうテーマの映画は嫌いじゃないです。


にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ