評価:★★★☆☆
【STORY】
ロサンジェルスの広告代理店に勤めるバディ。ある日、彼は出張先のシカゴの空港で大雪に遭った際、家族のもとに帰路を急ぐ男に自分の早い便のチケットを譲ってあげる。しかし、その飛行機が墜落事故を起こしてしまう。罪の意識に苛まれるバディ。一方、夫の帰りを待っていた妻アビーは悲しみに暮れるばかり。やがて、罪悪感から遺族の様子を伺いに来たバディは身元を明かさぬままアビーの前に現れるが……。(allcinema ONLINE)
【CAST】
ベン・アフレック
グウィネス・パルトロー
トニー・ゴールドウィン
アレックス・D・リンツ
デヴィッド・ドーフマン
ナターシャ・ヘンストリッジ
etc,,,
かつて実際に恋人同士だったベン・アフレックとグウィネス・パルトロー主演のラブ・ストーリー。
映画全体としては淡々としているけれど主演も脇を固める人もキャストが豪華なので安定のある感じに仕上がってるのかなぁと感じました。
誰が悪いわけでもないけど起こってしまった事故、“たられば”がいろんな人の中にあって、それぞれが自分を責めて、だけど前に進んでいく感じが良かったです。
ただこういうストーリーどっかで観たような…と思ったら『ランダム・ハーツ』だ。あれはあれであまり共感できなかった話だったな。
“隠すことは嘘と同じ”というセリフが劇中で出てくるけどなかなかなパワーワードですよね。嘘ではないように思うけど知ってて言わないのは違うわけで。
この言葉を言われたときのバディは言葉に詰まったでしょうね、自分がまさにそれをしてるんだから。
『孤独な嘘 』という映画では“言わないのは嘘と同じ”なんてセリフがありましたね。うんうん。
冒頭のビデオがバレる材料になるのは予想出来てたけど、自分が言う前にああやってわかってしまうのは嫌だよね。しかしアビーの母もなかなかいいところ突いてて良かったね。アビーも嘘ついたし野球観戦誘ったし。
とにかくバディもアビーもとても優しくていい人で繊細な人っていうのが要所要所にちりばめられてて、バディが子供と触れ合う場面は優しさに溢れてていいなって思った場面。
切ないけどそんな暗い話でもなくなかなか良かったです。