マリリン・モンロー 瞳の中の秘密 | Let's watch a movie, shall we?

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2009.02.16~ Blog開始

原題:Love, Marilyn(2012年)


評価:★★★☆☆

【STORY】

1950 年代、マリリン・モンローは『ナイアガラ』や『紳士は金髪がお好き』などのヒット作に出演し、女優として一気にトップスターの一員となる。彼女はセックス シンボルの座にとどまることなく正統派女優を目指し、1955年にはニューヨークに移住。アクターズスタジオのクラスに通い、『ゴッドファーザーPART II』でアカデミー賞にノミネートされたリー・ストラスバーグの演技指導も受ける。(シネマトゥデイ)

【CAST】

ユマ・サーマン
マリサ・トメイ
リンジー・ローハン
エイドリアン・ブロディ
エレン・バースティン
グレン・クローズ
ベン・フォスター

etc,,,

死後50年を経て初公開された自筆のメモや詩や手紙を基に、マリリン・モンローの真の人物像を浮き彫りにするドキュメンタリー。

マリリン・モンローはセックスシンボル(性的魅力があり、性的魅力によって人気を得る人物のこと)として広く知られていますね。その他セックスシンボルとされる人はエルビス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、マドンナなどなど。




しかし有名だというのを知っているだけで、彼女の出演作品を観たこともなければどういう生い立ちなのかも知らなかったので、この度このドキュメンタリー映画を観てみることにしました。

マリリン・モンローに関する著述は多く、1000を超えます。

そして著者は友人から恋人、学者、歴史家、小説家まで幅広い。


いろんな俳優さんが語り部として出てくるのですが、リンジー・ローハンが出てきたことに驚きました。今彼女なにやってるんでしょうね?


話を戻して、改めて思ったのはマリリン・モンローのオーラというか存在感がずばぬけているということ。話し方から身のこなしまで、多くの人が魅了されたのがよくわかる。なんといってもあの笑顔がとても魅力的!




幼少期なんてつらい経験をしただろうに、それを感じさせないあの感じはすごい。努力を怠らず、まじめな姿勢もすごいなと思いました。でもその裏でたくさん悩んで葛藤して孤独を感じていたんだと思うと可哀想に思えて。。


結婚や流産などとにかく波瀾万丈。

そんなこと、これを観るまで知りませんでした。


会社の女優としての彼女の扱い方が完全にモノとして扱っているような印象を受けて、だから彼女も闘っていたんでしょうけど、そういうのも彼女の精神を蝕む要因だったんじゃないかと思う。


最後の方ではマリリン・モンローの表情が始めと明らかに違うと感じました。“壊れた”という表現をされてたけど本当にそんな感じで覇気が無い表情になっていたのが観ていてつらかった。


ドキュメンタリーということでかなり単調なので飽きてしまう人もいるんでしょうが、私はよりマリリン・モンローという人物に興味がわきました。