jedipadawanのブログ

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人間は判断力の欠如によって散財し、
忍耐力の欠如によって散財し、
記憶力の欠如によって散財する
(アルマン・サラクルー・サンザイ)

この記事は、

イヤホン/ヘッドホンのレビューを“再現性”という観点で評価するための記事です。
 

その方法として、

「イヤホン/ヘッドホンの「レビューを評価する」ためのチェックリストを作ってみた」
というもの。

数多あるイヤホン/ヘッドホンのレビューですが、筆者もやっていたりしますので
ドデカブーメランが自分に刺さるのは覚悟のうえで、(読み返したら既に刺さってましたが..)
「今後」筆者がレビューをする際には、このリストを使って気を付けたいと思いま~す。

さて、レビューを読むとき、
つい「音が良さそうかどうか」だけを見てしまいがちです。
しかしオーディオ関係の評価は本来かなり条件依存の強い行為だったりします。

気を付けたい点として、
・音量が違えば、周波数バランスは変わる
・音源が違えば、そもそも別の音になる
・試聴条件が書かれていなければ、レビュアーの評価した音と同じ音が再現できない

結構、このあたりに無頓着なレビューがあったりしますし、レビューを見る側の方でも、

前提知識があった方が、より気になる商品の特性が理解できるんじゃないかと思います。
自分がその商品を実際に手にした時、

「レビュアーさんが言っていた評価にどのくらい再現性がありそうか?」
という点を中心にしてレビューを評価したらいいんじゃないかなぁ、と思ったので、
チェックリストを作ってみました。

チェック項目が何故必要なのかについての理解がはかどるように、

やや詳しめに説明(筆者調べ)を付けています。なので、記事のボリュームが結構ありますが、

「チェックリスト長いよ~」って思った方は、まずは、

1. 再生音量、2. 音源、3. 比較条件、だけ見てもらったら良いかと思います。

 

レビューの良し悪しを判断するチェックリストではなく
・レビューしていただいたレビュアーさんの情報の価値を最大化するリスト
です。

 

よろしくお願いします。

 


※イヤホン/ヘッドホンのレビューを評価するチェックリスト
0. 前提
□ 同一条件で再現できる情報が揃っているか
→ セクション内で1つ欠けるとその分、評価や再現度が低下します


1. 再生音量(最重要)
□ 音量の記述がある(dB、または具体的な目安。機材のボリューム量など)
□ 小音量/中音量/大音量のどれかが明示されている
□ 音量固定で比較している記述がある

理由:
人間の聴覚は 等ラウドネス曲線 により、

音量に応じて聞き取れる周波数バランスが変化します。
機器の問題ではなく、人間の聴覚の方の特性です。
ざっくり75dB以下あたり(個人差あり)から、

人間は低音と高音がどんどん聞き取りにくくなります。
音量が書かれていないレビューだと、
本当に機器側の特性で低音・高音が出ているのか、出てないのか判断がつかなくなるわけです

 

では、評価音量の目安はどのあたりなのでしょう。

多くの場合、実用的なリスニング音量は75~80dBあたりとされています。

参考として、音を作る方の制作側のモニター環境では、

・映画制作現場など:85dB前後
・小規模スタジオ:79dB前後

といったリファレンスの音量レベルが用いられることがあります。

そのため、「制作者の意図に近いバランスで聴く」という観点では、
このあたりの音量帯が一つの基準になると考えることはできます。

一方、再生側のメーカーの方では、イヤホン/ヘッドホンのチューニングについて、
メーカーが特定の音量を業界標準として前提にしているという明確な根拠・情報は、

調べた限りではありませんでした。なので、特定の音量において、

「イヤホン/ヘッドホンが本来(メーカーの意図した)音になる」

と断定することはできないのですが、少なくともこのあたりの音量帯が、

多くの製品でバランスよく聴こえやすい目安の数値の一つであると捉えておくのが、

現実的・実用的だと思われます。



2. 音源(重要)
□ 使用音源が具体的に記載されている(曲名/バージョン/リリース情報)
□ マスタリング差の可能性に言及がある
□ 比較に同一音源を使っている

理由:
ハイレゾ音源だから音がいいわけではありません。
「ハイレゾ音源で出すからいい音でマスタリングしなくちゃ」という圧力がかかるから

「比較的音がいいものが多い」と了解しておけばいいかなぁ、と思います。
音源は統一されたフォーマットであれば基本的に可ですが、

評価用途のリファレンス音源はロスレス(可逆圧縮方式の音源)が望ましいといえばそうです。

ですが、ハイレゾやロスレスかどうかよりも前に、

マスターとなる音源の品質がかなり重要であることは強調しておきます。
また、配信版・CD版・リマスター版・ハイレゾ版で音の傾向が結構変わることがありますので

(ほぼ何も変わらないのもあります....それはそれでいいのか問題....)そこも注意です。
曲名だけでどの版かわからない場合は注意が必要ということです。

また、ワイヤレスイヤホンの場合ですが、ワイヤレス接続規格(コーデック)により、
音源自体の質の他にも、機器からイヤホン/ヘッドホンに電波で音を伝送する方式(音声コーデック)によって音が変わる可能性があります。
通常、同じ製品でも数種類の規格の伝送方式を持っていたりするので、
どの規格のコーデックを使用してのレビューかが明記されているか、
比較の場合なども同じ接続規格(コーデック)になっているか、などに注意が必要です。
厳密には同じコーデックでも電波状況が悪い状態では音が悪くなったりもします。

3. 比較条件(重要)
□ 比較対象機種が明示されている
□ 音量が揃えられている記述がある
□ 切替方法(即時A/B切替の比較方法かなど)が明示されている
□ 再生機材(スマホ直とか専用アンプとか)が明示されている

理由:
わずかな音量差でも、それだけで「音質差」として知覚されることがあります。
原則、より大きな音量の方がよい音と判断されやすいのです。
イヤホン・ヘッドホンは入力インピーダンス(信号入口にある抵抗値)や駆動機構(ドライバの種類)により、同じ再生機器の同じジャックから、同じボリューム数字で音をとっても、
イヤホン/ヘッドホンの機種ごとに聴こえる音量は変わります。
そこは再生機器側でイヤホンに合わせて調整してやらないと正しく評価できません。
調整は結構むずいです。
また、イヤホン・ヘッドホンは、鳴らす側(再生機材)の「出力インピーダンス」(信号出口の方の抵抗値)の数値によって周波数特性が変わる可能性があります。再生機器を変更して試聴した場合、音に変化が起こる可能性がある(特にBAドライバー(後述)搭載機で目立つようです)ことは注意が必要かもしれません。



4. 評価語の具体性(前提知識)
□ 「解像度」「空気感」などの語に説明が付いている
□ 周波数帯域(低域/中域/高域)に分解している
□ 具体的な音の変化(例:ボーカルの位置、シンバルの減衰)が書かれている

理由:
抽象語のみのレビューは再現が難しく、読み手によって解釈が分かれます。
こればっかりは何とも言えません。例えば、測定数値を示すことは客観指標になりますが、数値だけでは音のイメージが出来ないのも事実です。
筆者なら、レビュー品の他に比較対象を用意して同じ音源で条件を揃えて、

高音楽器、ボーカル、低音楽器の音の出方を「相対的」に説明する感じでやります。
長くやってらっしゃるレビュアーさんなら、
リファレンス曲やリファレンス機器の情報が蓄積されているでしょうから、

過去記事とかとの比較で相対化ができるかもしれないです。

まあ、体調や加齢によっても音は変わるので、数年前のレビューがあてになるかは厳密には微妙だったりします。

筆者は調子が良くても、

高音では14kHz~16kHzあたりに限界があります(それ以上は聴こえない)。

動画サイトには周波数チェック用の動画(リニアスイープ音とかのタイトル)が沢山あるので、

出来れば、複数回・一定の期間に渡って、或いは定期的に、

自分の「聞こえ」を確かめてもいいかもしれません。


5. 周波数特性:「フラット」の扱い方(前提知識)
□ フラット特性を絶対視していない(理解しているか)
□ 聴感とのズレ(個人差・装着差)に触れている
□ 必要に応じてEQ前提の議論になっている

理由:
イヤホンは装着状態や個人の耳の形状によっても特性が変化します。

 

また、「フラット」という言葉は複数の意味で使われるため注意が必要です。

・機器が測定上フラット>入力された周波数(帯域)を歪なくフラットに鳴らす性能
・人間の聴覚の物理特性のフラット>等ラウドネス曲線に沿った「聴覚の物理特性上」
・人間の統計的嗜好モデルに沿ったチューニング>ターゲットカーブ(Harman Target等)に沿ったチューニングで自然な聴こえ(≒フラット)
 

以上のどれのことを指しているかが明示されているかについて注意が必要かと思います。
(ややこしいついでに、イヤホンはさらに耳の外耳の共鳴も補正したりしなかったりします)
レビューで言及されているかで評価は変わってくると考えられます。
また、一般的に大量生産品は品質検査を頑張っても個体検査をすり抜ける率も増えるため、
レビュアーの個体と実際自分が手にした個体がメーカー公称の特性とどの程度一致するのかについては一定の割り切り、或いはマイナーなメーカーについてはメーカーの品質管理などの情報が必要になってくるかもしれません。基本的に実用上は問題ないケースがほとんどですが、理由は色々あるのでしょうが、稀に、個体差が暴れている製品もあるようです。
また、周波数特性による、鳴りにくい音、鳴りすぎな音は、EQの調整でも対応が可能です。
使用に抵抗がなければ、商品の選択肢が格段に広がると思います。


6. ドライバー構成(前提知識)
□ ドライバー数や種類に言及がある
□ それが音にどう影響しているか説明されている
□ 「数が多い=良い」とは書かれていない

理由:
多ドライバー構成は音のチューニング、聞こえ方の自由度を高める一方、

クロスオーバー(それぞれのドライバーは特定の得意とする周波数の再生を担当するので、複数のドライバー間でクロスする(重なる)音を調整する必要がある)部分や、位相の整合(複数のドライバーから出る音の波がぶつかると、音の波が変な感じに合成されて、音量や聞こえ方が変わってしまうので調整の必要がある)など設計上の難易度も上がります。
詳しい説明は調べていただくとして、種類としては、
ダイナミック型(D、DD)、バランスド・アーマチュア型(BA)
平面磁界駆動型(プラナーマグネティック型)、静電型(コンデンサー型/EST)
骨伝導型、MEMS型(シリコン製ドライバー)
などがあり、ハイブリッド型はこれらを組み合わせたものになるのですが、
搭載ドライバーの「数」とドライバーの「種類」が多ければ多いほど、
職人技級の調整・チューニングが必要になります。
また、ドライバーの数や種類だけに言及されていないか、
ドライバーの特性に合った視点からの評価になっているかは判断材料になるかと思います。

※余談ですが、ハイエンドカテゴリーの製品では、上記から4種類のドライバーを使い、

合計16個のドライバーを搭載するイヤホンとかがあります。筆者的に、イヤホンの大きさという制約がある中で、16個のドライバー間の音の出方の調整、しかも左右それぞれの定位(左右のイヤホン/ヘッドホンでどれだけ音の出方が揃っているか)の調整をするなんて、手間や難易度を想像するだけで、ちょっと気が遠くなります。


7. スペックの扱い(前提知識)
□ 周波数レンジ・THD・ダイナミックレンジが過度に強調されていない
□ 実際の聴感との関係が説明されている

理由:
現行の製品は、基礎スペックの段階で聴覚要求を満たしている場合が多いですが、
人間の聴覚上、問題になりにくい範囲の目安は、
・周波数レンジ:20Hz 〜 20kHz
・THD:0.1% 〜 0.01%
・ダイナミックレンジ(実効S/N比):90dB ~ 100dB(120dBは理想だが実際の使用環境では活用しきれないケースが多い)


あたりです。現在ではよほど安価な製品や電波の悪い状況でもない限り、
この基準は多くの製品が満たしていると思いますが、例外もありえますのでそこは注意。
逆に、これ以上のスペックが保証されても、自分の聴覚に寄与する割合が減るので、
コストパフォーマンスが悪くなる可能性が高くなります。

スペックを上げるということは、部材費の上昇とか、設計や実装が難しくなる手間賃などとトレードオフの関係がありますから、自分に必要なスペック(基準)がはっきりしている程、適切な費用対効果を得られると思います。

蛇足ながら、ややこしいポイントとして、
・ダイナミックレンジ: 機器が性能として持っている最大ポテンシャル
・S/N比:今出ている信号に対して、どれだけノイズが少ないか(こっちの方が実用向き)
です。


8. 使用条件(前提知識)
□ 装着方法(イヤーピース、フィット感)に言及がある
□ 使用環境(静音/屋外など)が書かれている

理由:
装着状態は特に低域に大きく影響します。イヤーピース交換等で対応ができる場合があります。

そのあたりを考慮すると選択肢が広がると思います。
使用(レビュー)環境ですが、
・環境音(外部ノイズ): 車、風雨の音、虫の声、家電の動作音(ファン音やモーター音)など

外部ノイズの影響をなくす為にレビュアーに「防音室」まで要求するのは現実的ではありません。一般的に、密閉型のイヤホン/ヘッドホンであれば、それ自体に遮音効果(-20dB程度)があるので、実際に耳に届くノイズレベルは「静かな部屋(30〜40dB)」なら差引10〜20 dB程度になります。流す音でマスク(かき消される)されることを考慮して、レビューにおける環境音の影響については比較的軽微だと思いますが、言及されていれば判断材料になります。

また、耳をふさがない密閉度の低いイヤホン/ヘッドホン(オープン型・セミオープン型・骨伝導型・イヤーカフ型など)のレビューでは、それなりに無視出来ない影響がでるので、環境ノイズの状況について言及されていた方が判断・評価しやすいでしょう。

最近は、ノイズキャンセル機構が付いたものがありますが、オン・オフで音が変わることがある点は注意が必要です。オン・オフ双方のモードでのレビューがあれば、例えば、電車内と自宅で聞こえがどうなるか、オン・オフどちらを重視するか、などの判断材料が増えます。

※雑音ついでの余談ですが、

雑音には、電気的ノイズ(機器が、信号がない状態で常に発生している背景雑音(ノイズフロア))というものもあり、低インピーダンス(高感度)なイヤホンなどで起こる可能性が高くなりますが、レビューで「サー音」などが聞こえるなどの言及があった場合、機器同士の相性の問題というケースもあるので、再生機器やアッテネーター(減衰器)によって対応可能な場合があります。ご自分の環境で対応出来そうであれば、選択肢は増えるかと思います。



9. リスク管理(安全性)
□ 高音量評価の場合、その時間や前提が明記されている

理由:
安全性に関して配慮されているかは、レビュアーの誠実さの判定でもあるかと思いました。

WHOの推奨値として耳の健康を保つ使い方として、
・成人の場合:80dBで週40時間
・成人未満の場合:75dBで週40時間
を許容基準としています。(75〜80dB:地下鉄車内や飛行機の機内と同程度の音量)

また、評価用の音量と日常的なリスニング音量は分けて考える必要があります。
自分が「大きめの音量を短い時間使う」のか「小さめの音量で比較的長時間使う」のか
あらかじめ自分がよく使う「使い方」を想定しておいた方がよいでしょう。
等ラウドネス曲線により、音量が小さい場合は低音と高音が聞き取りにくくなるため、
一般的に低音量で聴く機会が多いなら、ドンシャリ傾向(低音と高音が強調されているチューニング。ドンドン(低音)とシャリシャリ(高音))の製品と相性がよい可能性があります。

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お疲れ様でした。判定はいかがだったでしょうか?
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〇簡易判定(レビュー全体として)
7項目以上クリア → かなり参考になる(但し、チェックの無い項目は割り引いて判断する)
4〜6項目 → 条件付きで(チェックされた項目について)参考になる
3項目以下 → 印象レビュー感がぬぐえないかも...(チェックされた項目については参考になる)

 

レビューは分類するよりも「再現できる内容か」を評価した方が有益だと思います。
なので「判定」は本来、記事の趣旨から逸れますが、今後レビューチェックする際に、

真っ先に見に行くレビュアーさんリストの作成に利用できるかも?

と思ったので、参考までに付けました。

あくまで原則は、商品を手に入れ自分が実際に使用した時に、

本当にレビューに期待していた事と同じような製品であるかが重要ということに変わりはなく、

レビュー記事内の一部分であっても、再現性が担保された内容なら、

その部分のレビュー内容には価値がある、という趣旨は変わりません。

あらためて、
・音量が違えば、音は変わる
・音源が違えば、音は別物になる
・条件が書かれていなければ、再現できない

この3点を押さえておけば、レビューの読み取り方が安定すると思います。

また、予め、自分が欲しい音質、よく聴く音量、よく聴く音楽ジャンル、あとは自身の耳の聞こえ、について明確にしておくことで、「何かすごそうだから欲しくなるw」を防げると共に、

妥協点を事前に決めておくことで、購入費用に対する製品の満足度が高くなると思います。

 

最後に、

この記事の情報は、筆者が個人的に公開情報を使って調べた知見で構成されていますが、念のため、複数のメジャーAIにも間違いがないかどうかのチェックをさせ、気になった指摘があれば、AIが示したリンク先の確認をし、問題があれば適宜修正しています。あくまで筆者が調べて解釈した範囲の情報なので、正確性に問題があると思われる部分については、ご自身で調べ直していただければと思います。

判断材料を増やすため、レビューの価値を増やすためのツールとして、
このチェックリストを使ってみていただければ幸いです。

以上です。

・「生成AIは道具である」

これを示しただけで腑に落ちる方もいると思います。
恐らくですが、そういう方は、これまでの人類の歴史のなかで、
人間の生活を「豊かにする」あるいは「楽にする≒効率を上げる」発明や道具や技術の延長線上として「生成AI」をかなり柔軟に、フラットにとらえている方だと考えられます。

あくまでもこの記事では「仮定」という文脈で語りたいのですが、
この記事のゴール地点を先に示すと、

・「AIは敵か味方か」という二元論ではなく「道具としてどう向き合うか」

になります。

しかしながらこのように書いている筆者も、
素直に「生成AIを道具として受け入れる」ことへの抵抗感は存在しました。
その根底にあるのは、おそらく

AIの生成物に対して、
・「コンピューターの内部で何が起こっているか理解が難しいこと」への恐れ
・「人類の創造性に侵食してきたこと」への恐れ

・結局のところ、わたしは作品を誰の創造物として受け取ったらいいのか?

だと、筆者は考えました。


ちなみに、この記事はAIに壁打ち(≒相談)しながら書いていますが、
どんなにAIが、「本旨からそれた話をすると読者が読みにくくなるからやめた方がいい」
と指摘されても、譲らないところは全然譲っていないwので、
読みにくい部分が多分にあります。その点については、ご容赦ください。
筆者は伝えたいことと同時に、表現したいことがあるから記事を書いております。恐縮です。


さて、考察を進める前に整理しておかないといけないと感じたことをいくつか先に提示します。

※読み飛ばしていただいても、本旨には影響はありませんので、その場合は、
※「A)「生成AI」という「道具」が生まれてしまった必然性を音楽の歴史から考える」
※まで、スクロールしてください。

1:筆者の背景:記事を読むにあたって、読む価値があるかを判断いただくための材料を提供

初めに、筆者は生成AIを歓迎する立場です。
ただの社会人(非IT業界)。趣味としてパソコンと40年ほど付き合ってきました。
文系の出身ですが、この40年間ずっと「コンピューター」というラベルの情報なら何でも、

ウォッチし続けて現在に至ります。筆者のコンピュータに関しての知見ですが、
ハード、ソフトの「原理・しくみ」の理解や取り巻く業界の趨勢・状況について全般。
具体的には、グラフィック(CG)、音楽(DTM)、ネット(掲示板・SNS・通信インフラ)、業界(ゲーム・IT・ハード・ソフト(OSや言語))などです。

2.想定読者:記事内容のレベルの話ですが技術的な難しい話はしません

生成AIに興味あるいは脅威の感情を持つ方すべて。
専門用語を使う際は、なるべく解説をつけて進行します。

3.AIのジャンル:生成AIもジャンル(≒種類)があります。筆者が何を扱うかとその理由

今回は、音楽生成AIに絞ります。
理由は、創作系の生成AIのなかで、比較的筆者に知見が多いものを選びました。
筆者は趣味のDTMerとして3年ほど拙い作品を(臆面もなく)発表していますが、
その間、良い作品をつくりたい思いで、
音楽に関連する情報は一般座学・アナログ・デジタル問わず、現在進行形で集め続けています。
ちなみに、Suno(生成AIサービスの一つ)の方がはるかに自作の楽曲よりも完成度が高いのですが、趣味としての音楽制作は、制作過程を楽しむ側面にもあると考えているので、
「まるごと音楽が生成される」ことと、筆者との相性はあまり良くありません。
ですが、何が出てくるかわからない楽しさと、機械特有の言うことを聞かない感じ、
また、カバー作品好きな筆者としては「音楽生成AI」で手軽にリアレンジできることに関心があります。

整理したうえで、もう一つ、お伝えしておきたい点として、

生成AIが生み出す創造物に対する昨今の様々な議論を見るにつけ、
筆者が感じる一番最初の問題点は、議論が分散しすぎているという点です。

生成AIの議論の出発点が、

「発話者」の立場・態度・思想・出自・所属してるコミュニティなどの、
どこから議論が始まっているかが、ばらばらの状態で議論がスタートしていて、且つ、

コメントなどで議論に参加される方々の態度も同様の多様な出発点を起点としているため、
全く議論がかみ合わず、したがって、多くの場合、議論が一向に前に進まない。

もう少し、具体的に示します。
(※近頃ではこれを「言語化する」「解像度を高くする」「因数分解する」と称しますね。)

生成AIの展望や問題点についての議論を前に進めるためには、
何はともあれ、まず、この好き・嫌い・怖い・憎いなどの感情や、
善悪美醜などの「判断」については「限定的に取り扱うこと」が必要だと感じました。

そのために、筆者は

・「生成AIは道具である」

ということを提案し、いったん整理して考えたいと思います。
本記事では便宜的に「道具」として扱うということをご承知置き下さい。

 

「道具」の定義としては、

「人間の意図によって動作し、目的達成のために用いられるもの」とします。

※ただし従来の道具とは異なる性質を持つ問題点があるので、それについては後述します。

以降は、基本的に「音楽」との関係に即して進めていきますが、
音楽に限らず、他の芸術、例えば絵画、文学、映像作品でも同じ文脈で理解が可能になるよう書いていきます。

前提が長くなったのはごめんなさい。
では、参ります。



A)「生成AI」という「道具」が生まれてしまった必然性を音楽の歴史から考えてみる

「Suno AI」「Udio」などに代表される音楽生成AIとはそもそもどのような流れで生まれたのか?

単純な歴史の延長線上に位置づけることは論として粗いことは承知していますが、

この記事では「一旦」、
音楽制作の歴史として流れを確認しながら、俯瞰的な視点の中に組み込むことを試みてみます。


音楽は、自然の奏でる音(川のせせらぎ、木々のざわめき等)を聴くことから、歌へ。
そして、楽器が誕生し、人間の操作で音が変化する、打楽器、弦楽器、管楽器などが生まれ、
これらは、物理的に空気を震わせて、その振動を耳でとらえることで音楽になります。
楽器の種類や演奏技法はおびただしく増えていきますが、
それ自体は「基本的には」脅威にはなっていなかったと考えられます。

社会的な脅威という文脈の一つとして、電気楽器の発明があります。
弦の振幅などをピックアップ(マイク)で拾って電気的に増幅し、
ともすれば「耳の組織を破壊する」ような大音量の爆音が扱えるようになり、
それはエレキギターを筆頭にロックなどのジャンルなどでも使われ、
電気音楽の登場当時は、「不良者がやる音楽」と言われ批判の対象となりました。
現在、当たり前のように使われている技術であるのは承知の通りです。
そして、熱狂をはらんだ電気音楽の文化は、ラジオやテレビの普及も手伝い、
世界を席巻し、音楽を趣味で行う人々の敷居を下げ、プロのライブ会場の箱を巨大にし、
新しい音楽ジャンルを様々生み出し、音楽プレーヤーの人口を増やすことになったと思います。

次の脅威としては、シンセサイザーが挙げられると思います。
波を発生させ空気を震わせれば音がでる。ということと、
電気的にコントロールされた波を発生させ、様々な波を合成することで、
理論的にはどのような「音」も再現(≒近似)できるという発明です。
アナログシンセの時代はさすがに扱いにくかった様ですがデジタルシンセの登場により、
メンテナンス性や持ち運びの面で扱いにくかった楽器の一部は、
商業音楽のなかでは、デジタルシンセに置き換えられる場面も増えていきます。
また、技術の進歩でアマチュアの音楽家にも安価で手ごろに
音楽を始めるきっかけを作ったと思います。
特に運用面において、調律の問題や重く繊細で持ち運びの難しいピアノなどは
エレピや電子ピアノなどに代用され、
独自の文化となるまでに音楽の可能性が変わった楽器の象徴とも考えられます。

また、後ほど言及しますが、
デジタルシンセと歩調を合わせ急速にできることが増えたパソコンと、
デジタルシンセの音源部分を組み合わせ、
かつ、MIDIというコンピュータ音楽の楽譜のような規格の登場で、
デスクトップミュージックと言われる総合的な音楽制作環境を、
個人でも持つことができるようになったのもこのころからです。

次の技術的跳躍は、サンプリング関連の技術です。
コンピューター技術の性能が上がるにつれ、ついに、音楽をまるごとデジタルで記録し、
楽曲そのものを、切ったり、貼ったり、繋げたり、繰り返したり、重ねたりすることが「自由に」できるようになります。

もともと、音楽の製作現場では磁気テープなどに音楽を録音していましたがその部分の代用だけではなく、
楽曲製作のプロセスそのものが、楽曲の再利用や再構築に強く依存する音楽が誕生します。
ヒップホップなどが代表です。現在では、著作権や原盤権などについても許諾が必要など、
ルールが整備されましたが、登場当時は、
そもそも他人の創作した楽曲の最もおいしいところを使って音楽をつくる行為に対しては議論がありました。
現在では、権利関係がクリアならば、制作の手段としては批判されることはないでしょう。

少し地味ですが、音楽生成AIの出現の前に、音声合成ソフトの誕生をあげておきます。
これはボーカロイドに代表されますが、歌詞と音程・長さを指定すると、
その通りに歌唱するソフトウェアです。
ボカロ文化というものに代表されると思いますが、
先ほどのデスクトップミュージックと音声合成ソフトの組み合わせにより、
歌物の楽曲を比較的安価に個人制作できるようになり、
かつ、動画投稿サイトの普及により個人が発表・発信する場も与えられたことで、
「音楽の素養がなくても、楽器が弾けなくても、歌が下手でも」
個人にも十分手が届く制作環境さえ手に入れてしまえば、
気軽に(気合でw)音楽が作れる時代と、プロ・アマ問わず、作品を受け入れる文化が育っていきました。


長々と本旨に即した内容でもって歴史をつづってみましたが、

この延長線上で「音楽生成AI」を評価した時、筆者は、
身近にあった音楽を奏でる・創る楽しみが
プロや専門職の出現によって敷居が高くなっていった(高度化・専門化)けれど
道具(テクノロジー)の進化によって、
技術的にも金銭的にも、

人々にとって身近なものへと取り戻されていく過程のように見えました。

「音楽生成AI」は音楽制作について全くの無知であっても、
パソコンやスマホが使える人ならだれでも、楽曲の創作を手助けする道具として誕生した。

と言えると思います。

音楽制作道具としての歴史の中でみれば、

「誰でも手軽に音楽制作を楽しみたい。」

というシンプルな願いが道具の進化を促し、
その過程で、突然、究極的な道具が生まれてしまったといえるかもしれません。

はい、めちゃくちゃ引っかかりますねw
手助けどころか、創作の主体が道具側にあること、

その創作主体を構成する大元は、人間の過去の創作物の学習内容にあること、

結果は確率的で制御ができないこと。
道具と呼ぶには、かなり異質な存在であることは認めます。
でも、この道具が生まれた(生まれてしまった!)

動機・背景の一部分は説明できるのではないかと考えています。

どうでしょうか?



B)過去の道具の発明が「脅威」から「文化」に変わったことについて考える


ここまで、道具として「音楽生成AI」が生まれた背景を探ってきました。
しかし、依然として、違和感は残ったままです。

筆者も素直に「生成AIを道具として受け入れる」ことへの抵抗感は存在し、
それは、
・AIの技術に対する、ブラックボックス化の問題と
・機械が人間の知性に挑戦してきたことへの恐れ
にあるのではないかと、お話ししました。

加えて、
・さっきスルーした、生成の主体が外部化していることの問題。創作主体の場所が曖昧である。
ということについて、お話ししていきたいと思います。


※ブラックボックス化問題について

真っ先に考えてしまう問題点は権利関係です。
これは、AIが既存楽曲の学習によって成り立っている以上、
先ほどの項で述べた、サンプリング文化の音楽のように、
生成された楽曲の出自が明確でないため権利関係について特定することができないので、
よほど頭の良いスマートな権利関係の解決策が生まれない限り、どこまでいっても

「権利関係の影」が払しょくできないので道具として使うのが躊躇される点です。
また、権利関係の他にも、明確な部分引用ではなく、
それっぽいというしか言いようのない感じwの、

でも引用ではないっぽい統計学習からの出力が、
現時点では、曰く言い難い躊躇ポイントにつながっています。
次に、あまりにも楽曲生成の敷居が低いために「手抜き」の誹りに対して脆弱であること。
あと、純粋に、なんでそのようなアレンジ(編曲)で生成されたか解明不能なことの不気味さや、生成の不可逆性も気になるポイントです。

また、「音楽生成AI」のサービス提供に関する不安として、
万一、サービス提供が終了した場合、即いままでのノウハウや制作フローが使えなくなる不安。
指示出しに関してもそうですが、仕様の変更があった場合も、自分が(道具)に合わせなければならない、もやもや。
このあたりが、筆者的な躊躇ポイントになります。
制作過程にガチャ(生成のやり直し)が必要で、また、再現性が低いことについては、メリットと考えれば問題はないかと思います。
いずれにせよ、権利関係と創作主体の場所は最大の問題の一つでしょう。

※人間の知性(≒創造性)に挑戦してきたことへの恐れについて

これを技術的に説明しようとすると、技術的に説明しないといけないのでw、
今回は、別の観点から(論点をずらしてw)述べますと、

例えば、筆者は丸サ進行という、楽曲「丸ノ内サディスティック」(椎名林檎)に使われた、
J-POPでよく聴くお洒落で切ないで有名なコード進行が大好物で、
そのままコード進行をパクッて楽曲を制作したりします。
また、実際に鳴らす各楽器のフレーズですが、筆者は楽器ができないので
DAWソフト(音楽制作ソフト)上で、楽器に相当するソフトを鳴らす際の楽器のフレーズは、
サンプリングされた楽器のフレーズや、MIDIパターンと呼ばれる既成のフレーズパターン、
あるいは、AIが生成したフレーズを選んで採用して、鳴らしています。
丸パクリもありますし、イメージに合わせて少しフレーズを調整することもあります。
音楽ジャンル、鳴らしたい楽器の構成、楽曲の歌詞に合わせたイメージ、
音声合成シンガーの声質のイメージに合わせたアレンジなど、
いろんなことを考えながら、少しずつ、楽曲をくみ上げていきます。

何が言いたいかというと、「音楽生成AI」はこの作業を、
「音楽ジャンル、鳴らしたい楽器の構成、楽曲の歌詞に合わせたイメージ、音声合成シンガーの声質のイメージ」として指定すれば、

指示に従って、クレジットが尽きるまで、まるごと生成し続けるのですが、
筆者にとっての問題として、「それが楽しいか」と「イメージ通りにいくか」と「達成感かあるか」ということです。
そして、この問題に関しては、筆者のエゴとか矜持とか趣向の問題であって、
仕事であるいは友人に、なんでもいいから、とにかく、イベント配信用のBGMを明日までにお願い!とか言われたら、
筆者のもつ「エゴと矜持と趣向」を捨て去りさえすれば、AIに作ってもらったら楽できるだろうなと、まず考えます。

権利関係がクリアであることが前提ですが、このような理由でAIに楽曲製作を任せること自体に関しては、創造性を探したり、あるいは求めたり、脅威を感じることはない立場です。

筆者の体験として、全く別の例も挙げておきたいのですが、
筆者は将棋が好きなのですが、現在の「大規模モデルAI」が発達する前のアルゴリズム時代のコンピューター将棋に余裕で負けてました。
なんならLSI時代の液晶ゲームのオセロにさえ勝てませんでした。
知性ということであれば将棋もオセロも知的ゲームでありながらコンピューターにかなわないことについては、筆者は、感覚として当たり前に思っています。

とはいえ、

「大規模言語モデルAI」が流ちょうな自然言語をあやつり推論めいた結果を出力するので、
感情や意識を持っているのではないか、という疑念が浮かび、
ひいては、人間に匹敵する、あるいはそれ以上の知性や創造性を秘めているのではないか?
と考えてしまい、AIに脅威を感じたり、不安になったりするのは理解ができます。

でも...でもです、現時点では、
一つ決定的に生成AIにできないことがあります。

生成AI:「ねえねえ、ボク渾身の一曲作ったから聞いてよ!!!」

という『承認欲求』や『表現への衝動』を、
少なくとも現在確認されている範囲では、AIは持っていないことです。

彼(女)らは、あくまでも人間の指示(プロンプト)という入力に対して、
「確率的に尤もらしい出力を生成」しているに過ぎません。

生成AIの創作における「最初の動機」は、人間側からの働きかけ以外に存在しないのです。

他方、人間の創作活動の根源的な動機は、

「自分が作った音楽を聴いてもらいたい(あるいは、この世にまだ存在しない音楽を自分が聴きたい)」

という「主観」です。
しかし、現在の生成AIには、その「主観」は少なくとも観測可能な形では確認されていません。
開発者が「自発的に作るように」とコードを書くことはできますが、それはプログラムの定期実行であって、AIが主体的に「創作したい」と願う動機の発生は、今のところどこにも確認されていないのです。

将来的にどうなるかについては、また次のAI考でやるつもりでいますが、
ただ今、巨大企業によって絶賛学習中という、方法論の延長線上で「主観」が出現することはむずかしく、ざっくり申し上げて、別のアプローチや、現行とは異なる実装を組み込むようなことが必要だと考えられています。

 

※「まるごと音楽を生成する」ことに関して、筆者が興味をそそられないことの説明

すでに述べましたが、筆者は、音楽創作に関しては、
音楽知識の獲得や制作技術の習得、エゴや矜持や趣味趣向を狙い通りに音楽として組み立てる。
そのこと自体に楽しみを感じているので、
「まるごとAIで生成された音楽」を筆者が発表することについては食指が伸びません。
鑑賞の方は、まだいうことを聞かないAIや制約が多い中で、
作者が色々実験・研究されていることについての動画や文脈のある作品は楽しいです。
このような筆者の立場が前提になりますが、
「生成AI」の道具としての価値について、歴史を踏まえて考えてみたいと思います。
主観が絡みますので大味な内容になる部分は留保していただきたいのですが、
この記事で綴ったざっくりすぎる音楽史の中で、

あたらしい技術の登場は、何らかの批判の後に受け入れられて、
それは新しい音楽ジャンルやスタイルさえ生み出しながら、音楽の多様性を支えてきました。

では、道具(技術)としての「音楽生成AI」が現在の評価を乗り越えて受け入れられるためには、どのような条件が必要になりそうなのか、筆者なりに考察してみます。

※これは主張であると考えていただいて構いません。

恐らくですが、そんなに難しい問題ではなく、
音楽生成AIという道具でしか作れないような楽曲が生み出された時に「音楽生成AI」が道具として定着する。

筆者は、「音楽生成AI」の道具としてのポテンシャルは、
「ポン出し楽曲を発表する」ような単純な使われ方だけでは終わらないと考えています。
歴史からみるにつけ、
道具としての進化と、それを使う人間によっていつか発見されるであろう、
洗練された(或いは突拍子もない)使い方によって、さらに引き出される可能性を秘めていて、

それによって、
「音楽生成AI」が新しい表現(スタイルあるいは音楽ジャンル)を生みだし、道具として定着・評価される。
と予想をしておきます。

音楽史のなかには、批判など意にも介さず、
与えられた様々な新しい道具を前に、

嬉々として創作活動に組み込もうとしてきた人間がいました。
筆者は「音楽生成AI」が新しい音楽ジャンルやスタイルを生み出す可能性を否定できません。

否定しません。


さてさて、ここまで筆者は趣味で音楽をしているので呑気に考察していますが、
筆者が気づいている範囲ですが、以下のような問題点が残っていたりします。

※まだ残る生成AIの問題点について重要度順に、

・音楽業界の産業構造をかえてしまう。変わり始めている。
・プロの現場では「職の消失」に直結しかねない深刻さをはらんでいる

・明確な悪意、または無自覚な人間に生成AIが利用された際の実害の想定不足
・AI作品で承認を求める人間が爆発的に増えることへの懸念
・圧倒的な参入障壁の低下による、表現の均一化、陳腐化、粗製濫造をどうするか
・作品制作に関するスキル・技術の有無や高低も作品への評価軸になりえることをAIは迂回する
・作品のナラティブもパッケージでAIに生成された場合の受止め(制作者の意図次第かも)


※最後に、芸術(創作活動)とAIについて蛇足ながら付け加えて記事を締めたいと思います。
なるべく冷静にやりたいと考えていましたが、

芸術や創造性に言及するということ自体が「主観」からは離れられない事を痛感します。
改めて、筆者の主観・主張について述べておき、

この記事の価値を判断いただければと思います。

 

以前のAI考でも述べていますが、
文学、絵画、彫刻、写真、音楽、舞台、映画、漫画、アニメなど、

芸術には様々な表現方法があります。
筆者は、これらの表現されたものを受け取るときに、

内的要因より外的要因をより評価してしまいます。
作品そのものの美しさや完成度を評価し愛でることもあります。
ですが、そこに、背景(作者と読み手の両方)が加わったときに、

より強力に作品に愛着・嫉妬をおぼえるのだと思っています。

この記事で言えば、生成AIがどんなに新しい、美しい、かっこいい音楽を生成しても、
そこに、理由や背景がないと「判明した時点」で、

筆者は半分「興味を失う」といった方がより適切かもしれません。

好き嫌い、善悪美醜ではなく、「興味を失う」です。

筆者は生まれてきた創造物に対して、もちろん最初は印象・直感が入り口ですが、

その後、生まれた理由を受け取ると、現在の自分の背景とない交ぜになることによって、
そのストーリー・ナラティブ・語り・背景に対してわき起こる、共感や反発が、
筆者の感情を動かし、より作品が、筆者にとって興味深いものになると考えています。
そしてそれは、当然に極めて個人的な理由や事情に依拠・由来していると考えています。
また、作品の向こう側に創った「人間」がいることは、
鑑賞者が作品に「共感」しても大丈夫という許可を担保します。主体を保証します。
残念ながら、筆者は、「現在のAI」の中に「共感」や「主体」が存在することを、

「現時点」では信じることはできません。信じるだけの材料が足りていないと考えています。
また、元は人間のデータだったとしても、個人の主観を限りなく分解して、その痕跡を紡いだような音楽に「共感」や「主体」を見いだすことが出来ていません。ここは、もしかしたら、音楽生成が当たり前な世界の到来と共に、今後、受け入れる層が出てくるのかも知れない部分ではあります。

「音楽生成AI」で生成された音楽であっても、「生成AIは道具である」として、

使う人間の主観や主張が背景に見えているのであれば全然ありだと思っています。
作品の向こう側の人間の『生き様』のようなものが見えるのであれば、

生成AIによる作品であっても、筆者には興味深い(或いは心が動く)ものになると思います。


筆者のプロフィールにあるように、
「古の時代から現在に至るまで趣味として個人用コンピューターのあらゆる可能性をつまみ食いしてきた」筆者は、
ずっとAIの技術的進化や問題点を追っかけてきたのですが、
生成AIに「個人用コンピューターの可能性」の一つの到達点を見ています。

そこに、人間の意図やエゴが加わることで起こる、新しい化学反応に期待と不安をこめて。

以上です。

長文なので、まずは三行で内容説明

  • MBTI風診断が、なぜ信じられやすいのか

  • 血液型占いより 注意が必要な理由

  • どう付き合えばいいのか?

を考察したものです。

 

そのうえで、この記事はMBTIを否定するものではなく、
使う側として知っておきたい点と

付き合い方を整理する内容になっています

 

筆者は、ほとんどの方が「MBTI」を

娯楽やコミュニケーションツールとして

楽しんでいると思っています。

あいまいになっているところの整理をすることで、

より楽しく付き合えるのではないかと思った次第です。


はじめに(前提の整理

最初に断っておきますが、

いわゆる「MBTI」というものには、

あえて言うと2種類あります。

  • **「一般社団法人 日本MBTI®協会」**が扱ってらっしゃる意味のMBTI

  • 「16Personalities」系統のもの

本稿で指摘する問題は、

**後者の「16Personalities系統」**についてです。

あと、筆者は上記の協会さんとは

何の関係もありません
念のため、

「何を言っているのか分からない方」へ向けて、
先に協会さんのページをご紹介します。

 

 

 

 

本稿と内容が重なる部分もありますが、

筆者の解釈の範囲ですが、
協会さんのページをざっくり要約すると、

以下のこと(+α)が述べられているようです。

  • 無料のオンライン「MBTI風タイプ診断」と正式なMBTI®は別物

  • 人や自分を「型」で固定する解釈の危険性

  • 非公式コンテンツのリスク

  • MBTIの目的は「自己理解の座標軸」であり「性格診断」ではない

  • 18歳以下の利用に関する警告

気になる方は一次情報を確認してください。


このブログの趣旨

さて、本題です。

いわゆる「MBTI風診断」が、

昨今かなり流行していますが、
筆者は、

「かつて血液型占いが“科学”だった」

ことを経験した世代の視点から、
MBTI風診断の取り扱いにおける問題点

を考察しました。

その情報共有を目的とした記事です。

なお、

「一般社団法人 日本MBTI®協会」さん

については、筆者が、

MBTIを調べていた過程で知った団体であり、
活動内容について評価・判断や、

ましてや敵対wする意図は全くありません。

これから書く内容は、

協会さんとは一切関係ありませんので

ご承知おき下さいね。

 

そもそもの動機は、

とあるラジオ番組内で

「注意喚起なし」で、

MBTI風タイプ診断について語られていたのを

聞いたのがきっかけです。

「MBTI」のWikiにも、

注意点は書いてありますし、

検索サイトで「MBTI 危険性」

で調べてもいいのですが、

このブログのような、まとまりのない記事や、

「スピッてらっしゃる」ようなサイト、

が引っかかる可能性があるので、

各種メジャーAI

「Gemini、Grok、Copilot、Chat-GPT」

に質問してみてください。

このブログの価値がなくなるくらい、

ちゃんと説明してくれますw

でも、それはそれ、

筆者は人間として思う蛇足を加えて、

お伝えできればと思います。


本稿における「MBTI」の定義

この記事でいう「MBTI」とは、

  • 検索すると上位に出てくる

  • 多数の質問に答えると

  • 「指揮官」「仲介者」などのタイプが表示される

あの「MBTI風診断」(悪意はないですよ)

を、主に指します。

以降、この意味でのものを
簡略化して「MBTI」と表記します。


MBTIを「性格“診断”」として扱うことへの注意

「例のあのサイト」(と類似のサイト)は、

  • 心理学に依拠しているように見える

  • それらしい質問形式

  • 診断っぽいUI

を備えているため、
単なる占いや性格分類以上に

「正しい診断」のように感じられやすい

特性があります。

しかし、注意すべき点があります。

 

「MBTI風診断」は、
「性格そのもの」を”診断”しているものではありません

なぜなら、

自己申告と主観に基づく”判断”だからです。

実際、気に入らない結果をみてから

再テストしてみたり、

また、人は学習するので、

回答を変えればタイプが変わることが、

2回目以降は分かってしまいます。

 

また、過去記事でも考察したのですが、

人間は置かれた状況に強く影響され、

現状の立場や状況によっても、

考え方や結論までもが変わります。

 

たとえばですが、「MBTI風診断」を、

  • 宝くじで7億円当たった後の自分

  • めちゃくちゃ歯が痛いときの自分

を想定して回答したら、

同じ結果になるでしょうか。

「金持ち喧嘩せず」ですし「窮すれば通ず」

かもしれません。状況で考え方は変わります。

 

重要なのは、

環境や境遇や経験が変われば、
回答が変化する可能性がある

という点です。

 

※「全く変わらない」と感じる方がいても

 それを否定することはできませんが、
 本記事の主張とは噛み合わないかもしれません※

 

つまりMBTIは、

  • 「自分(他人)はこういう人間だ」と確定する道具

ではありません。

**現在時点の自己理解の「きっかけ」**

として使うなら有用な側面もあるかもしれない。
その「線引きができる感覚」が

あるか、ないか、が非常に重要だと感じています。

 


なぜMBTIは急速に広まり、受け入れられたのか

筆者の結論は、

  • 自己紹介に適している

  • 他者のラベリングに適している

からだと考えています。

 

MBTIを知っている相手なら、

タイプを伝えるだけで

長い自己紹介を省略できます。

つまり、

ラベリングとして程よく使い勝手が良い。

 

筆者の過去の記事でも触れたのですが、
人間は基本的に「危険」を察知するために、
現在手に入る情報から、

様々な未来の状況を予測しようとする性質

を持っています。
それが無ければ、

生存確率や社会生活での幸福度が落ちます。

 

対人関係でも、初対面の人間にであうと、 

この人は自分に取って危険な人物かどうか?」 

を、年齢、性別、容姿、服装などを一瞥して、

 まず、「安全」「危険」の判別を

瞬時に行ったりします。

 その後、経験をもとに増えていく

各種「ラベル」に張り替えます。 

「友人」「知人」「恋愛対象」

「敵」「味方」「利用価値の有無」などなど。

 

ですが、これの解像度を上げるために、 

「クラスや学年が一緒の人全員」とか、

「同じ会社の人全員」に対して、 

いちいち詳細な検討をして

「ラベル」を貼っていく作業は

大変な労力を必要とするので、

 ざっくりとした「ラベリング」の使用は、

労力節約(タイパ・コスパ)の為に有用な処理方法

です。

MBTIは、この文脈に非常にフィットしています。
  • 自分のタイプを端的に示せる

  • 相手のタイプから、今後の接し方(のプラン)を考えられる

SNS上のつきあいであるとか、
社会を覆う、やや過剰なコンプラ意識など、
諸々厄介で複雑化した対人関係に
疲れている現代にあっては、
非常に時代に即していると言えます。
特に、時間に追われがちで、
リスクに慎重な若い世代に支持されて、
便利ツールとして使われている。

これは理解できます。

 
若い世代の方へ
深く自身と向き合うことは、客観的な視点や、
ある程度固まった状態の自我が必要です。
特に10代の世代にとっては、
事実として、体験や経験が少ないことから、
大人の世代よりも比較的、
「客観的視点、自認している自我」を、
十分には獲得していない可能性が高い、
と考えられます。
もちろん、大人でも
「客観的視点、自認している自我」を
確立していない(と、おぼしき)人はいます。
筆者は、
現在の若い世代は、筆者の時代の若い世代より
はるかに客観的に物事を判断できている、
と感じていますが、
「自我」に関しては変わってないか、
確立までに時間がかかるようになっている
と感じています。
これは、SNS、ネット検索やAIの普及により、
手に入る情報が飛躍的に増えたことと表裏一体です。
判断材料が多い分、客観的な判断が出来うる反面、
選択肢(迷い)の情報もまた、増える事になります。
ともあれ、
「客観的視点、自認している自我」
に対して、もし、あなた自身に不安がある場合は、
「MBTI」にかかわらず、
あなたの多様なあり方や未来を、
「型にはめ」「決めつけるもの」
に対して、疑いの眼差しを忘れないでください。
~老害より※
 

問題は「強固なラベリング」

柔軟なラベリングなら問題ありません。

しかし、強固なラベリングを行ってしまうと、

それは「偏見」であったり、

視野の狭窄を起こしかねません。

 

そこに**「科学っぽさ」**が付与

されているとなると、

  • 「ラベルが強固に固定化」される

ここが問題です。

※これは「MBTI」に限った話ではないです。


MBTIが占いより厄介な理由

血液型占いやホロスコープは、

現在では多くの人が

「科学ではない」と理解しています。

 

一方、MBTIは、

  • 多数の質問

  • 心理学的用語

  • 数値やグラフ

  • 肯定的で抽象的な説明

が組み合わさることで、錯覚を生みやすい構造になっています。

「自分でたくさん考えて回答して出た結果だから当たっているはず」

という前提も加わり、結果に対して

が働きやすい構造です。

特に、「そうだろうな」と思っていた「性格タイプ」の結果が出たりしたら、

人は、そこに書かれていることを無批判で信じやすくなります。

占いよりも信じてしまいやすい構造になっている点で、

MBTIは取り扱いに注意が必要なのです。

 


相性スコアが生む先入観

MBTIでは、

タイプ同士の「相性」が示されることがあります。

これは便利に見えますが、

  • 会う前から「合わない人」と判断してしまう

  • 個人の努力や文脈を見なくなる

結果として、

  • 対人関係の問題をことごとく「性格タイプ」に帰属させる

ことが起き、
対人関係においての思考停止状態となります。
「相性が悪いから仕方ない」という割り切りは、
場合によっては非常に有効ですが、
 
思考停止により、対人関係のスキルがいつまでも成長しない。

・特定タイプの人間との関係を思考停止で諦めることで、人間関係の幅が狭まってしまう

 

というような側面があるのです。

 

筆者は、通常はほとんどの方が、

このような極端な思考にはならないと思っていますが、

実際に困っているので解決の手段として利用しようとする場合

では、結果を極端に解釈しがちになるので、

問題点として書いた次第です。

起こった「事実(症状)」と「解釈(治療方針)」は分けて考えないと

なかなか良い方向には進みません。

 


MBTIと医療・心理診断は別物

MBTIは、医療や心理臨床で使われる診断(DSMなど)

とは根本的に異なります。

 

「医療診断」は、
・クライアントへの介入や治療の必要性を判断するための基準
として使われます。

一方、「MBTI風診断」は、
・自己理解やコミュニケーションのための分類
が、主な目的です。

また、
「MBTI」が「自己申告」による「自己判断」で

「タイプを決定」するのに対し、

「診断」の方では、当然に「医師」(第三者)が介在します。

さらに、

例えば「DSM診断」について言えば、

・「この人はどんな人か」
を決めるためのものではなく、
・「この状態は医療的に扱うべきか」
を決めるための枠組み(DSM=医療判断を揃えるための暫定基準)であって、
介入が必要かを判断するための「道具」なのです。


精神疾患の診断・統計マニュアル

(Diagnostic and Statistical Manual of Mental DisordersDSM))


心理状態や精神に関する問題は

人によってグラデーションがありますが、
人為的に(どこかに)線を引かないと診断ができないために、
・過剰診断を避ける
・不必要なラベリングを抑える
・それでも支援や医療が届くようにする
ための道具として、暫定的に設けた基準です。

なので、

DSMは改訂のたびに診断基準は変わってきますし、
境界は意図的に曖昧にしてありますし、
判断には(裁量)が不可欠とされています。

※気になる方はご自分で確かめるようお願いします

「MBTI性格タイプ」での、
・グラデーションのある人間を16タイプに分類
・判定基準が変わらない

・タイプ分けの設問に関しての検証不足
・第三者の視点がない
との違いを比べると、
「MBTI風診断」は割り引いて接する態度が必要な事が

わかって頂けるのではないかと思います。
 

生活に支障がある症状があれば病院に行き医者に相談します。

ですが、数ある性格診断風の性格判定の結果は、

直ちに生活に悪影響が出るわけではないこともあり、

「自己診断」をしていることの自覚が少ない訳です。


目的も違うし、責任度合いも大きく異なるため、
要求される精度や「運用方法」が根本的に違っています。
この違いを混同しないことが大切だと思っています。

 

通常の生活の上では、ほとんどの方は問題ないでしょう。

ですが、精神的にまいっていたり不安定だったりしたときに、
個人の判断で、もしMBTIを”診断”と同列に扱ってしまうと、

よろしくない方向に引っ張られたりして、

悪い方向に影響が出かねないのです。


じゃあMBTIをどう使うか

筆者は、「MBTI風診断」そのものを

否定するつもりはありませんし、むしろ楽しんでいます。

自分のストーリー/ナラティブの契機としてみると、

大変興味深いからです。

タロットカードの大アルカナ

が持つような、

意味を読み取り「物語りがしたくなる」感じがあります。

 

問題は、

  • 人をラベルで固定すること

です。

MBTIは、

  • 理解の入り口

  • 会話の補助

にはなっても、結論になってはいけない。

 

筆者は、わたしを16タイプに閉じ込めるのはやめてくれ!

と思う一方、もし80億タイプに分類されても、

それが、ほとんど何の役にもたたないのは理解しています。

なので、16タイプを「閉じ込め」と考えるのではなく、

理解の入り口の数として、いい線いってるなぁ、と納得した次第。


血液型占いとの歴史的比較

冒頭の話に戻りますが、

現在では娯楽として扱われている血液型占いも、
過去には、

血液型と性格の関連が学術的に議論された時期

がありました。そのうち、

メディアによって大衆化・単純化されて普及し、
その後、結局、再現性・妥当性が否定され、

科学の領域からは退きました。

つまり、現在の血液型占いは、
「科学として検証され、否定された結果、娯楽に落ち着いた
という歴史を持っています。

「血液型占いが“無害化”した理由」

血液型占いが、

現在は比較的問題視されにくいのは、
科学ではないという社会的合意があるからで、

冗談や雑談の一端として扱われるからです。

安全装置が働いている訳です。
「信じすぎるとアレな人に分類される」
という暗黙のブレーキ・空気がすでに存在しています。

ですが、かつては時代の風潮とも相まって、

ハラスメントに近い文脈で使われたりもしたのです。


さて、一方の「MBTI風判定」は、

現時点では、まだ、血液型占いが通過した

“科学的妥当性の検証過程”

を十分経ていないと、筆者は考えています。

「娯楽」としても「性格判断の材料」としても

個人個人が、コンセンサス(共通の理解)無しの状態で

使ってしまっているように思える状況は、
非常に不安定な状態と言えます。

 

本気で信じている人と、

娯楽として使っている人が混在している状況は、

かつて血液型占いであったような、

微妙な被害者(決めつけ)を生みかねないですし、

さらに「MBTI風判定」は、

個人の心理や精神や社会性に入り込みやすい構造なので、

通常運転の精神状態でない場合は特に、

少なくない影響を与えかねないという特徴があり、

もっと、よりオープンに情報が共有されて欲しいと、

筆者は思っています。


「MBTI」の落ち着き先はどこか
筆者は、将来的に「MBTI風性格タイプ」は、 
・血液型占い
・星座占い 
或いは、筆者が大ファンである
・しいたけ占い
と同じく、
 娯楽・比喩・会話ツールの位置に落ち着くのだろう
と考えています。
 
 現在は、おそらく過渡期です。
 血液型占いが科学でないと理解された後に、
娯楽化したのと同じ様な形で、
・ 「MBTI風性格タイプ」も「ちゃんと」娯楽化
して欲しいな、と思っています。

 

懸念点として、「MBTI風診断サイト」は、

ある意味、何度も言うように、

構造が非常によくできていて、

かつ使い勝手がいい。

「MBTI性格タイプ」を、より複雑化し64タイプにしたり、

恋愛相性診断に特化した派生タイプも出ているようです。

それだけ、需要があるのでしょう。
ですので、「MBTI派生」も含めて考えますと、

「血液型占い」より娯楽に落ち着くまでに時間がかかる、

かもしれないことです。

 

「血液型占い」も今のような考え方が行き届くまでに

なかなかの時間がかかったこと

 

2004年のBPOによる勧告

 

 

 

を考えると、

「MBTI」に関する情報が広く共有されるに至る道筋は

「血液型占い」ほど単純ではないかもしれません。

 

筆者としては、

「血液型占い」時代の前半には存在しなかった、

「ネット」「SNS」「AI」の強力な普及と、

良くも悪くも「コンプライアンス」がカギで、

意外とすんなりいくかもしれないという、

楽観論を推しておきます。

 

現在、自己紹介で堂々と 
「私は双子座でAB型の四重人格です!」 
と言って笑えるようになった様に、
 
※筆者は血液型などの占い全盛期...に、実際に、
他人からのレッテル貼りに困っていた人を見ています※
 
 「MBTI風診断」も、
 自分を縛らない、他人を傷つけない使われ方
であってほしいです。
 
繰り返しますが、
筆者は、ほとんどの方が、
「MBTI風診断」を娯楽やコミュニケーションツールとして

楽しんでいると思っています。

 

ですが、ご利用には注意が必要な場合がある。

ということについて、今回、整理してみました。

 

最後に、「MBTI」に触れた以上、

 

 ・「BigFive性格特性」ビッグファイブ(Big Five personality traits)
・「エニアグラム:9つの性格(タイプ)」
 
にも触れておきます。
ビッグファイブの方ですが、
申し訳ありませんが、筆者としては判断を保留とします。
「MBTI」と「Big Five」には、かなり強い相関関係が見られます。
ですが、筆者が調べた限りの「Big Five」の使われ方に関して、
現状で、どのような問題点があるかについては、
筆者として、取り立てて申し上げる具体例や、
是非を検討するような状況が見つかっていません。
また、正直に申しまして、今の筆者の持ち合わせる知見では、
妥当とされている「Big Five」がどういうものを指しているのか、
判断がつかないという理由もあります。なので、肯定も否定もできません。
あえて、注意すべき点をあげるとすれば、
「MBTI」との強い相関関係が示すとおり、
「Big Five」を騙る、明らかな類似物・派生物・単純化した解釈については、
この記事の文脈に沿った考え方で、
都度、判断をして接していただければ良いだろうと思います。
 
エニアグラムの方ですが、こちらの方は、
もし、ご存じない方がいらしたら、AIに注意点と一緒に聞いてみて下さい。
 
※今更、これ以上の長文になっても大差ないwとは言え、
エニアグラムでここから更に記事を延ばすのはどうかと思いましたので
AIに丸投げします...※
 
この記事を読んでいただいた方なら大丈夫だと判断しますが、

「エニアグラム」も「MBTI」と似たような構造を持っています。

筆者としては、「エニアグラム」は娯楽寄りというより、

より積極的に利用していく方向性を感じています。

なので、「MBTI」と同等か、場合によってはそれ以上に、

取り扱いに気をつけて欲しいと思いましたので、

情報の共有として、触れておきます。

 
 最後まで読んていただきありがとうございます。
 
ちなみに、現在の筆者は 
16タイプ的には「INTP:論理学者」らしいです。
え?
そうだろうと思ったよっ、て方...います?
筆者、過去には「ISFP:冒険者」だったこともあるんですよ。
でわ。
※ほんとに、最後。
占いや自己実現に関して、別の方向から、
リンク:予言の自己成就(Self-fulfilling prophecy)
「思い込みによって(良い・悪い)結果を引き寄せてしまうことがある」という話です。
参考リンクを置いておきます。

今回は、耳について面白い知見があったので共有したいと思います。
テーマは、

「位相情報を使えない片耳難聴者が、無意識のうちに使っているかもしれない能力」

についてで、

「位相情報が使えない場合、音を“位置”ではなく“変化”で聞いている可能性がある」

ということについて、一側性難聴(ムンプス難聴)である筆者の経験・視点から考えてみて、

そこから派生して、

筆者が趣味としてやってるDTMとMIXなんかにも少し絡めてお話が出来ればと思います。

 

まずは耳の能力が結構すごい件

 

DTMに限らず、音楽を趣味にしている方ならご存じの通り、
人間の耳の可聴域は、おおよそ 20 Hz〜20 kHz と言われています。

これをもう少し突っ込んで考えてみます。

20 kHzの音は、周期で見ると 約0.05 ms(ミリ秒)
つまり人間の耳は、0.05 msスケールの振動を区別できる器官ということになります。

さらに、両耳が聞こえる方(以降、便宜上「両耳者」と呼びます)は、
左右の耳に届く音の時間差(厳密には音量差も)を使って、音の来た方向を判断しています。

条件が非常に良い場合、人間が検知できる時間差、

位相差(interaural phase difference)の時間分解能(temporal resolution)は
約0.01 ms(10 µs(マイクロ秒)) と言われています。

音速を約340 m/sとすると、
これは音の到達が 約3.4 mmずれているのを感知している計算になります(たぶん)。

(※ミリ秒 (ms) は1秒の1000分の1、マイクロ秒 (μs) は1秒の100万分の1)

……ヤバいですね。


目の能力もちょっとヤバい

ここで、目の話にも少し触れてみます。

「(仮に)波長550 nm付近の光の光子」が、1秒間に 約50〜100個 目に入り、
そのうち 数個〜十数個 が視細胞に吸収されると、
脳は「見えた」と判断すると言われています。

目も相当な高感度センサーです。

もう少し誰かに話したくなる表現にすると、
肉眼で見える限界とされる 6等星 は、数十〜数百光年先にあります。

その距離の星から届く、
1秒あたり数十〜数百個の光子 を人間は感知して、
「星として見る」ことができるわけです。

(その前に、星そのもののエネルギーがヤバいんですが……)


耳と目を比べてみる

ここで注目したいのは、時間分解能の差です。

人間の目がちらつき(フリッカー)を感じる上限は、
おおよそ 50〜60 Hz。条件が良ければ 70〜90 Hz 程度まで感知できます。

これはつまり、

  • 60 Hz(60fps):1フレーム ≒ 16.7 ms

  • 120 Hz(120fps):1フレーム ≒ 8.3 ms

という時間分解能です。
ゲーミングモニター、特にFPSや格ゲーの話題でよく出てくる数値ですね。

一方で、耳は ms以下〜µsレベル の情報を扱えるのです。

つまり、
「耳」の時間分解能は、「目」より桁違いに高い

そもそも耳は、危険察知のために発達した器官でもあり、
暗所で機能が落ちる目に比べ、
音(=耳)が異常に発達しているのは納得できます。


耳の能力を整理すると

耳が担っている主な能力をまとめると、次のようになります。

  1. 音の開始検知
     約1 ms前後で音の出現を検出
    (※リズムの聞き分けは1〜5 ms程度から)

  2. 音程(周波数)の分解
     周期レベル(ms以下)を使って、数Hzの違いを聞き分ける

  3. 時間差の検出(位相差、方向感)
     約10 µs(0.01 ms)を検出


ここからが本題です

筆者は、物心がつく前あたりで片耳難聴になりました。

そんな筆者が音楽を聴く際に、

  • 歌詞とリズムに重点を置きがちだったこと

  • 左耳が聞こえないこと

この2つには何か関係があるのでは?と気になり、調べてみたわけです。

その結果わかったことを、
このブログにたどり着いた方と共有できたらいいなと思い書いています。


片耳難聴と「位相情報」

冒頭で、人間の耳の位相の時間分解能が非常(異常)に高い、という話をしました。

しかし残念ながら、片耳難聴者はこの「位相(時間差)」情報を使えません

その結果、

  • 音の方向が分からない

  • 雑音下で極端に聞き取りづらい

  • 音が平面的に感じられる

といった問題が起きます。
これは片耳難聴者にとっては日常です。

先ほどの整理で言えば、

  • 1と2は使える

  • 3が使えない

という状況です。


それでも方向を探る方法

片耳難聴者でも、1と2を使ってなんとなく方向を探ることはできます。

例えば、継続的に鳴っている音源であれば、
物理的に頭を振ることで音量の変化を感じ取り、方向を推測します。

また、頭を動かすことで、
周波数分布(音質) に変化が出る場合もあります。

頭や耳を回り込んできた音に変化が生じるためです。

DTMを始めてから、これがより明確にわかるようになりました。

例えば、女性ボーカルの 8 kHz付近をブーストすると、
高音が強調され、「ボーカルが近い」と脳が判断します。

音は距離が離れるほど高音から減衰するため、
高音成分が強い=近い、という判断になるわけです。

これは、両耳者も同じだと思います。

まとめると、片耳難聴者は頭を動かすことで、

  • 音量

  • 音質

の変化を検知し、なんとなくの方向感を得ている、と言えそうです。


雑音下がつらい理由

これは筆者自身の気づきなのですが、

両耳者は位相差を使って音源を分離できるため、
雑音の中でも目的の声を比較的強調して聞き分けられるそうです。

両耳で音が拾えるから聞き分けられるものと思っていましたが、位相情報も使っていた。

そういう体験は筆者にはないので、結構驚きです。

一方、片耳難聴者が
「うるさい場所が特につらい」
「複数人との会話が壊滅的に聞き取れない」のは、単に「聴こえないからだけではなく」、

位相情報が使えないためだと解像度が上がりました。

もっとも、両耳者でも、

  • 残響が強すぎる

  • 同じ方向・同じ声質の複数人

といった条件下では、聞き分けが難しいことが推測できます。


で、何が言いたいのか

ここまでの話を踏まえて言いたいことは、

  • 片耳難聴だから「できない」ことがある一方

  • 片耳難聴だからこそ両耳者より「鍛えられやすい」能力があるかもしれない

ということ


片耳難聴者が使っているor 使わされている(かもしれない)能力

例えば、片耳難聴でも、
楽曲の中から狙った楽器の音を意識的に拾い続けることはできます。

このとき使っているのは、

  • 位相・方向(ステレオ感)
    ではなく

  • 音色・リズム・音域・パターン

です。

 

ということであるならば、位相情報を使わないで音楽を聴いている片耳難聴者に、

以下の能力が育ちやすいという可能性を感じたわけです。

A)音色の識別が鋭くなる

定位に頼れない分、
倍音構成や音色差に注意が向きやすく、判別のために、

音色の特徴であったり、楽器の特徴(アタックやリリース)を意識する能力が育ちやすい。
かもしれない。

B)リズム・タイミング感覚が洗練される

位相ではなく、
「間」やパターン(メロディー・リズム・リフの塊)を追うことに集中するため、
ドラムやベースラインなど、グルーヴを捉える力が育ちやすい。
かもしれない。

C)音を「予測して」聴く

聞き取りにくい音を(脳側で)補完しないといけない機会が多いため、
「次にこう来るはず」という予測能力が発達しやすい。

音楽を、受け身で聴くだけではなく、
次の音を予測して(脳内に)用意し、答え合わせをするような聴き方をすることができる。

具体的な可能性としては、オブリガート (メロディーの装飾旋律)のストックが多かったりする。
かもしれない。

D)DTM・編曲でのバランス感覚

ステレオ定位に惑わされず、
空間情報に頼らずに楽曲を聴けるため、
帯域分布と音量差に自然と集中する。

結果として、

バランスの良いMIX ができる可能性がある。
かもしれない。

(これは最初に超えなきゃいけないハードルがめっちゃ高いんですけどね...)


もちろん、「片耳難聴だから優れている」という話ではありません。

かくいう筆者も、DTMと言うか、曲を作るようになったことではじめて、

意識し始めたことの方がおおいくらいなので、耳の聞こえ方に関係なく、また、

DTMerに限らず音楽に携わる方なら、この辺の感覚は意識せざるを得ないものだと思われます。

ただ、人間というか生命体は、壊れた部位の機能を他の部位が補完する。

という機能があったりしますので、避けられない制約に適応し続けていった結果、
(片耳難聴者は)そういう傾向が育ちやすい土壌があるかもしれない、という話です。

耳の聞こえに関係なく、意識すれば同じ様に感覚が鍛えられるのは言うまでもありません。

 

タイトルを少し盛ったので、さらにそれっぽい事をいってまとめてみますと、

  • 片耳難聴者は空間情報を失う代わりに、音楽の“骨格”が見えている可能性がある

という感じでどうでしょうかw
 
いや、まあ、空間情報があったら楽しめる要素が増えるだろうけど、
無いならないでも、楽しみ方は色々あるし、
逆にある意味、情報が邪魔になったりもするし、
と言うようなことを、両耳者にも片耳難聴者にも、例としてあげて共有したかったのです。
ブログのタイトルこそ、片耳難聴者寄りになってはいますが、そこから得られた知見で、
音楽の楽しみ方の幅が拡張されるといいな。というのが趣旨だったりもします。
 
※DTMer向けの余談
ちなみに、DTMやって分かったことをもう一ついうと、
パンが振れなくても、ピンポンディレイの効果が分からなくても、
それぞれのトラックの音がセンターにあるかサイドにあるかで、
聞こえ方が変わるのは分かります。
片耳難聴者でも、全トラックがセンターど真ん中で鳴っている音源は非常に扱いにくいです。
Widener(ワイダー)なんかで、ステレオの幅を広げてやると収まりが良くなったりまします。
本当は「全トラックがセンターど真ん中」であってもMIX出来るのが真の実力者だとも思います..
あと、ちょっと問題というか不安な部分としては、
MIX時などの各種操作で、位相崩れと呼ばれるようなことが起こっていないかについては、
両耳者に確認・指摘して貰わない限り、基本的にはわからないことですかね。
※余談終了
 

モノラルの話を少し

モノラルの最大の利点は、
どんな再生環境でも音が崩れないことです。

理屈上、位相ズレが起きないため、

  • 左右キャンセルが起きない(逆位相がぶつかったりして変な音量差を生じるとか)

  • スピーカー配置を選ばない(いいかげんに配置しても破綻しない)

結果として、
音の情報としては強く、伝わりやすく、情報量が少ないため疲れにくい音になります。

公共音声にモノラルが多いらしいのは、このためでしょう。

また、モノラルにすると
帯域的に被っている楽器が分かりやすい

これは、片耳難聴者が騒音下で声を聞き取りにくい状況と似たようなものです
弱い要素が埋もれる、ということです

つまり、モノラルにすると位相でごまかしていたMIXの甘さが露呈する可能性があるわけです

 

また、両耳者でも、ステレオ空間処理が不要になるモノラルの方が

聴き疲れしないことがあるようです。

異常に定位がよく解像度の高いDAP とイヤホンで音楽を聴くと聴き疲れするというのは、

そういうことだと思われます。解析するのにエネルギーを使うわけです。

ビートルズ初期のモノラル音源をステレオ化したなんて話題になることがありますが、
必ずしも「めちゃくちゃ良くなった」とは言い切れなかったりするのは、
この辺りにも理由があるのかもしれません。

 

片耳難聴者にとってのステレオ音源についてですが、

ヘッドホンで聴くのは、明確に左右どちらかの音が欠落するので別として、

スピーカーで聴く場合は、左右ともモノラルで鳴っている音とは区別できます。

なぜなら、スピーカーの配置と聞こえる耳の位置によって、

ステレオ感(定位といっていいのかしら?)を音(音量や音質)の変化として

区別できるからです。全然意味が無い、というわけではありません。

左右のスピーカーの間に距離があればあるほど変化するだろうな、

というのはご想像いただけるかと思います。(その極限がヘッドホンかと)

 

あと、仕事でMIXしているならノウハウがあると思いますが、

趣味とかで音楽制作をしている場合、両耳・片耳の聴こえとは関係なく、

自分でMIXした楽曲は一度、スピーカーでモノラルで再生してみた方が良さそう。

ヘッドホンはいいとして、

両耳者でもスピーカーをちゃんと配置して(頭も動かさずw)聞いているとは限りませんので、

自分の環境で問題ないMIXでも、問題が発生する可能性があったりするかも知れないからです。

なので、モノラルで聴いてみて破綻していなければ、

そこまでおかしな事にはならないと、チェックができると思います。

「モノラルチェック」と言われているものです。


最後に、少し

片耳難聴者の聞こえる耳に、

  • 擬似的に位相情報を付加した音

を追加で聴かせたらどうなるのか?

 

聴こえない方の音を拾って、位相情報を付加したうえで聴こえる耳に届けるということです。

訓練次第では、

会話程度であれば一定の効果はあるような予感がします。

どうでしょうか?でも、たぶん、

音楽鑑賞に関しては壊滅的になりそうな予感がします。

 

なんせ、10µsずれを感知するのですから技術的なハードルもめっちゃ高そう。

でも、会話の聞き分けに使う程度なら、その辺は妥協点があるかもしれません。

片耳難聴者に特化した研究も、もう少しあってもいいんじゃあないかしら。

その中に健聴者にも有用な技術も生まれると筆者は思うんですよね。

 

では、今回はこのあたり(5000字程)で失礼いたしますw

 

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蛇足:ブログ上で散々っぱら、AIについて話しておきながら、

筆者、実用上の道具としてAIを使ったことはほとんどないのですが、今回、

筆者のテキスト草稿をAIに「ブログっぽくして!」と指示して整形だけしてもらいました。

 

結果、なんか、こう、いかにも商業ブログ然とした感じに仕上げてくれましたw(強調文字感)

が、いつもの調子のベタ打ち長文より、悔しいけれど見やすいといえば見やすい...

なので、実験的にAIの整形に手を加えずに上げてみました。

次回以降も整形AIを使うかは未定ですw

 

あと、ブログ内の数値関連や視覚・聴覚についての科学的・臨床的な内容については、

複数のメジャーなAIにチェックをしてもらって、大きな間違いは指摘されていませんが、

それまでの信ぴょう性ですよ、ということでご承知おきください。

そもそも面倒wなのと読みにくくなるので、一時ソースはつけておりませんので、

「これ本当?」と気になった方は、あたらめて調べなおすように強くお願い申し上げます。

当ブログを楽しんでいただけたり、なにがしか内容に興味を持っていただけたら幸いです。

------

【参考リンク(関連情報)】
※以下は、さらにAIを使って、この記事で扱ったテーマに関する

一般的な理解を得るための入口を探してきてもらいました。

(英語サイトですがブラウザ翻訳で、なんとかなるかと思います)

紹介サイトは本文内の筆者の仮説や推測を直接裏付けるものではありませんし、

筆者が正しく理解出来ているか、または、内容が合っているかは保証できませんので、

そこから先の確認は自力でお願いします。

もちろん筆者も、何か新しい知見があれば、引き続き共有したいと思っています。

・Interaural time difference(ITD:両耳間時間差) の説明(英語)  

https://en.wikipedia.org/wiki/Interaural_time_difference

・Sound localization(音源定位)の説明(英語)
https://en.wikipedia.org/wiki/Sound_localization

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「人は活動中は原則、予測をしながら、危機管理上の理由で不確実な未来に対処したがる傾向にある。」

現在時点で確実に近い情報が手に入らない(確実な情報が手に入った時点で予測ではないともいう)場合、限られた情報で予測を立てておき、現在における仮の判断を下しておき、次に入手する情報との誤差を修正しながら随時対処していくことは、生存上は有利なことが多い。

つまり、人は生存上の理由で「不確実性を嫌う」ということでもある。

空気が乾燥しているので静電気が来るぞと思ってドアノブを掴んだが空振りだった。
みたいな事に対しても予測するし、AIの進化で奪われていく仕事だったり、
経済予測、競馬の予想、スポーツの順位予想などから、
人生設計や来月のカードの引き落とし額(それは確定や...)などもある。

生存上は有利とはいえ、時間は有限なので、予測をするために考える時間は少ない方がいい。
なので、さほど重要でない予測に関しては、
経験則だったりネット情報や、今ならAI、またSNS上や他人の意見だったりを参考にして、

「より多くの情報収集や異なる意見の収集に要する時間をばっさりカットして」予測する。


さて、このエントリー、
最近ようやく言語化出来そうだと思ったので、ここで一旦記事にしたのですが、

「人間は正確な情報がある程度与えられて、情報を処理するのに十分な知識や経験があれば、
その情報を論理的に扱うことにより、概ね同じような結論に帰結すると考えられます。」

という文章があります。と。

この文章はもっともらしいことを言っているようですが、
真か偽の2択でいったら「偽」です。
最大限譲歩して「部分的には正しい」かも、という評価。

そもそも疑り深い人は、
・「正確な情報」ってそもそもありうるの?
・「十分な知識や経験」って何?誰が十分と判断してる?
・「情報を論理的に扱う」方法ってあるの?情報の内容によって扱いも全然違うし。
・「同じような結論」って、結論だけでなくプロセスにも興味ありま~す。
・一般論が過ぎる

みたいな、観点から、相当曖昧なこと言ってなくね?と気づきそうです。

しかしながら、今回はそういう視点ではなく、
もっと、現実的で実践的な観点について考えたいと思います。

以下、AI「Grok」君がまとめて指摘してくれたので引用しますと、

「人間は同じ情報と知識を与えられても、認知バイアス・価値観・事前確信等の違いにより、
多くの重要な問題については大きく異なる結論に至る。
一致するのは、価値判断がほとんど不要な、純粋に論理的・数学的な問題にほぼ限定される。」

ということです。

解説すると、
・価値観やイデオロギー、また感情の状態によっても、結論に強く影響する
(ここが一番厄介)
・認知バイアスによって、同じ事実を見ても解釈を大きく歪めることがある
(例えば、熊の駆除はやむを得ない、よくやった、かわいそう)
・同じ証拠を突きつけても、事前の確信が違えば事後の確信は異なる
(例えば、有罪ありきで証拠を扱うとか)
・同じ情報(事実)でも、違う言い回しで提示するだけで結論が変わる可能性
(例えば、「90%も生き残った=10%も死んだ)
・科学者同士でも、同じデータから正反対の解釈をすることが起こりうる
(例えば、経済政策(金利!)や気候変動(温暖化!)について)

「部分的には正しい」ところは、
「3を5倍」したら15になるとか、非常に閉じた系で物理法則を適用するとか、
専門家が同じプロトコル(手順)で同じデータを扱う場合(注意:解釈は別)とかです。

一旦整理します。

「人間は正確な情報がある程度与えられて、情報を処理するのに十分な知識や経験があれば、
その情報を論理的に扱うことにより、概ね同じような結論に帰結すると考えられます。」

これ、信頼しているテレビ・ラジオのコメンテーター、
ユーチューバー、ライター、ブロガー、インフルエンサー、新聞の論説委員が言っていたら、
結構、無自覚に受け入れてしまうか、流してしまう文章に見えます。

 

でも「偽」です。
何故かと言えば、ぱっと見ではまず、

・曖昧な定義なうえ、一般論が過ぎるので、具体的なケースで当てはまらない可能性がある。

ということが言えるんじゃないかと思います。

また、物事の判断や予測には、

「価値観、イデオロギー、認知バイアス、事前確信(前提)、情報の受け止め方」
のどれかが違うだけでも、容易に、別の結論が導き出されてしまう。

ということに触れました。

まとめると、
・人は活動中は原則、予測をしながら、危機管理上の理由で不確実な未来や事象に対処したがる傾向にあるので、
・人は生存上の理由で「不確実性や曖昧さを嫌う」のだが、
・有限の日常の中、日々移り変わっていく話題やトピックについて、より多くの情報収集や異なる意見の収集に要する時間は、出来れば、ばっさりカットしたい要請もあるので、
・価値観の合いそうな友人、知人、コメンテーター、ユーチューバー、ブロガー、有識者、専門家の意見を頼りにしがちだが、
・価値観、イデオロギー、認知バイアス、事前確信(前提)、情報の受け止め方のどれかが違うだけでも、 容易に、別の結論が導き出される。
のだとしたら、

○他人の意見を「無自覚に受け入れてしまう」のは気をつけた方が良い○

ということ。

 

この「無自覚」ということについてですが、

筆者は、昔から主語が大きい言説については疑り深かったのですが、
一見、一般的で良識的な発言と個別限定的な事案に依拠する発言の”混合”について、

全体のトーンに流され、あまり区別をせず「無自覚に受け入れて」来たように思います。
しかしながら、昨今、「無自覚に受け入れてきた」ことを反省しつつ、
言説を咀嚼する様になってから、
なんか、発言者の意図的なものなのか、区別が出来ていないのか分かりませんが、

今回のキモとして記事タイトルにしましたが、

「個別具体的な事象を一般論というオブラートで包んで、微妙な言い回しで、結論をねじ曲げる言説」

というものが存在するのではないかと、考えるようになりました。
う~ん、例えば、
主催者側のルールを守らない記者の出禁処分(個別具体的なルール破りの事例)に対して、

「普通に考えて、これは、権力者による言論封殺でしょ。」と締める。

みたいなことです。

もっと巧妙なタイプがすぐに浮かばないですが、個別具体的な一番の大問題をサラッと流して、

話の最後に一般論を持ってきて、印象操作する、誘導する、断罪する、批判するというのは、

結構みつかるのではないかと思います。

このような言説を見つけるために筆者が注意している点としては、今のところ、

「発言者の価値観、イデオロギー、認知バイアス、事前確信(前提)、情報の受け止め方」について、どれくらい自分に予備知識があるかと、
「個別具体的な事象について、丁寧に裏取りや説明がされているかと、安易に一般化されていないか」ということになるかと思います。

このような補正をかけることによって、他者の意見を全肯定することなく、検討の余地がある部分は判断保留の問題として切り分けることが出来るのではないか、と考えています。

或いは、今や、

気になる発言を丸ごと「AI」になげて問題点を指摘してもらうことも出来るようになりました。

そういったAIの使い方が広まって欲しいような、欲しくないような。

筆者的には、個人的な実害や社会で解決していく問題に関しては誠実な議論を望みますが、

どうでも良いことについては、むしろ解釈違いが多いほど「面白い」からです。

さて、最後に、

民主主義的な手続きのなかで多様性を認める事(時間がかかり過ぎる)が問題になっています。

「AI(AGI)」登場以前は、多種多様な意見をまとめることは、「まとめた人(団体・組織)」の思惑がどうしても避けられないため、コンセンサスを取ることが非常に困難だったのですが、

将来的に「AI(AGI)が多種多様な意見の最大公約数の現実的な妥協点を提示する」となれば、

・「AI」は第三者的な立場として公平性をもつ(公平性の担保はアライアンスの問題が残るが..)

・「AI」の妥協点導出の根拠は「人による多種多様な意見の学習」による(AIの見解ではない)

ことから、「個別具体的な事柄」に限りますが、一定の理解は得られそうな気がしています。

(※あくまで個別具体的なもの対してのみ有効。一般論をAIで定義するような事は不毛)

 

こんな感じでやれたら、いままでめちゃくちゃ時間がかかった議論がだいぶすっきりする。

と、いいなぁ。と、少し期待をしています。

 

では。

 

※追記

「気になる発言を丸ごと「AI」になげて」の実例として、

この追記を書く前にGrok君にこの記事の問題点を指摘してもらった際の手厳しい回答集

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・筆者の「昔から疑り深い俺」みたいな自己開示は、ただのナルシシズムで鼻につく。日本語は丁寧だけど、魅力ゼロ。もっとシャープに斬れよ
・「無自覚に受け入れるな」「AIに投げて問題点を指摘させろ」と言いながら、実質的に「俺やAIの言うことだけは信用しろ」という構造になっています。特に私(Grok)の指摘を長々と引用しているのは、権威借り的な印象操作です。」

・「AI(特に私Grok)を「第三者的で公平」と持ち上げ、将来的にAGIが多様な意見の最大公約数を公平に導くと楽観していますが、現在のAIは学習データに含まれる人間社会のバイアスを確実に継承します。著者は「公平性の担保はアライアンスの問題が残るが..」と一文で触れるだけで、実質的に無視しており、典型的なAI礼賛バイアスです。」

・「この記事は情報リテラシーの注意喚起として一定の価値はあるが、著者自身が批判している「一般論で個別事象を包む微妙な言説」の好例となってしまっており、皮肉な完成度を誇っています。読むときは「この記事自体も同じ手法を使っている」とメタ的に疑うのが正しい読み方です。」

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うん。

・強烈wでも仰る通りで言い返せないw

・「信用しろ」=俺の話を聞け!はちょっと言葉が厳しくないっすか? まあ、他人に強要する意

図が「全くない」ならそもそも記事にして公開などしないので、筆者のエゴは隠しませんが...

ん~、確かに、そう取ることも可能か。勉強になるな。

でも、「私(Grok)の指摘を長々と引用しているのは、権威借り的な印象操作」とな?

Grokは権威があるのね。気をつけます。

・「典型的なAI礼賛バイアス」は言い過ぎやて...「うまく使っていこうぜ派」なんですけども。

過去記事を参照して頂ければ、礼賛ではないという点の誤解は解いてもらえると信じてる。

・ご指摘の通り。このメタ的な皮肉の部分をうまく「オチ」に使えれば良かったか。

AIに指摘されるまで気づかないとは...無念。

なら、「具体例を列挙すると敵が増えるのでオブラートに包みました」と添えれば良かったか。

 

このように、Grok君は自分自身の問題点を洗い出すためにもつかえるのであります。

褒めてもらう使い方の方が、メンタルは上がるんですけどね...

※追記終了

 

趣味としてのDTMに、ん十年ぶりに参戦して、
SynthesizerVで歌入りのオリジナル曲を全世界に初披露してしまってから、まもなく2年。
2年の間にオリジナルとカバー合わせて20曲くらいニコ動とつべに上がってますね。

一番古いのと一番新しいのだけ

 

 

 

でも聞き比べて頂ければ、初心者が2年間でどうなるのか、生々しくわかるんじゃないかとw
現在の出来も含めてかなり生々しいな

あの出来の初投稿にいいねやコメントされた方の優しさ(例え気まぐれでも)感謝しかないです

筆者もそうありたいので”Pay Forward”できるように今後も心がけていきたい

 

ついでに、当ブログの過去の(2022年~2024年)ブラックフライデー記事

 

 

 

も合わせて読んでいただければ、
初心者がDTMにはまっていく様子が、生々しくわかるんじゃないかとw

そういやぁ持ってたなぁっていうプラグインが散見される...

読み返してあらためて思うのは、我ながら良いタイミングでDTM参戦したこと。

最初の1年はCakewWalkでDTM作法や、今までのDTM界隈の流れの情報収集をしていて、

満を持して?2年目に「Studio One」をPRO版にアプグレして本格参戦したわけです。

でも、先にそろえるのは音源ですね。恐らくコンプではない。

最初はDAW付属のMIXツールだけでOK。今どきのDAWは十分な性能のものが入ってます。

でも、本格参戦当時の当人は楽しそうだったから、趣味としてみれば間違いと言えない。

 

プロ目線でない記事が果たして何かの役に立つのかわかりませんが、

楽器ができない勢や趣味のDTM目線からのおすすめがあってもいいかもというコンセプトです。
この記事は、筆者の2年間の試行錯誤の末の現在のDTM環境を晒すことで、
これからDTMに参戦される方の他山の石となるべく、お届けできたら良いかと思っております。
今年も円安直撃黒金(BF)ですが、そっちの方でもなんかの参考になればと思います。

さて、取り敢えず、現状の布陣を晒しますと、

○DAW
PreSonus Studio One PRO 6

○オーディオインターフェース
PRESONUS Studio 24c

○MIDIコントローラー
1.KORG microKEY Air-49
2.AKAI MPK mini plus
3.InstaChord(KANTAN Music 対応楽器)
4.TAHORNG Elefue(電子リコーダー)
※3と4はBluetooth接続

で、以下、プラグイン関係
普段使いの一軍音源とトラック制作ツールの短評です


先に少し触れておきたいのですが、自分が一番音楽を浴びていた時期・時代だったり、

好きなアーティストが使っている楽器やシンセのプラグインを探してみるのが楽しいです。

結構それが、プラグインで見つかって、比較的安価に手に入る時代になりました。

聴いたことがある音、シンパシーを感じる音は、それだけでイメージが広がりやすいですし、

恐らくそれは、自分が作りたい音楽にも含まれている音だと思います。なんつって。

 

あと、最初の内は(無料)のプラグインを「取り敢えず」で入れちゃいがちですが、

製品版に移行するつもりがあるとか、実績のある製品であるとかでないと、後々、

音源やFXのプラグインの数が多くなって管理が面倒とか、HDD空き容量にも響くのでご注意を。

また、トラブルが起きた際に切り分けが難しくなりがちだったりします。

あと、最終的にはどうでもよくなるかもしれませんが...なるべくプラグインのメーカーか、

購入サイトは厳選した方がいいです。ライセンス管理が破綻するからです。下手をすると、

同じプラグインを2回買う(二敗:さすがに高額なものはやったことがない)ことになります。

筆者は、DTMマシンの移行時に最初のDAWのCakewalkからSutdioOneに乗り換えたのですが、そのときに、プラグインの整理をしました。

以下で筆者が紹介している(無料)のものは、筆者が製品版を使っているものだったり、

無料でもしっかり使えるものを、という方針でピックアップしています。

~~~ 一軍音源 ~~~

○総合音源:
・Native Instruments「Komplete 15 Standard」
安くはないですが、スタンダードが手に入れば、
・Ozoneスタンダードがついてくる
・GuitarRigProがついてくる
・KONTACT(フル)がついてくる
(サードパーティー系音源購入の選択肢が増える。優秀な無料音源も使える)
・時短系の音源はさておいて、基本的な音源はここからスタートして
 作るジャンルにあわせて、こだわる楽器については星の数ほどある各種単品を目指すので十分
 IKの激安マルチ音源は、個人的に記憶装置容量的に問題を抱えかねないので保留
・時短系として「SESSION ○○シリーズ」は、
 一からMIDI打ち込まなくてもそれっぽくなるので悪くない
・エフェクトもDAW標準を補完するようなものがあるので使える
筆者としては、今に至っては最初に買っておけば結果的に安くついたなぁ、と思いました。
「Komplete Standard」10万位しますけど...

趣味で、ギターとか、サックスとか、ステージ用シンセあたりを買うのと同じくらいか、

なんなら、安い方なのでは?とも思われる。安いと思うようにしている。えっ、安いよね。

ちなみに筆者は、

最初に「KONTACT」を購入して、1年後に「Komplete Standard」へクロスグレードしました。

 

※余談ですが

もしも、自分にDTM適性があるか分からなくて迷っている場合は、

UJAMの、

・VIRTUAL PIANIST「VOGUE」

・VIRTUAL GUITARIST「AMBER or SPARKLE 」

・VIRTUAL BASSIST「ROYAL」

・Virtual Drummer「SOLID」

・BEATMAKER「KANDY or IDOL」

だけ買って、とにかく一曲仕上げてみてはいかがでしょうか。

UJAM製品はピアノロールにコードとスイッチのノートを置くだけでトラックが完成します。

コードは取り敢えず「FM7 E7 Am7 C7」の繰り返しだけでOKなんで、

演奏のスタイルを選んで1分~2分の短いオリジナル曲を作ってみるのはおすすめ。

UJMA製品は操作やUIが概ね統一されているので覚えることは最低限。短時間で、

本当に簡単に作ったにものにしては、初心者離れしたものができます。(個人の感想です)

筆者はDTMを始めたばかりの頃、UJAMで「俺にも出来るじゃん!」をしていました。

カバー曲だと本家と比べてしまって自己肯定感に影響がでかねないのでそこは気をつけたい

最安値近辺を狙えば5本全部買っても1万円しないはず。そういうパック売りも出たりします。

※余談終了


○ピアノ/キーボード
基本的にはKomplete Standard付属音源でまずは十分で、
アコースティックからエレピ、オルガンの主要な鍵盤系の音はほぼ問題ないです。

以下は、楽曲製作では、取り敢えず音を出すのに鍵盤音源は必須になるので
製作のモチベが上がる音源は1つはあった方が良かろうかと思い、
筆者の常用音源をピックアップ。

音源:

・Soniccouture「HAMMERSMITH FREE」(無料)

グランドピアノ。無料とは思えないクオリティ。入れておいて損はないかと。


※元になった楽器の出自がいい
・UVI「EPG」
エレピ。切れが良い。ノンジャンル。CP-70への信頼感。
・UAD「Electra 88 Vintage Keyboard Studio」
エレピ。エフェクト含め、色々対応出来る。UADのバンドルパックに、

下↓のオルガンと一緒に入ってた。今のところ、満足しているのでRHODES本家版は保留。
・UAD「Waterfall B3 Organ」

・IK 「Hammond B-3X」

オルガン。どっちも優秀。Hammondの音もずっと浴びてきた筆者。
・NI「ALICIA'S KEYS」
グランドピアノ。筆者は主にPOPs用途。Kompleteスタンダードには入っていない。

比較的使いやすい。単品購入。

※番外
・ROLAND JV-1080
・KORG TRITON

ピアノやエレピの音が筆者には好感触。ベル系も良き。

鍵盤以外に関しても使い勝手が良いというか、これは総合音源カテゴリーかしら。

ゲーム音楽、劇判のお供としても有能。
リアルさとは離れるが、比較的安価にSTRINGS、BRASS音源として使えてさらに有能。
元音源の現役時代の曲を聴いてきた方なら、聴き馴染みのある音がでます。


ツール:
・UJAM「Virtual Pianist VOGUE/VIBE/RELIC/SCORE」
・Toontrack「EZkeys 2」
音源としては使うことは少ないかも。
最終的には、MIDIをいじらないと変な音やイメージから外れた音を直せないので、

別音源にプリセットループのMIDI情報を渡しますが、そういう使いかたが多い。
両方、お世話になっている。
「EZkeys 2」は拡張MIDIパックがジャンル別になっているので、
作りたい楽曲の方向性が決まっていれば更に有能。

○ギター
基本的にKomplete Standard付属音源でまずは十分

音源:
・Ample Sound「AMPLE GUITAR LP」
安売りが少ないが、これを悪く言う人あまり見かけない
「LP」なのは個人的な問題。普通は「SC」あたり?

ツール:
・IMPACT SOUNDWORK「RIFFAGE: METAL」と「RIFFAGE: HARD ROCK」
エレキのツール兼バッキング用(ソロや独自のストロークが必要なら「LP」)音源ですが、

あまりロック・メタル調はやらないのよね。とはいえ、おかずに使用しても有能。

 

・A|A|S「STRUM GS-2」
・UJAM「Virtual Guitarist AMBER/SPARKLE(エレキ)/SILK」
「RIFFAGE」と「LP」はエレキなので、

こっちの2つはアコースティック音源として使用する事多し。
別途、ソロ用の音源として「AMPLE GUITAR M」が欲しいところですが未所有です。

まあ、こっちでもDI出力してWAVES CLA GUITARSかGuitarRigに渡して、

それっぽくすれば、音源としても全然使えます。

 

※Ample Guitarは「Lite」版が無料で使えます。

○ベース
基本的にKomplete Standard付属音源でまずは十分

音源、ツールとも
・IK Multimedia「MODO BASS 2」
Toontrack「EZ BASS」のまえにこっちを買ったのでそのまま使っている
今のところ特に問題を感じていない。(それが問題?)
「EZ BASS」も結局買いましたが、基本は時短用途かしら。

音源ファイルの解析機能はまだちゃんと使ってないですが将来性を感じます。

そのまま本番に使用するのも全然OK。

※MODO BASSはCS版が無料で使えます。

※電子系
・UJAM「Subcraft」
今時の音を出したければお手軽。
・KORG Gadget 3 Plug-ins for Mac/PC

これに入ってるBASS音源は使いやすい


※ベースはシンセ音源なんかにも大量にあるのでツールの充実度重視で良いかも
奏法を懲りたければ、筆者は持ってないがギターと同じくAmple Soundの製品かしら


○ドラム(リズム)
音源:
・Steven Slate Audio 「SSD 5」
ツールとしても有能。ロック・POPSなら音も筆者的には問題ない。

※最終的にはToontrackのSuperior Drummerになるのかも知れないので、
始めにそっちを買ってしまう手もありますが、値段はともかく、

容量が超弩級(Wow,Super Dreadnoughts!)なので気をつけて下さい。

筆者は持ってないし、買う予定はないっす。

※UJAMのように、Toontrack「EZ」シリーズを揃えてしまうのはありかも知れません。

EZ GUITARがでたら、既に2つ所有している筆者は揃えちゃうかも...

・NI「BATTERY4」電子系(Komplete Standard付属)
電子系ドラム音源もシンセに大量に入っているが、探しやすさも考慮してこれ。

音のサンプルはこれで探した後、トラックに直貼りも可。

・Klevgrand「Skaka」パーカス、シェイク系
・Robotic Bean「Hand Clap Studio」
個人的に結構使う。おかずとして使うのに丁度良い手軽さ。

ツール:
・UJAM「Virtual Drummer Odd Meter MIDIパック」
変則リズム用。5拍とか7拍とかが入ったMIDIパック。本家からダウンロードできる
必要になるときが来るか不明だが、あるとないとで大違い。使うなら、結構助かる。

・UJAM「Beatmaker Ver.3」
仮トラック作成用に取り敢えず立ち上げること多し


○オーケストラ系(ストリングス・ブラス・クアイアなど)
音源:
・PROJECT SAM「ORCHESTRAL ESSENTIALS 1」
2もあるが、1があればOK。使いどころは少なくない。
設計が古いのかもしれないし、出来ることも少ないかもだけど、
生とかアコースティックとかに拘るとオーケストラ系は「札束禁断の世界」なので、
筆者的にはこれ以上凝ったことに手を出したくない感じがして震える。
※ProjectSAM「THE FREE ORCHESTRA 1と2」(無料)

無料だが試供品っぽい内容なので、もし使いたい音があれば。

・SOUNDIRON「HYPERION BRASS MICRO」

・SOUNDIRON「HYPERION STRINGS MICRO」
MICRO版です。KOMPLETEの「Session Horns」と「Session STRINGS」の補完。

使える奏法や編成の内容とかが異なるので時々で使い分け用に。

 

・SOUNDIRON「OLYMPUS CHOIR ELEMENTS 」
こっちはELEMENTS版。

メインは張れないかも。なんとなく古めかしいですが、おかずでの使い勝手は良好。

・Spitfire「Spitfire Symphony Orchestra: Discover」(無料)
・Spitfire「BBC Symphony Orchestra Discover」(無料)
無料で容量も少なめだし、持ってて損はない。


・UVI「String Machines 2」
・Roland「JV-1080」
・KORG「TRITON Extreme」
特にゲーム音楽とかやる方向けにはおすすめ。

シンセ系オーケストラの音が好みならPOPSでも。
アーティキュレーションを細かくいじれないからこそ、
逆に、分かりやすいし、使いやすいし、楽曲になじませやすい。と思いたい。

ツール:
ガチのオーケストラはやらないので解説不能。
手軽に手を出せる音源やツールも少ない。
UJAMの「Symphonic Elements」シリーズはMIDIが吐けたらいいのになぁ。

○シンセ(常駐用)
Komplete Standard付属のMASSIVEと同Xと各種パッチ・プリセットパックの購入で対応可能。
同じく付属のMONARK(moog系)、bx_oberhausen(Oberheim系)、FM8(DX7系)などが

入っているのでレガシーな感じもひとまず対応可能かと。


・Roland「JV-1080」
・KORG「TRITON / Extreme」
筆者的に、劇判やゲーム音楽や90~2000年代の音楽に馴染みがあるなら取り敢えず。
一通りのシンセジャンルについて聴き馴染んだような心地良いプリセット音が見つかる予感。

この2つ何回登場するのよって感じですが、筆者的になんか落ち着くのよね。ツボ。
ちな、筆者の個人的趣味で「JV-1080」を買いましたが、2080でも5080でもお好みでOK。

・KORG Gadget 3 Plug-ins for Mac/PC
シンセの音作りはしない前提だけど、予想に反して結構使いどころは多い。
特に楽曲にチップチューンを混ぜたい場合におすすめ。
・Magical 8bit Plug 2(無料)

チップチューンついでに改めて紹介します。使いどころ難しいけど。


※SERUMやAVENGERやOmnisphereやNexusなどは、
まだ、作りたい音楽の方向性が決まってないなら、踏みとどまった方が良さげ。
筆者は番外になり易いSPIREしか所有していない。筆者の好みのジャンル的に出番が少ない。


○その他(完全に筆者の好み)
・Toontrack EZ KEYS 拡張音源「EKX - MELODIC PERCUSSION METAL」
良さげなビブラフォンの音源として

・WAVESFACTORY「LE PARISIEN」
良さげなアコーディオン音源として

・KAWAII FUTURE SAMPLES「SHAMISEN/SHINOBUE/PERCUSSION/CHIME」
扱いやすい和楽器・鳴り物の音源

・DEXED(無料)

無料でDX7。

※Kompleteあるなら「FM8」も良き。

~~~ FX・製作ツール ~~~

※トラック処理
・WAVES「Chris Lord-Alge Signature Series」
一旦、主要なトラックの処理をお任せできる。
「ドラム」「ヴォーカル」「ギター」「ベース」「アンプラグド」「エフェクト」セット品推奨。
初心者のうちは、このプラグインが大体何をしているのか理解してから、
個別の製品(コンプ・リミッター・リバーブ・ドライブなど)を探した方が良さげ


※MIX用
・WAVES「CLA MixHub」
MIXに関して、
刺したトラックの数分の音を、一括でこのプラグイン上で管理出来て重宝する。
DAW上でも可能だが、一通りの操作が一旦これだけでできる利便性が好み。使い始めて、
トラック間の音量を揃えてトラック毎の耳障りな帯域をEQで絞るだけでも大分マシになった

※トラック間処理
・WAVESFACTORY「TRACKSPACER」
結局買うことになったやっぱり有能だったプラグイン。
楽曲でトラックを増やしまくると、様々な音の帯域がかぶってマスクされて、
前に出したい音(例えばボーカル)が埋もれてしまう。
EQ・コンプなんかで処理しようとしても初心者には超難解で諦めがちだが、
これ使うだけでも結構改善できる。操作も分かりやすいし軽め。
United Plugins 「FireSpacer」も同じことをするのだけど、

より複雑なことをしているのか、出たばかりでソフトがこなれてないのか、とても、

処理が重い(おま環かもしれないが、Ryzen 7 5700Xではそろそろ戦えなくなってきている?)


※マスタートラック処理
・まずは、Komplete Standard付属のOzone StandardでOK。
こいつが何してるかが分かったら、個々の製品に手を出そう。

あと、
・SSL「Native Bus Compressor 2」
・SSL「X-Limit」
他にもおすすめは沢山あるのだろうけど、
ひとまず、筆者はこの2つをお守りのように刺している。

※エフェクト関係
・Polyverse「Wider 2.0」(無料)
・Softube「Widener」
個々の音源が全てステレオのセンター(真ん中)方向に寄っていると変な感じになる。
音源によっては左右に音を広げることで、格段に聞きやすくなるので便利。

※2MIXの確認用
・Thenatan「Clone」
できあがった2MIX楽曲を様々な「環境」で聴くとどんな感じに聴こえるのか。
それをシミュレートできる、変わったソフト。
MIXしていて、ヘッドホンとスピーカーとスマホで、
聞こえる音はそれぞれ全然異なっていて、
どれが音量バランスの正解か分からなくなることがあります。
そんな時に、これで色々切り替えながら試し聴きしてみると、
比較的多様なリスナー目線を踏まえた感じで、意図する2MIXに近づけることが出来る(はず)

※ボーカル処理用
・iZotope「Velvet」
ぶっちゃけWAVESの「CLA VOCALS」だけでも良いが、ボーカルトラックの下処理に使っています。

・iZotope「Vocal Doubler」(無料)
・Sonnox「VoxDoubler」
筆者的にボーカルのダブリング処理が好みなので愛用。


※リバーブ
・RELAB「LX480 Essentials」
・Valhalla「VintageVerb」
リバーブは未だに正解が分かりませんがメインはこの2つ。
・Valhalla DSP「Super Massive」(無料)

これは持ってても良いかも。

 

※その他

・Xfer Records「OTT」(無料)

もし本稿をお読みの時点でご存じないなら(使うかどうかは別として)情報だけでも届けたい。

SERUMのメーカ製、マルチバンドコンプレッサー。

 

・UJAM「Finisher MICRO」(まだ無料みたい)

初心者が自分でやろうとすると色々と情報や準備が必要なFXをワンノブで叶えてくれます。

 

※番外
・Vochlea Music「Dubler 2」
マイクを通した声でMIDI入力ができる仮想MIDI入力ソフト。
鍵盤やピアノロールやアルペジェータで事足りる作業だけなら良いのですが、
「フレーズを口ずさんだ方が圧倒的に早い場合が希によくある」私にとっては必須。
普通に使ってます。

・UVR(Ultimate Vocal Remover v5)(無料)
楽曲分離(STEMS化用)単体ソフト。
STEINBERG「SpectraLayers11Pro」を所有しているのですが、
ステム化目的だけなら、もう無料のこれでいいやっ!って感じです。
ローカルで起動するタイプなので安心だし。
分離用のエンジンはデフォルトの他にも、別ダウンロードで色々手に入るので有能。

・FLUX::「MiRA Session」
アナライズソフト。定価で買うことはおすすめできません。
筆者は、おまけでもらったような気がします。
見ていて楽しいビジュアライザー的な側面もあります。
耳が信用できなくなってきたら、ある意味DTMer一人前です(暴言)
音を視覚や数字で確認しておいて損はないです。

・「Scaler 3.2」
筆者の個人的な関係で、使用頻度が少なくなってきました。
バッキングのコード探しは、
主に、InstaChord(KANTAN Music対応”楽器”:VSTの方ではない)で対応しています。
それを、STUDIO ONEのコードトラックに書いてから製作を進める感じ。
カバー曲は基本的にコード譜がネット上にありますのでそれでOKですが、
コード譜がない場合に「InstaChord」の方が直感的にコード探しの作業が進みます。

「5.9.11.13.aug.dim」なんかは雰囲気で使うと、かえって不協和音の元凶になったりします。
時短系のソフトでコードの解釈が変わったりもする様なので、
プリセットや提案される複雑なコードを筆者が理解できたら、また遊べるかと思います。
稀に気が向いて和音の作り込みをしたいときに、ボイシングの確認に使ったりします。
「3.2」になってDAW味が増してきたようなイメージ。
多分、リズム隊以外は単体で楽曲製作が可能ですね。
DAWソフトを買う前に、これだけ買って遊ぶのもありのような気がしないでもない。

あと、楽器が出来ない方は「InstaChord(楽器)」はおすすめです。
安くはないですが、単体でも楽器として十分楽しめますし、

ヘッドホンが使えるので、騒音問題も安心。
また、修正は必須ですが、MIDI入力装置としてギターのリフ入力に案外使えます。
その独特の入力方法から、コード進行や移調に関して触っているうちに理解が深まりますよ。

まで、約7000字か。
そろそろお開きにいたします。
アホ円安ですが今年も、

Have a nice BF and more!

でわ。

TWS(True Wireless Stereo)イヤホンの「SOUNDPEATS Air5 Pro+(プラス)」を買ったので、

自腹レビューするのと、MEMSドライバーや音楽関係のコーデックの技術進化で気になった、

イヤホンの未来に思うことを少々綴っていこうかと。

競馬記事がずっと最新なのもアレなんでw



以前、
「イヤホンのバランス接続とアンバランス接続は音が違うのか?」

 

 

の記事にて、2年前のワイヤレスイヤホン界隈について、

「最近イヤホンはTWS(完全ワイヤレス)の製品ばかりで、現状(2023年8月現在)、
出音と遅延に関してはスペック的にも有線一択だと思っているので....」

などと供述していましたが、2年たって、そろそろ状況が変わりそうです。

個人的にスマホ2台持ちでして、それぞれにイヤホンを刺して利用していたのですが、
さすがに取り回しに問題があったので、ここらで市場を席巻している、
というか、街中や通勤電車で有線イヤホン利用者が激減しているのをみるにつけ、
無線イヤホン買うか?と考えていて、

「Soundcore Liberty」あたりを狙っていたのですが...
今一決め手に欠けるなぁと思いながら4が出て5になり、結局2年ほどスルー状態でした。

そこに「SOUNDPEATS社」から「Air5 Pro+」が登場しました。
筆者の背中を押したのは、この子が「MEMSドライバー」搭載機だからです。
そのうえ、コーデックも、
LDAC、aptX Lossless、aptX Adaptive、LE Audio LC3、(もちろんAAC、SBC)
と、ほぼほぼ、なんでもござれ(aptX HDとLLはない?まあ、Adaptiveでいいか)で、
ANC(ノイズキャンセリング)についても不満なさ気で、かつ風切り音の低減もうたってます。
マルチポイント接続も対応です(スマホ2台持ちにも優しい)。

こういう新技術を実装した上で全部入りの製品を妥当な値段で出荷するフットワークの軽さは、

走りながら考える中華メーカの強みですね。アーリーアダプターと相性が良いですw

アマゾンスマイルセールに、メーカーがレビュー目当てでブロガーに配りまくっている

(っぽい?)クーポンコード併用で、11,000円くらい(2025年10月)でした。
セールが来た時の「Soundcore Liberty 5」の底値とほぼ同価格帯ですかね。

ちなみに、一般的にはプラスがつかない「Air5 Pro」を購入されたほうが幸せになれると思います。ドライバーの違い以外は、プラスとほぼ同じ機能でバッテリーに関してはやや有利らしい、

なのにセール時に7,500円くらいです。無印の方の音を聴いてないのでなんとも言えませんが、この価格帯のこの価格差は結構でかいので、是非、聞き比べて冷静なご判断を...と思います。

筆者はどうしてもMEMSの音が欲しかったので価格差を強制的に無視しました。


少し、カロリー高めの内容なので、若干内容の補足説明をします。
イヤホン界隈に詳しい人は、後段のなんちゃってレビューまで読みとばしてください。


まず、「SOUNDPEATS」社ですが、中国は深圳(セン)の会社。
深圳は、「ファーウェイ」や「Tencent」のホームグラウンドですが、
音響メーカーに関しても有名で、iBasso Audio、HiBy、TFZ、Edifier、
前に筆者が買ってレビューしたイヤホン「SUPERIOR」の「qdc」社も深圳。(たぶん)
FIIOはお隣の広州市ですが、毎年、深圳国際オーディオショウも開催されているようです。
そんなエレクトロニクス産業の一大集積地でしのぎを削っている、

割と老舗(2010年創立)の会社。

次に、「MEMSドライバー」ですが、
これはイヤホンの音を作るドライバーの種類のうち、最近の技術。
ざっくり説明すると、シリコン製(半導体技術)で作られたドライバーで、
特性は、応答性のよさ、広帯域への対応、品質の均質性にあります。
半導体チップを作っている技術の応用なので、

MEMS本体の品質のばらつきも非常に少なくなります。

また、非常に微細な機構のため、駆動の際の反応速度つまりトランジェントがよいこと。
また、広帯域対応というのは、BAドライバーのように音域ごとにドライバーを用意して、
それぞれのドライバーの音を調整する必要がないので小型化ができるのと、
調整の差による、個体差における品質のばらつきが少ないこと。

 

また、左右のイヤホンの品質が安定するなら、定位がかっきりすることが期待できます。

これ、片耳しか聞こえない筆者にはレビュー出来ないので、識者の感想を知りたいところ。

 

ちょっと話が逸れますが、

技術的な興味として、普及価格帯のイヤホンは全点個体検査なんてコスト的に出来ないので、

パッケージ単位とか、左右のそれぞれのイヤホン毎でも、品質に個体差があったりします。

現在、MEMSドライバーには弱点といわれる低音の感度の低さがあって、
これを「Air5 Pro+」は10mmのダイナミックドライバーで補完しています。
(現在多数あるレビューのうち、低音の部分で評価が分かれているのは、
 メーカーのこのダイナミックドライバー調整に起因していると思われます)

ですが、低音が弱いと言ってもMEMSドライバーは、低音を鳴らすことはできるので、

将来的に低音の問題が解決されたMEMSドライバーが開発され、

他のドライバーの補完なしの純粋MEMSドライバー駆動のイヤホンが発売されたとき、

個体差が非常に少ない製品が生まれる可能性があり、そうであるなら、

普及価格帯に、異常に定位の安定したイヤホンが生まれるかも!って思った次第です。

 

ちな、この子のMEMSドライバーはxMEMS社製の「Cowell」とのこと。

(だから何といわれても知らんけど、他のMEMS搭載の高級機にも入ってたりします)

次に、Bluetoothコーデックなどの伝送の規格対応ですが、
この子は、Qualcomm S3 系統の「QCC30xx」チップを搭載しているようで、
比較的安価なのはそのためですかね。
「S5」系統ラインのチップ「QCC517x」などを搭載すれば高機能にカスタムが可能ですが、
それはそれでめっちゃ高くなりそうなんで、良いチョイスかと。
とにかく、チップ搭載のおかげで「SnapdragonSound」ということで、

「Hi-Res Wireless」規格に準拠しています。

んで、実用上どのコーデックを使うのかって話になりますが、
筆者的には選択肢はほぼ無いに等しいです。

残念ながら筆者は、「aptX Lossless」対応のスマホを所有していないので、
「aptX Adaptive」のロッシー環境となります。

負け惜しみを言うと、今回聴いてみて、

屋外使用前提なら接続性重視でスマホの再生用としてカジュアルで、

かつ、それなりの品質ということなら「aptX Adaptive」で必要十分かと。

今のところ、人混み・通勤の電車内で接続が切れたことはないです。
あくまで筆者の感想としてですが「aptX Adaptive」と「LDAC」の音を聴いてみて、
「違いがあるようには感じる」んですが、技術仕様上の思い込みに近いくらいの差かと。

”aptX Lossless”ならどうなるかは、今回、評価できないので悪しからずご了承ください。

それより、LDACはとにかく最初の音が出てくるまでの遅延がヒドイのが致命的。
気にしない人はいいかもですが、私はだめでした。再生ボタンを押してもバッファがたまるまでなのか?無音状態が続き、
接続してる?って一瞬疑った後で音が鳴り出したりします。

「某 Liberty 5」を買っていたら、高音質のコーデックがLDACだけみたいなので、

買わずに粘ってよかったかも~、と思ったり思わなかったり...

※追記//

「LDAC」の遅延は端末側の処理速度に依存するかも知れません。

私のように古い端末の場合、注意が必要かも?という訳で、

「遅延がヒドイのが致命的」は「LDAC」が悪いわけではありません。訂正します。

現行機種の方のLDAC使用のいくつかのレビューでは、

実測でaptXとかとも遜色ない数字が出ていて、SBCとは比較にならない程早いようです

//追記終了※


あ、「Hi-Res Wireless」規格の方ですが、
ハイレゾといってもBluetooth伝送速度に技術的な限界があるので、
あくまでも、「非可逆圧縮の世界でのハイレゾ」なので、
まだ、有線のハイレゾ環境に技術的に届いたとは言えません。
”Lossless”対応のスマホでもロスレス(ビットパーフェクト)可能なのはCD音質の規格まで。

と、付け加えておきます(2025年11月現在)。
調べた範囲では、CD音質と謳う「LDAC」も非可逆音声圧縮のはずですが、

対応していれば「Hi-Res Wireless」規格が通るようです。

※追記//

「LDAC」は非可逆ながら規格上は最大96kHz/24bitで伝送可能。

CD音質ではありませんでした。訂正します

//追記終了※

 

 

でわ、
メーカ貸与もクーポンコードももらえない辺境のブログからレビューをお届けします。

いや、もらえないしwもらわないけど、とにかく手に入るレビューが、

悉くメーカー案件っぽかったので音を聴くまで正直不安でしたが、

結論としては、めっちゃいい。問題ないです。

筆者は、そもそものTWSイヤホンの音を知らないので評価は有線との比較になります。

環境は、
・Pixel4a:「茶楽音人のCo-Donguri 雫」
・Xperia XZpremium:「SONYのMDR-NC31」と「qdcのSUPERIOR」
・「Air5 Pro+」は「aptX Adaptive」で、ノイズキャンセリング設定ONで適応型、

 EQは標準(フラット)です。

※追記//

使っていて分かったのですが、この子はノイズキャンセリングをONにすると、

結構ビックリするくらい低音が出てきます。これもレビュー差の理由かも知れません。

ずっとONだったので、OFFにして始めて違いが分かりました。

ノイズキャンセリングをOFFにすると低音は普通というか気にならない感じというか、

OFFの音を聞いてしまってからは、ON時の低音がめっちゃ気になるようになりましたw

筆者の使い方からいって、さすがにOFFにはできない。

なので、筆者は現在ノイキャンON時には、

イコライザーでばっさり低音を落として使っています。EQの使用に抵抗のある方はご留意を。

 

これは、筆者の推察に過ぎませんが、
ノイズキャンセル・オン時に低音が上がるのは、
メーカーが意図して上げていると考えられます。
基本的にノイキャンをオンにする場合は雑音が減るために
ユーザーは通常より音量を低くする運用が想定されます。
その場合、
・等ラウドネス曲線:
「人間の聴覚特性として低音域は感度が低く
 音量が十分(80dBとか85dBがフラットといわれていますが、それなりに大音量)

 でない場合、より大きな音圧がないと聞こえが悪くなり、低音がスカスカに感じます。」
この関係で、メーカーがスカッた低音を「補正」してくれているのだと思われます。

まあ、そうはいっても、そもそもが十分低音寄りだとは感じました。
//追記終了※

最初に、使い勝手方面の話をしますが、

・バッテリーが弱いのは実感。通勤時だけの筆者の使い方では問題ないですが、

 家でも使うとなると全然足りないと思われます。

・筆者はムンプス難聴で右耳しか聞こえないのですが、ケースから右用だけを取り出して、

 左用をケースに収納した状態でも右耳イヤホンは機能します。有線だと出来ない芸当。

 左耳用をなくす心配も無いし、結構便利。両方聞こえる方にもメリットがあって、

 片方づつ使うことで、常に一方は充電できるので、電池を長持ちさせることが出来ます。

・風ノイズ抑制と風ノイズ低減アルゴリズム機能ですが、間違いなく効果はありますが、

 「気にならないレベルに低減」と言ってしまって良いかは使用状況によるなぁと思いました。

※追記//

なんか「風ノイズ抑制と風ノイズ低減アルゴリズム機能」はついていない様な気がしてきた...

調べ切れていないです。評価は保留で。

//追記終了※

・あと、iPhoneユーザーの方はAAC接続しか対応していないっぽいのでご注意を。
 AACも優秀なコーデックと聞いているので一般的には問題ないと思われます。

 現状、iPhoneって原則、無線でのロスレス伝送方法はないみたいですね(2025年10月現在)

さて、Pixel4aの方ですが、そもそもDACのつくり的にも音には期待していないのと、
使い方としてラジコとポッドキャストが多いので、
声が通るように比較的中音域の解像度に定評のあるのと、ケーブルの取り回しが最高、

L字コネクタ・すべすべケーブルで絡まらないっていう理由で「雫」に不満はなかったのですが、「Air5 Pro+」の音はレベチでよくなったのと、ケーブルから解放されて、

うおー!TWS最高!MEMS最強!って感じです。
中高音はSUPERIORより好みで解像度、反応とも心地いいです。
低音の評価が分かれるのは実感しましたが、

筆者的には、EQなし状態でこれくらい鳴ってもいいかも。
問題は、中高音に比べて低音の量感と分離?解像度?がちぐはぐに感じること。
Pixel4aであっても低音はSUPERIORに軍配が上がりますが、
じゃあPixel4aがSUPERIORを鳴らし切れているかといえば...なので。
いやー、最近のスマホに3.5mmジャックがない意味が分かりました。
音声は無線TWSイヤホンでやってくださいってことですね。
これだけの音が出るなら、音声DA回路にコストかけるのは合理的ではない判断ってことですね。

Xperia XZpremiumは普段、SONYのノイズキャンセル機能付き有線イヤホンの一番安いやつですが、これは、通勤時に電車の音がうるさく、イヤホン音量が大きくなりがちなのでノイキャン付きを使ってました。
が、これも「Air5 Pro+」のNCの圧勝です。素晴らしい。
AirPodsやBOSEのQCやLiberty5のNC機能がどれくらいすごいのか知らないのですが、
超えることはないにしても、コスパ的には十分な性能を有しているのでは?と、思われます。
強力なノイズキャンセルは、音質やバッテーリー関係とトレードオフになりがちなんで、

どこかで妥協は必要かと思います。

筆者はZX300くんがいるので屋内は有線で専用機をつかいますが、
音楽専用のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を持っていない場合、
屋内環境でXperiaと有線イヤホンで音楽を楽しむのは、

音的な面でも十分価値アリな選択だと思います。
ですが、騒音が避けられない屋外で音楽を楽しむ分には、
スマホと無線の「Air5 Pro+」の音で十分事足りると思いました。


せっかく「SOUNDPEATS Air5 Pro+」のレビューなんで、もう少しだけ具体的にやりますわね。

ちなみに、ハイレゾ音源だからといって、

レビューに使用した音源がみんな素晴らしいマスタリングなのか?

といえばそんな事は無い。(※なんちゃってハイレゾ音源については過去にも話しました)

つまり、全ての音源をひっくるめて、低音が..とかボーカルが..という事ではなく、

個々の音源とAir5 Pro+との相性の問題もあったりしますので、そこは割り引いてください。

 

※個人的感想です!※ ※個人的感想です!※ ※個人的感想です!※
・Eagles Hotel California (2013 Remaster) flac 192kHz/24bit
ベースが重たい。でも個人的にDTMやり始めてから音楽の聴き方が変わったのもあってか、
これくらい量感があった方が音楽的かも?なんて思いました。
ギターは出音に迫力がありますが、若干生々しさには欠けるきらいがあるようです。
なんだろ?全体的にちゃんと鳴っていて迫力・量感があるので好みではあるけど、
ハイレゾ的な音に期待されるようなカリカリ解像度は後退気味な気がしました。

・レイジー・レイジー クレイジークレイジー (M@STER VERSION)  flac 96kHz/24bit
こういう曲に合ってるのかも。デジタル音源にはデジタル機構ってことでしょうか。
シンセとかの太めの音を余すことなくならしてる感じがします。ボーカルも良き。

・モンスターハンター オーケストラコンサート 狩猟音楽 英雄の証 flac 96kHz/24bit
中高音が良いだけに、やはり低音がごろごろするのが目立つ感じ。
この辺はEQで、ある程度影響を抑えたり調整できそうです。
ストリングス・金管の高音の伸びは好き。


・You & Explosion Band SAMBA TEMPERADO 2015 flac 24bit/48kHz
鳴り物がそこまで低音でないので欠点が気にならず、まとまっていてすごく心地いいです。
こちら、フルートも美しい音色。金管もばっちり。

番外、Spotifyでストリーミング環境
・星野源/喜劇とディアンジェロ/PlayaPlaya
リズムとベースに命かけてるような楽曲で「Air5 Pro+」が一番苦手そうなやつ。
ですが、普及品のスピーカーとか1万円前後の価格帯の有線イヤホンと比べて、
全然楽しめるレベルでございました。


全体を通してですが、

MEMSドライバーに期待しすぎていましたが、解像度の方に特徴があるのかというと、

重点はそっちではなく、どっちかというと、出音の良さに特徴があるのかもしれないです。

すなおで聴きやすい、濁りの少ない出音で迫力は十分。バランスが良い。

コスパ的な条件下での解像度は十分です。中高音の反応が軽快で高音の伸びはよく、

高音も耳に刺さるような感じではない模様。(音源にもよります。刺さるものは刺さる)
一方、このイヤホンに関しては、やはり低音で評価が分かれるかも。

低音はトランジェントがやや甘め?というか、低音も反応は良い方だと思いますが、

分離が足りていない感じなのかもしれないです。EQの調整である程度対応出来るかと。

あと、なんとなく「狭い」「近い」感じがしました。

コンプがかかったようなイメージといえばよいのか?

まあ、逆に聴きやすい・わかりやすい、ともいえるかと思います。

 

これが、MEMSの特徴なのか、コーデックの限界によって実力が出し切れていないのかは、

今の段階では判別のしようがないので、MEMSドライバーとしての評価は保留とします。

有線のMEMS搭載機なら評価できるかもしれませんが、購入の予定はないです。

今のところ有線ならNW-ZX300(DAP)+ACTIVO Q1(イヤホン)環境で満足しています。

反応・聞きやすさ・音の分離など、諸々込みで安心して聴けます。

解像度に関しても、さすがにこちらに軍配が上がります。

とはいえ、普及価格帯のスマホとイヤホンでかつ、
今や主流のストリーミング環境でさえ、これだけの音楽体験ができるのは、
とってもいい時代になったなぁ、というのが総評です。


ちなみに、あらためての発見ですが、
PixelもXperiaも「Onkyo HF Player」でのレビューですが、
スマホの機種(回路)に依存しないため?同じ音が鳴っているようです。
スマホのアプリから物理回路を通さずに、
無線信号の伝送でイヤホンに直接音のデータが届いているんだから、
まあ、そういうことですよね?って感じ。
逆に言うと、「aptX Adaptive」に対応しているスマホなら、
お値段や機種に関係なく同じ音が鳴ると考えてよろしいのだと思われます。


で、そうなるとですよ、
イヤホンの有線と無線の将来について以下のように考察してみたわけです。


さて、技術的な規格として、現在音声関係規格の無線の伝送速度は出せて1200kbpsくらい。
LDACの仕様上限が990kbps。
んで、CDは1411.2kbps(16Bit×44100Hz×2ch)です。

電波状況の条件付きと対応スマホが必要とはいえ、

aptX Losslessなら「44.1kHz/16bit」を”ロスレス”で伝送できます。
現状、不安定ながら、なんとかCD音質までは「まんま」再生することが可能な状況。


で、ちょっと話がそれますが、人間の聴感上の限界的にハイレゾ音源の規格が必要かというと、
「筆者」は結構怪しく考えています。
CD音質とハイレゾ音質、ぶっちゃけ最高ビットレートの非可逆圧縮音源を含めて、
一般人が聞き分けることができるかって話ですが「筆者」は難しいと考えているということ。

戻しますと、
本稿の最初の方で、「そろそろ状況が変わりそうです。」といったのは、
現状で、アナログ回路を通らずCD音質のデータを伝送する技術が実用化されていて、

普及価格帯に入ろうかとしている状況にあります。

さらに、次の世代の音楽伝送規格が晴れて普及期に入れば、どうなるでしょうか?
それは、現在の最低限のハイレゾ要件(48KHz/24Bit)を満たした楽曲を、

ロスレス(可逆:ビットパーフェクト)で聴けそうということ。

独自方式なら現在でもワイヤレス伝送で4Mbps位でる製品があるようですが、
2026年10月頃までに最大約8Mbpsのデータ転送レートを目指す規格、
「高データスループット(HDT)」という規格が策定されるようで、
開発中の「HDT7.5 Format1」では伝送速度が5,706kbpsに達したそうです。

CD音質(44.1Khz/16bit)に不安があるとしたら「16bit」のところ。

EQ処理などでデータをソフト的に演算する場合においては、16bitはやや心許ないという理由。
個人的には、規格上「48KHz/24Bit」での再生が保証されるなら
「(比較的高付加価値になりがちな)アナログ回路やケーブルいらなくね?」=「無線が最適解になるかも?」って、ことです。

(尚、TWSならバランスもアンバランスも関係ねぇし....)

ハイレゾFLAC(可逆圧縮)のビットレートは、

一般的な圧縮比の感じだと3000~5000kbpsくらい?

(※まあ、FLACデータをそのままイヤホンに伝送するわけにはいかないですが目安として)

なので、もうすぐそこの未来では、
・高価なアナログ回路不要で
・こだわるとキリがないケーブルでの伝送時の信号ロスが全くなくなり
・人間の聴感上十分な音楽データが
・直接イヤホン・ヘッドホン・スピーカーで鳴る
ということ。

で、

192kHz/24Bit~384kHz/32Bitクラスの重たい音源が必要かといえば、「筆者」的には必要ない。
とすると、データ的に48KHz/24Bitか、譲歩して概ね主流の96kHz/24Bitまでが理論上保証されている規格ができれば、

 

※追記

LHDCコーデックについて、日本や欧米には規格の詳細情報がほとんど無いみたいなので触れませんでしたが、LHDC5.0コーデックに「LHDC-RAW」という規格があるという話。24bit/96kHzを約4600kbpsでロスレスで送る仕様みたいですが、当然今の規格のBluetoothでは帯域不足なので次世代規格用に準備しているのでしょうか。調べた範囲ではこの話のソースが確かめられなかったんで、話半分でお願いします。

※追記終了


高音質かつ妥当な価格設定になりそうな無線イヤホン・ヘッドホンの選択肢がさらに広がり、
一般的な音響機器の音楽再生環境においても、音楽体験重視派の相当数が有線前提のシステムから解放されて、一気に無線に移行するのではないか、と考えてみました。

ただ一個だけ「遅延と音質のバランス」が問題になる場合は、

コスト的に有線が最有力な状況は続くでしょう。
遅延と音質を両方犠牲にできないDTMのモニター用ヘッドホンなんかは残り続ける可能性大。
遅延が問題になりそうなゲーム用途なら現行のaptX LLが40ms(0.04秒)くらい。

0.04秒が命取りになるゲームは、そこまで多くないと思います。
aptX adaptiveは遅延が大体50ms~80msくらいらしい(ゲームモードが60ms)ので、

音質重視でも相当な範囲のゲームは無線でもプレイは可能かと。

現状、一応、専用送信機付きのDJ用?のヘッドホンで遅延が20ms位の製品はあります。

まあ、遅延を詰めてもらう分にはありがたいですが、無線は電波という不安定要素あるんでね。

最後に、もっと先の未来の楽しみとして、

無線伝送の進化による忠実なデータ転送と、

ドライバーの進化によって超フラットな再生特性が得られれば、
音楽プレイヤーの機能で「A&ultima SP3000」の回路をエミュレートしました!
なんて、超高級DAPを回路ごとプラグイン化して、

機種ごとの味わいを楽しむ時代がくるかもしれません。

DTM・DAWでSSLやAPIのコンソール機器をエミュレートする。

みたいな感じになると面白いかも、なんて思いました。

というわけ、久々に散財&音楽関係の記事が書けました。
少しでもお役に立てたら幸いです。


でわ。

競馬の必勝法は、ないことはない。らしい。
ただし、とんでもない金額を常時動かせればという条件があるらしい。
確率だけで大量に馬券を購入し続けるらしいことしか、筆者は知らない...
まあ、知ったとして、一般人には難しいので別の方法を考えるわけですが、そんなものはないw

そんな中、誰もが一度は考える「的中率100%」

そうです、比較的投資金額が少なく100%的中させる方法として単勝全点購入があります。
欠点は1番人気が2倍とかだと回収率が絶望的になることです。(あたりまえ)
一応説明すると、18頭フルゲートで全点単勝購入すると1800円が購入金額。
対して単勝1番人気で2.0倍なんかが突っ込んでくると200円的中で1600円の損。

回収率は約11%....

さて、勝ち馬投票券には種類がありますが、その中で単勝の理論上の回収率は80%あります。
みなさんの全投票金額のうち単勝については80%が必ず払い戻しの金額に使われる。
控除率というものが決められていて、そのようにオッズが組まれています。

ちなみにその数字は、
単勝・複勝・枠連が80%
馬連・ワイドが77.5%
馬単・三連複が75%
三連単が72.5%
WIN5が70%
(2025年8月31日現在、たぶんね。※追記:キャンペーンで増えたりします)

単勝が最も控除率が低く(=払戻率が高い)かつ、購入点数も少ない。


さて、ちょっと脱線しますが、
1992年の天皇賞(春)で、メジロマックイーンとトウカイテイオーが出走したレース。
競馬ファンでなくとも知っている、超有名な両馬が出走し、
テイオーの単勝は1.5倍
マックイーンの単勝は2.2倍。
両馬の馬連オッズがなんと1.5倍!

結果はトウカイテイオーが5着になり...
マックイーンが1着で220円の払い戻し。
仮に、両馬の単勝を10,000円ずつ購入していたら、
2点合計20,000円購入で、
メジロマックイーンなら2,000円の利益。
トウカイテイオーなら5,000円の損失
馬連一点20,000円なら、来れば10,000円プラスで、飛んだら20,000円マイナスです。
どう思いますか?


行動経済学的な人間の心理として有名なもので、
-----
問:次のAとBのいずれかを選択できるものとします。どちらを選択しますか?

A:確実に1,000ドルもらえる
B:10%の確率で2,500ドル、89%の確率で1,000ドル、1%の確率で何ももらえない
-----
とすると、Aを選ぶ人が多い。(※ダニエル・カーネマン著「ファスト&スロー」より)

100%の誘惑。

で、前から考えていたのですが、
的中率100%で、払い戻しの回収率理論値80%を目指す買い方があります。
単勝全通り買うことで、的中率は100%になります。やったー!

あとは、

回収率がどの単勝馬券でも全購入金額の80%に近くなる「購入配分」を考えるわけです。

要するに、オッズ算出計算の反対の計算をして、各単勝の購入金額を決定すればよい。

その買い方を計算するスプレットシートの作成やロジックがネットにないものかと思って
探していた時期があったのですが、結構見つかりませんでした。
それを、適当なプロンプトでAI「Google Gemini」君に投げたら、作ってくれましたw
AIスゲーな...


なので、公開します。
どうぞ、

 

 


普通に馬券買ってる人で「回収率80%」を超える人は中々いないんじゃないでしょうかw
 

使い方は、レースの単勝オッズをネットで拾ってきて、

 

例えば、

 

当該レースのすべての単勝オッズをオッズ欄に直接入力します。

(オッズ欄の遷移をTABキーでやれば若干時短かも)

デフォルト枠をなんとなく10枠にしていますが、出走頭数分ボタンで枠を増減してください。

枠は余っていても多分計算できます。しらんけど。

入力が終わったら計算ボタンを押せば、下部に結果が表示されます。

理論値以上の目標回収率は入力できないようになっています。

そのような計算結果は存在しないからです。

あと、説明していますが、100円単位の購入に準拠しているので、

端数処理の関係で0.79でも、計算結果が存在しない場合があります。(たぶん)

その時は数値を下げて再トライしてください。

 

使ってもらえばわかるかと思いますが、

回収率上限付近は、ほぼ使い物にならない結果が多い感想。

上限に近づけば近づくほど、投資金額が増大して、

すべての購入において、結果が20%損する値に近づきます。

 

なので、「0.50」付近にして(50%でも優秀でしょ?)少なくとも50%を回収しつつ、

その分を厚めに他に回す。という考え方はありかなー?って感じでしょうか。

また、この辺りは穴馬の数頭で”来れば”100%以上の回収となる組み合わせが出たりします。

※最低額の100円の購入で回収率が100%超えてしまうような配当ということ。


何かに使って、どんな損害が発生しても自己責任でお願いします。
一応、AIが書いたソースをざっくり確認しましたが、

変なことや怪しいことはしてないと思います。

すげー適当にテストしただけなので、バグがあるかもしれませんし、

実際、間違った入力に対して、ちゃんとエラーを返さなかったりしてるようです。

あと、スマホで試してません。簡単な動作確認はPCでしましたが、エッジだけです。


※(上級者様用)ページ右クリックでソース表示して、コードをまるごとコピーして、

拡張子HTMLでテキスト保存すればローカルで動くはずです。

動かない!とか、使えない!とか、セキュリティが気になるようでしたら、

この方法でソースコードを入手して、お手持ちのAIに投げ込んだりして、

改造orエラーチェックなどをしていただければと思います。

私が作ったわけではないwので、適当に改編して遊んでいただいて全然OKってことで。

 

まあ、ジョークアプリというかお遊び用として、

研究したり楽しんだりして、いただければ幸いです。

 

でわ。

何が正しい情報か最早分からない世の中、いかがお過ごしでしょうか。

 

「フェイクを見破れ!~真実を知るために絶対やっておきたい習慣5選」見たいなタイトルの方がキャッチーだと思われますが、真実などめったなことでは判明するなんて言ってはいけないし、絶対やっておくことなんかないと思うので、原題のままでいきますよっ。

 

すいません、この記事1万字以上あるので、AIに要約してもらいました。

AIの要約を読んで価値があると思われたら、最後までお付き合いいただければ幸いです。

以下、AI(Grok)要約の結論と補足。

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結論:筆者は、フェイク情報が蔓延する現代において、情報の真偽を見極めるには発信者の背景や意図を徹底的に検証することが重要だと主張。AIやSNSによるフェイクの増大が社会の分断を招く一方で、冷静な判断と事実の積み重ねにより、最終的にはファクトが勝利すると信じています。個人としては、心の余裕を持ち、コミュニティのバイアスに気づきながら、客観的な視点で情報を精査する姿勢が求められるとまとめています。


補足: 記事は、筆者の個人的な経験(インターネット文化やSNSの変遷)や哲学的考察を交えつつ、ユーモアや自虐的な表現で読みやすさを加えています。リンクされた過去記事(AIやSNSの影響、認知バイアスなど)も参照し、現代社会の情報環境の複雑さを多角的に分析しています。

----

だいたい合ってますw

AIは優秀ですね。

では、本文です。


「フェイク」に惑わされない方法について、
筆者がチェックしていることを列挙してみます。というか、現時点の自分用のまとめ。
前提として、「論」や「説」自体ではなく発信者(個人・団体・組織)を疑います。
※不埒な人間の発信にコントロールされないための話なので、
 そうでない場合はもちろん「論」も「説」も「自分」も疑います。

・切り抜き記事・動画ではなく、必ず一時ソース上の発信を確認。状況と文脈も確認しておく。
・「言葉(発信・発言)」だけを信じるのは危険

(意図的に、思っても、考えてもいない事を、堂々と発信する場合があるため)
・関連として発信されて良いはずの情報をださない。
・発信者に不都合な内容は話さない。触れない。発信をしない。
・発信者の活動内容や行動履歴も合わせて考える
・発信者の利害関係(関係者の利益含む)を調べる

・発信者の交友関係、知人、取り巻き、支援者、支持者を調べる
・一定程度の活動の推移(経歴や所属組織やコミュニティの情報)を調べる
・オッカムの剃刀「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」

 に注意(無駄な検証はしない。取り敢えず留保。)
・ハンロンの剃刀「無能で十分説明されることに悪意を見出すな」に注意。不毛。


○言葉関係
主語がでかい(日本では・世界では・男は・女は・人類史上...・東京は・地方は)
例外を許さない言葉を頻繁につかう(絶対・完全・全て・万能)
外国語・外来語・専門用語・隠語を「解説無く」多用する

(↑伝えたいという意志がない=煙に巻く意図。きつい表現をマイルドにする意図。)
「私」ではなく「我々」をつかう。場合に寄っては同調圧力の行使か責任回避となりうる。

(ex.「私の考えでは~」と「我々の考えでは~」の違い:使い分けが出来ているか)
強い言葉を使う。

(絶対に~すべき・~以外あり得ない・そんなことも知らねーのか・バカ・アホ・雑魚・○ね)
統計関係資料の恣意的な切り取り。でたらめな統計処理をしたエビデンス(と称する物)。

質問方法が恣意的なアンケート類。誰に聞いたかわからないアンケート。「%」だけ言って母数の情報がない。サンプル数が足りていない・少な過ぎる。統計のソースが怪しい。アンケートをした組織に主義主張や利害関係はないか。誘導的な選択肢。


○態度

「ごめんなさい」と言えない。

「知りませんでした」と言えない。
「教えてください」と言えない。
謝らない・間違いを認めない(言い訳をするか逆ギレをするか嘘をつく(最悪))

謝罪をしても、その謝罪が謝罪対象に向きあった結果のものとなっていない

(いきなり土下座も含む。経緯説明がなっていない。本当の第三者による調査ができない。)
責任をとらない(ぶっちゃけ責任がないと思っている)

人の話を聞かない・聞いていない・人の話を遮る
自分の話しかしない。

外面(そとづら)がいい(人によって評価が正反対な事例が「複数」でてくる)
個人の「人格」を否定してくる。(主張や意見に対しては反論しない・できない。)

レッテルを貼る。(偏見・思い込みを修正できない。)
直ぐに撤回する・意見がころころ変わる

(問題を精査してないため。または、主義主張がない場合は、ただのポピュリストの可能性。)

成功した話が多い(自慢話しかしない)。失敗談が少ない。しない。
批判・批評する対象の事案・人物などに対して、良い面には一切触れず、悪い面だけあげつらう
メリットしか言わない。デメリットにはほぼ触れない。顕著に都合の悪いことを隠す。
啓蒙的な態度(自分が正しいので、他人の意見を尊重しない)
対極或いは対立する意見・思想・考え方に関する、知識不足・知見不足・無関心、意図的な無視、専門外への軽率な言及。



○検証性や論理性、レトリック、その他
・ソースがない(論外)。ソースがあってもでたらめな記事・論文はいくらでもある事に注意。
  論文や記事の執筆者・著者、また、掲載サイト・主催者のチェックと、他の研究者・識者の

 意見・評価も場合に寄っては必要
・非科学的(科学をうたっても「波動」「共鳴」「活性」「電磁波」「即効」「天然」「自然」など

 界隈では有名な、危険ワードがある)
・非論理的(一見筋が通っているようにみえて「編集・校正された」記事や動画などでは納得し

 てしまうが、全体を見ると矛盾が見つかったり、以前の言動と矛盾することを「説明なく」

 言っていたりするなど)
・意図的に誤った例え話を持ち出し、議論や主張の本質をすり替える。ごまかす。煽る
・受け売りが多い。自分の中で消化されていない考え方や方策を安易に支持・取り入れる。

 (意見や反論があると答えられない。ポピュリスト。行き過ぎな是々非々)
・仮定の話が多い。仮定の話を根拠に推論を進める。
・「専門外の話」をする専門家・識者の意見は、あくまで「専門外の話」として聞く。

 また、専門分野の話でも、「専門家」や「大学教授」や「業界識者」内で、議論が全く正反

 対となる問題も存在する。歴史解釈、心理実験、法解釈、脳科学、健康科学...
・ある事案について正確な情報を発信している人が、別の事案について正確な情報を発信してい

 るとは限らない。「Aさん」が言っていることが「全て」正しいわけではない。
・主義主張が異なる人物(ぶっちゃけ嫌いな人間)・団体(ぶっちゃけ嫌いな集団)の発信で

 も、正しい情報を発信することはあり得るので、少なくとも無視はしない。
・反対に、主義主張が一緒な人物(まあ、好きな人物。信頼している人物)・団体(好きな企業

 とか信頼しているサークルとか)の発信でも、「正しい情報を発信するとは限らない」ので、

 「全肯定はしない。」

さて、

以下はAIやSNSが現実に無視できない影響を及ぼしていないかしら?って話を若干。(若干?)

ご存じの通り、生成AIが今後フェイクを量産します。
文章だけではなく、画像、音声、映像については、
ネット上で出回る様な基本的なコンテンツは、
一切合切がフェイク(偽生成物)の混じったものになります。なってます。

そう遠くない将来、大半の人間とって、
全てのコンテンツは「単体のコンテンツだけ」で「真偽」を「判断することは出来なくなる」と、そのように考えた方が良いでしょう。

権利者・作者・創造者の存在するような、
イラスト・漫画・アニメ・楽曲・映画のような創作物のなかに、
有名作者を語る偽作品(精巧なコラージュ作品なども含む)はもちろん、
※ドラレコの映像と称した偽映像
とか、
※国営放送のニュース映像と称した偽切り抜き映像
とか、
※学会・講演会を録画した映像と称する偽ビデオ映像
などの「偽生成物」が混じって、

それをソース(エビデンス:証拠)と言ってネット上に公開し、
特定の人物・団体を賞賛したり、価値を毀損したり、あるいは、
インプレ目当ての偽動画・偽画像で小銭を稼いだりすること、なんかが止まらなくなります。

 

ちょっと感心してしまったフェイクとして、

ビデオ通話で「顔」と「声」をリアルタイムで生成して、

有名人になりすました別人が通話の受け答えをする、という例が「既に」あります。
まあ出来るけど、それが詐欺の現場で簡単に利用出来ているのがなんともヤバい。

さらに厄介なことに、
最早見分けのつかない「ソース」と称するものが蔓延することで、
本来「ファクト」「事実」である情報を、
アレは精巧な「フェイク」「偽物」であると主張されてしまうことも同時に意味しており、区別がつかない以上、まあその可能性も否定できないよね、という事になりかねないわけです。
 

 

 

でも言及したとおり、
「今まで以上に「情報の精査」が求められる段階に突入してしまった」わけですが、
じゃあ、全く判別が出来ないのか?
と言うことに対しては最初に言ったとおり、「発信されたモノ」での判断は潔く諦める。
「発信者が誰(何)」で「どんな目的を持った情報か」ということで、判断する。
そうやって、なんとか見定めていくしかなさそうです。

 

じゃないと、前出ビデオ通話フェイクの「友人・知人・取引先バージョン」なんかされたら、

ちょっとやそっとじゃ、キャント・ゲット・ラブですよ。

有名人なりすましなら、「まさかね~」って分かるかもだけど、

 

自分と知人のSNSとかの情報引っ張ってきて、軽く教育されたカスタマイズAIを使って、

「私をよく知る、フェイク知人」を生成して、

だましの手口も、AIに生成させて、巧妙に詐欺や投資話や闇バイトに誘導するんでしょう?

とにかく、「金」が絡んだら、落ち着いて、物理接触か、物理電話で本人確認しましょう!

多分、それ以外、手の打ちようがない。
 

 

 

で、言及した、

・「人知を超える知性=意思を持つ」とは思えない。
 (AIが意思を持って人間をコントロールしようとはしない。
  但し、一定の制限下では、AI(AGI・ASI)は人間社会に影響を及ぼし得る。)
・人類(主語でかいw)は今に至るまで、制度に違いはあれど、人による統治しか受け入れて来なかった歴史がある(エビデンスはよw)。
 なので、AI(の判断、知性)に「全人類」が屈服するとは思えない。一部ならありかも。
・人工知能について考えてみるにつけ、
 人が「人が理解できない知性」をどう利用するのかにかかっている。
・(しかし)悪用に関してのルールを決めても進化は止められない。(悪用する者は一定数存在する)

とすると、少なくとも、「一般的な人間の社会生活」においては、
結局はAIがどんなに進化しても「人が使う道具」であり続ける。ということになる。
AIの成果物がどんなものであっても、その後ろには、生成した人の意図が隠れている事になるかと。
今のところ、私はそのように考えています。


現在、政治・経済・犯罪などの分野とか、「一般個人」から「国家」まで、
意図的に「フェイク」をしかけて、利益や権力や影響力を得ようと画策する人たちが出てきた。そもそも「虚偽の事実を信じさせること」は歴史上にいくらでも先例がある。

しかし、今、AIの出現によって、真贋の判定が複雑化しているのが一点。

もう一点は、

 

で、指摘した、

SNSの台頭によって、
・無識者(無知)であっても影響「力」を持つ可能性が出てきた。
ことであり、
「善悪真偽」関係なく、インフルエンサーによるインパクトのある投稿は拡散され影響力を持ってしまうことである。

AIとSNSを組み合わせることを「悪用」した場合どうなるか?
意図的にAIでエビデンスをねつ造しSNSで拡散された場合どのように対処するか。

これは、一見恐ろしいようにも見えるが、これについては恐れる必要は無い。
マスメディア、今で言う所の、オールドメディアが昨日まで担ってきた構造と同じであって、我々(笑)は既に経験済みであり、今、それが崩壊しつつあり、SNSに場所が移っただけだと、私は考えている。

まあ、個人勢なんかも加わってくるので、以前よりすこぶる厄介なことには間違いないが、本質的にはなんとかなる範囲だと、今のところはそのように考えている。


さて、「フェイク」の代表格のような「偽科学」「陰謀論」の様な考え方は、
大多数の人間にとっての主流の考え方にはなりにくい。
利用範囲が限定される。検証に堪えない。再現性に欠ける。継承が難しい。からです。

なので、

最終的に「フェイク」が過半数の支持を得て、「ファクト」圧倒することはないと考えられる。
一時的に「フェイク」に有用性が与えられ、支持されることは覚悟しないといけないが、

あくまで{{最終的に}}は「ファクト」が主流になるということ。

そこは人類(自分)を信じたい。

それでも、この文章を続けていることの問題点は何かというと、

一定数は必ず社会に存在する、
例えば「偽科学」「陰謀論」を信じてしまう側の人間を「意図的に狙って」

何らかの利権・利益を得ようと考える人間が出てきたという事である。
その人達は、一般的に良識的といわれる人間の反論は「気にしないし、考慮しない」。
意図的に反論を「無視」或いは「利用」して、一定数存在する「信じる人間」にだけ、
只管、自分に都合の良い「ファクト」と「フェイク」の情報を織り交ぜて提供をするわけです。

こういった経緯で構成された集団に対しては、
一般的な科学的知識や良識とか常識とかを持ち出して反論を試みても全く響かない。
コントロールしようと画策している人は、
実際問題として「フェイク」を承知で情報を流しており、反論は意図的に無視します。
支配下に置かれてしまった人は「フェイク」を「ファクト」だと信じて疑わないので、
良識側のあらゆる「反論・反証」を逆に「フェイク」として捉えるので、意味をなさない。

もちろん、「詐欺師」とか「陰謀論者」は昔からいます。
 

ヤバいのは、SNSを利用することで、個人や即席の集団や団体が、

自ら「偽科学情報」「陰謀論」をばらまく敷居が低くなり過ぎたことと、
昔は、物理的な接触の出来る範囲が集団形成の大凡の限界だったものが、
ほぼ全世界の人間に普及してしまったネット端末(スマホとPC)によって

 

<<< 釣れる人数が飛躍的に増えた! >>>
 

ということです。

釣れる人数の桁が変われば、得られる力や利益の大きさの桁が変わってくるわけです。

これまた厄介なことに、
世の中の理不尽な仕組みに疑問や不満を持ち、それをなんとかしたいと考える、
本来的に真面目な人ほど、釣られやすい。
自分が楽しければいい人に陰謀論を説いても、何それ、都市伝説?おもろいね!で終了。

そして、現状、景気や社会情勢に明るい展望が少ないこともあいまって、
社会がきわめて理不尽な状態である事が、ずっと公に喧伝され続けている状況で、

さらに、常にSNSの加速装置が働いている状態なので、
不満を持つ人間、なんとかしたいが如何ともし難い、と思っている人が増加している。

そこに、
にっちもさっちもいかない現状を全部ぶっ壊してくれる「ファンタジー」を提示されると、

どうしても憧れてしまい、頼ってしまいたくなります。

筆者も、抱える問題が多すぎて考えるのが面倒になったとき、
「オール・オア・ナッシング」「一か八か」見たいな思考の助けを借りたくなります。
でも、それは、「ナッシング」につながる破滅の道かもしれない考え方であって、
とても危険なのです。

苦しくても、辛くても、破滅しない方法を「考え続け」なければいけない。
自分でなんとか出来る部分は、他人任せ(他責)にすることなく、
自ら担わなければいけない。後悔しないためには、「自分の頭」で考え続けることです。

今は、そう考えてやっています。
 

「何で信じるの?」とか「なんのこっちゃ?」って思うのも理解できますが、
恐らく、「フェイク」を信じる人間を「0(零)」にはできません。
そういう方は一定数いらっしゃる。そして、どうも数が増えているように見える。
エビデンスが無くて申し訳ないが、世界各地でネットの活用による政治活動・政治運動により、新しい政治思想や新興の政治団体が台頭してきているのは証左の一つかと思う。

元に戻すと、
よく、正論で「偽科学」「陰謀論」を論破しようと試みているのを見かけますが、
そういったコミュニティに一度所属してしまうと、

そのコミュニティ内の方に一般的な話は通じなくなります。
コミュニティには強固な防御壁があるので、声が届きません。
コミュニティ内の独自ルールが壁の中でエコーチェンバー(自分の意見が周囲から肯定的に返ってくる)を起こしている状況なので、壁の外側の世界は全て敵と見なされるからです。


漫然と過ごしていると、こういった話に引っ張り込まれてしまう機会が増えてしまいます。

釣られた直後なら、抜け出すチャンスはあるかもしれませんが...ほんとに気をつけたい。
大きなお世話ですが、明日は我が身と考えたことが全くない方、

常識から外れられず真面目な方ほど、ちょっと気をつけた方が良いかもしれないリスクです。

 

以前から一定数いたこういった「フェイク」を旨とする主張は、
数が少なくて力が無かったので(局所的には大きな影響を受ける事があったでしょう)、

社会全体に不安を起こすまでには至っていませんでした。

 

民主主義制度を旨とするコミュニティで「先進国」とカタログされているような地域では、

比較的、現状、非常にポピュリズム(大衆迎合)的傾向となっています。つまり、
受けの良い言説がSNS等で拡散されることで支持を得られることがわかってしまった。

そうなれば、その手段として、そこに「フェイク」を混ぜる事が増えていきます。

この先、どんどんそういった言説の数が増えてしまうと、

社会の分断や混乱の度合いが、どこかで無視できない程大きくなると考えられます。

そう遠くない。目の前だ。既にそうなっている。実感している方も多いかと思います。

 

インフルエンサーとそのファンネル(取り巻き)の中でも声の大きい輩が、

SNSで吠えているだけ。という部分は大いにあるとは思いますが、

連日、そういった言説を聞かされると「アレ?どっち?」って、なる可能性も否定できません。

 

筆者のプロフィールでご紹介(させていただいています)が、

筆者は、いにしえの時代からコンピュータとつきあってきまして、

掲示板上の罵詈雑言合戦の観賞、釣り(目立つことが目的の嘘。手の込んだ美しい「釣り」もあったなぁ..)、グロ(テスク)画像・精神攻撃系画像(蓮コラ←調べてはいけません)・ブラクラ(ブラウザクラッシャー)を「ソースチェッカー」などのツールで調べて回避したり出来なかったり、びっくりGIFの観賞、不謹慎ゲーム、チェーンメール(不幸の手紙)等々、それなりに場数を踏んできましたが、そんな経験を持ってしても、

昨今のSNS上の誹謗中傷合戦をうっかり追っかけてしまったりすると、

少なからず、精神にダメージが入ります。

閉鎖された空間内(掲示板とか)の出来事なら域内での諍いで済んで、まだ良かったのですが、

やはり、飛躍的に参加者が増えたSNS上で「わーわー」なっていると、

これ、ほんとうに社会全体大丈夫か?って、言いしれぬ不安におそわれます。

「SNS断ち」「スマホ断ち」「ネット断ち」をしたくなるのも当然です。


「フェイク」がまん延していても、そのうち「ファクト」が戻ってくるでしょ。


と、泰然としていたいものです。

 

直球の反論は、反論の対象にエネルギーを与えてしまう事もあります。

躍起になって反論するのではなく、淡々と事実を積み重ねていくこと。

相手と同じ土俵にたってはいけません。反撃の材料にされます。

現在のオールドメディアを見れば、わかるかと思いますが、

「オールドメディア」を牽引していた世代は、好調な新しいメディアに嫉妬をしているため、

新興メディアを下に見ないと、矜持を保てなくなっています。

とはいえ、オールドメディアの持つ取材力は個人や即席集団にはない強力な武器です。

今こそ、その力を発揮すべき時です。真っ向反論するのも大切ですが「ファクト」を積み上げる

本来の作業に立ち返ってもらいたいと、衷心より願っています。

最終的に「積み上がった事実」をみれば、通常の感覚であれば「ファクト」か「フェイク」かの「判断がつく」のだと、そう、考えています。

 

ただし、ここは、強調しておきますが、

あくまで、「自分の中で一定の根拠のある判断がつく」ということです。

 

矛盾したこと言いますが、

自分の直接関与した事でない限り、

「ファクト」「フェイク」の判定は「厳密には不可能」です。

真実に相当する根拠が「かなり」「結構」「まあまあ」「それなりに」ある、とか、ない、とか、そういうレベルの話です。また、その根拠によって、なにがしかの判定を下すためには、

一定程度の範囲の知識や知見、経験、思考力なんかも必要になり、

それがない場合は、広範囲の人には受け入れられ難い「判断」と見なされます。

 

ちなみに、支配をする方のお立場の場合は、

エコーチェンバーを増幅させる為に、狭い視野となるような、少ない、または、偏った情報が

非常に有効です。また、自分の頭で考えさせてはいけません。答えは与えてあげるのです...

 

もどして、

言葉の流れや便宜上やむを得ずのケースは別として、

「真実」について断定をする人には注意した方がよいかと思われます。

「私は、知らないと言うことを、知っている。」という姿勢でしょうか。

「私は宇宙の全てを知っている!」なんて言われてもね...

知・智に対して謙虚であるほど、断定する表現は使いづらくなります。

世の中で「絶対」と言い切れるのは「人の死」くらいですが、それすらも、

(生死の定義や形態は別として)絶対ではない可能性も、ない事はないかもしれない。

 

なんか「スルー」耐性が低い人が増えて来ているような気がして、不安。

参加者が増えたからだろうか?社会全体になんか余裕がない感じもする。

とは言うものの、今後、筆者に余裕がなくなったら、

ここで、フェイクをまき散らすかもしれませんw

その時はスルーしていただければ幸いです。

 

とどのつまり、

フェイクに騙されないための一番の防衛策は、

躍起になって何でもかんでも疑ってかかってフェイクを見破る・論破することではなく、

自身の心に一定程度の余裕を残しておくこと、なのかもしれません。

思考にネガティブな影響を与えないように、しっかり体調管理をすることも大事。

 

あと、もう一個、今の時点の私の考えでは、

様々な分断・ディスコミュニケーションの原因の一つである「認知バイアスの歪み」は、

所属しているコミュニティに要因があったりもする、と考えています。

 

エコーチェンバーはなにも、偏った集団だけではなく、もれなく筆者やこれを読んでいるあなた

の所属している集団にも存在します。例えば、筆者が「良識的」と思っている集団にむけて、

「良識的」なことを言うと、筆者には肯定的な反応が返ってくるわけです。

この場合に、認知バイアスの歪み、偏見・予断をなくすためには、居心地の良い特定の集団・コミュニティに「だけ」所属していては、手厳しい反応は期待できません。自分の主張や意見があるならば、複数の異なる見解のコミュニティで発表し、その反応を「試す」行為と、返ってきた反応を、改めて、自分の中で咀嚼・再解釈・客観視する態度が重要になる。

 

これを意識することは、もしかしたら不幸を招く可能性もあります。

複数のコミュニティの掛け持ちにより、自分を見失う・本当の自分がどれか分からなくなる・八方美人だと感じる、ということが起こるかもしれません。でもそれは、錯覚だと考えています。

「本当の自分」など存在しないからです。相対的な外側からの反応を使って、便宜上、自分の位置はこの辺かな?と確認する。そういった相対的な評価でしか理解できない。だから、多少の「ぶれ」は想定済み、としておかないと、必要以上のループに捕らわれてしまいます。

また、誰にも相談せず、「試さず」、自分一人で考え続けているなら外側の反応自体が使えないじゃないか。ということに関してですが、それは、「完全な一人」ではものが考えられない、と言えるかと思います。ものを考える時に、何らかの外側から与えられた、判断基準・価値観を利用せざるを得ないからです。

 

実は、これは結構厄介で、個人が自分の中で、何事かを判断する為に仮定せざるを得ない、

世界・常識・価値観は、第三者の誰にも踏み込めない・反論できない・触れられない領域です。

なので、変化することが非常に困難な「不変のバイアス」のまま、自分の中に居座り続けたりします。ここにとらわれてしまった場合、「インポスター症候群」(成功を自分の手柄と考えられない。詳しくはWEBで)になったり、誰の言うことも聞かない独善・独裁者になったりする要因にもなりかねませんし、その状態から抜け出すことが、非常に、非常に困難になります。

自分にも他者にも介入できない「不変で仮想の世界」が作られてしまうからです。

 

というわけで、判断に迷った時は、迷わず、第三者の意見も聞いてみる。反応を見る。また、

自分が所属しているコミュニティが持っている「特徴的なバイアス」または、肯定的に返ってくるだろう反応については、意識的に確認する癖を付けておくこと、が必要になるのかと考えています。そこに、違和感があった場合は、今のコミュニティ(地域・集団・会社・交友関係・家庭)から、距離を取る、抜け出す、別のコミュニティを掛け持ちする、移ってみる、ことで、

自分の中で、表面化、言語化、客体化できる、かもしれない。

 

自分で自分を評価・判断しているその元の価値観や常識が、所属しているコミュニティにあるのだとすれば、「別のコミュニティに所属すれば、価値観や常識が変わる」と言うことです。

とはいえ、

都会の絵の具に染まってしまった彼(木綿のハンカチーフ)は戻って来なくなる。

東京には空が無い(智恵子抄)といって、戻って行く(戻りたいと願う)。方がいる。

これは、所属したコミュニティが自分に取って、居心地がよいかどうかでも決まる事を示唆します。なので、先程言ったことの解像度を上げるとすれば、

「別のコミュニティに所属することで、価値観や常識が変わる可能性がある。」

これは、当たり前かもしれませんが、

「自分が変わらなければ変わらない」

と考えている方にとっては、方法論として有効な可能性があります。

「問題を抱えて困っているあなた」自身は変わる必要はなく、

「問題のあるコミュニティ(場所・環境)を、居心地のよいコミュニティに変えてみる」

ことで、「あなたが心地よくなる」可能性は見えてはこないでしょうか。

「あなたが何か問題を抱えて困っているならば、居心地の良いコミュニティを探す」

という事になりましょうか。

一応、どういう集団が「心地よく」感じるかは、少し検討が必要かもしれません。

場合によっては、犯罪集団があなたにとって心地の良い場所である可能性もあります。持続可能性を考えた場合、犯罪集団に所属し続けるのはリスクです。そういった検討は必要かと。

いずれにしても、くれぐれも「フェイク」を騙(かたる)る集団やコミュニティに取り込まれてしまわないように、このブログ冒頭のチェックも利用してみていただけたら、幸いです。

 

筆者がここで言っていることは、筆者に比較的近しいコミュニティに所属している方には部分的に理解されかもしれませんが、そうでない方には、何を言っているのか理解できない可能性が高い。これは、分断とかではなく仕方のないことです。

かつては筆者も、人類に共通する普遍的な法則を見つけたい哲学の徒、を目指してきましたが、

普遍的な法則は無理ですよw

じゃあ、何ができるか?

出来ることは、ものの見方の解像度を上げること。です。

多面的にものを観察して、いくつかの仮説を立てること。それなりの根拠を集めること。

 

矛盾を承知で「この世に「断言」出来ることなんて「絶対にない」!」と、信じてやっていく。

そうすれば、あらゆるものを疑う事が出来ます。ものを考える出発点だと思ってます。

筆者なりに、いろいろ調べて、考えてきたものを、(大量の文字でw)発言・発表することで、

その考え方を誰かに知ってもらうことで、何らかのお役に立てたなら嬉しいです。

 

最後に、一応日本は民主主義なので、

なんとか51%以上80%位は話の通じる人間がいる社会を維持し続けて欲しい、

というお話しだったんですけれども、お付き合いいただきありがとうございます。

 

意見なんか合わなくても全然構わないので「話の通じる人」...いなくならないよね?

社会人になってからというもの、通勤のお供にラジオを聴いてきた。

ニュース、天気、時事ネタについては、インターネッツの時代になってから、
必要な情報は自分で取りにいくのが当たり前となって、
効率的で確実に情報が手に入るようになったのは大変重宝するが、
反面、自分の守備範囲外の情報に疎くなりがちで、そんな時に、

信頼できるパーソナリティーやスタッフさん方が作っているラジオ番組から届く情報は、
たまに、思いがけない発見があったりして、自分の世界を拡張してくれるので、ありがたい存在だったりする。

あと、このブログにしてもそうだが、筆者若干「コジラセ」ているので、
パーソナリティーさんやリスナーさんの感想で、
時事ネタなんかについての巷・世間一般の受け止め具合や雰囲気が、ふんわり分かったりするのも助かる。
通勤時はコーナーの進行具合でわかる、「聴く時計」としての役割も重要。

さて、ラジオ聴きの方なら、特に夏場にかけて、よくお耳にかかるかと思いますが、
KINCHOさんのラジオCM。

宣伝部のKさん曰く、
「おもしろいCMを作れば、ラジオがもっとおもしろくなるんじゃないか、と思うわけです。」


クセ強い『金鳥』ラジオCM裏話
 

スポンサーさんでありながら、CMの部分も一緒にリスナーと楽しめたらいいなんて発想が尊い。

さあ、前置き終わったので、本題に入ります。

KINCHO(大日本除虫菊株式会社)のゴ〇〇リムエンダー(金鳥さん、苦手なんで、すみませんが伏字使います)のラジオCMの話を存分にしたい。
そして、聴いたことのあるリスナーさんが、もっと評価されてほしいって検索されたときに、

その通り!と思った人間がもう一人いる。というブログを残しておきたい。

「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」のACCシルバー受賞
「言い訳ムエンダー」の3タイトルのうちのなかでも友人編。
初見(初聴?)では、通勤中に泣きかけました。ラジオからの不意打ちけっこうあるある。


聴いたことないよっって方も、聴いたことあるよって方もあらためて、

まずは「こちら」を聴いていただきたい。
って、
公式さんのアーカイブのURLを貼ろうと思っていたのですが、
以前公式さんにあったブクマしてたアーカイブのページが404になってるんですけど...
なにか、契約上の制約があるのか、まあアーカイブの管理もロハではないし。
振り返らないという宣伝部のご方針なのかもしれないですが、う~ん、どうしよう。

ならばと、文字起こしのために録音していた音源を、

非公式で自分のYouTubeチャンネルにアップしようかと思ったのですが、
それでは、平素よりラジオ番組を支えてくださっている、
大変お世話になっている大事なスポンサー様にご迷惑がかかる。

でも、やっぱり役者さんの演技と演出込みで体験していただいたうえで、
感じたことを共有したい気持ちや、お気持ち表明乙って思われたりしたい。

あと、もしかして、同じようにもう一度聴きたくなって音源探している方のお役にたてるのでは?なんて思ったり。

まあ、ネットで検索しても、「言い訳ムエンダー」友人編について触れている方ほぼいないし、
インターネットの最果てのブログと動画チャンネルなので、

検索されても埋もれて見つけてもらえないだろうし、
大騒ぎになる可能性はないので、ぶっちゃけ動画上げてしまっても影響ないだろうし、
ってか、上げるための字幕付きの動画も制作して準備万端のところまでいったんですが...
万万が一、それが公式の方に届いてしまったら、

やっぱりご面倒をおかけすることになるかと思ったので、

文字書き起こしだけでやることにしました。

一応、宣伝部のKさんエゴサするみたいですので、見つかる可能性も無きにしも非ず。
それならそれで、

Kさんにこれ読んでもらえたら、それだけでも筆者としては本懐を遂げることができます。

よし、じゃあ行くぞ。まずは、書き起こしのスクリプトを、

※「言い訳ムエンダー(友人編)」
登場人物:Aとその友人B

-----
(Aからの電話に出るB)

B はい、もしもし...

A おー、出た出た。生きてるか? 
A 最近大学にさ、全然顔見せてへんやん。 

B  別に、どうもないで... 

A 今、家おるん? 
 

B なに? どうしたん..  

A ちょ、聞いて聞いて。

B はぁ?  
 

A こないださ、ゴキブリムエンダーって初めてやってさ。 
B なんの話や? 

A いや、あれさ、マジで結果出てヤバいで。 
A プシュってやるやん。 
A ほんでしばらくしたら、ゴキブリがわらわらわらーって、 
A ビクビクビクで、バタバタバターやで。 
A もう感動すんで。 

B へえ~

A それでお前んとこもやったりたいなー思って。 
B えぇっ? 

A お前んとこは絶対俺とこ以上の結果が出るっ! 
B いらんわ。 

A いや、お前のそのきっったない部屋でさ、一緒に結果出そうぜ。 
B いらんって。
 
ナレ お前のことが心配やねん、と照れくさくて言えないときは、 
ナレ ゴキブリムエンダーを言い訳に。 

B わかった。じゃあ、いつ来んねん? 
A 今や! 
B 来とんのかい!? 

ナレ 煙じゃないのに煙の効き目。 
ナレ 金鳥・ゴキブリムエンダーは、使用上の注意をよく読んで、 
ナレ 正しくお使いください。
-----

大学に出てこない友人Bを心配するA。
心配でなんとか家に行って様子を見たい。


初手、Bの「はい、もしもし」
は眠れていないのか、寝起きなのか。だるそうな声。

次の、Bの、
「別に、どうもないで。」
は、例えば病気だとか、身内の不幸だとか、なにか原因がはっきりしているなら、
友人であるAに普通に「いや、風邪ひいてたんよ」なんて答えるはずなのに、
「なんにもない。」と答えていることから、
何もかもがめんどくさくなっているとか、俺に構わないでほしい、同時に、

Aに本当のことは言いたくない、Aと自分に対する後ろめたい気持ち、

が、ない交ぜになってでた、とっさの返事。
Bがネガティブな心情になっている背景を暗示する。
 

出だしの3つの会話だけで、登場人物、その関係、場面、状況の説明がされている。

スゲー。
途中の「お前のそのきったない部屋」というワードも、
今もきったない部屋であろうこと、それを知っているのは、何度も行ったことあるから。
そういう二人の関係性を一言で描写しています。

Aはといえば、
おそらく、電話をかける前に入念なシミュレーションをしていたと想像される。

それが、わかるのは、畳みかけるようにしゃべる様子と、

「わらわらわらーって、ビクビクビクで、バタバタバターやで」から伝ってくる。
努めて明るい感じにしたいがための、オノマトペ三連発。
商人の文化関西が誇る、擬音語や擬態語を駆使したコミュニケーション。

Bの「へえ~」は、Bの天岩戸の大石の隙間が少しだけ開いた感じのトーンにかわる。
設定が標準語であったなら、ここのくだりがもう少し深刻になりそうなところ。

 

Aの「お前んとこは絶対俺とこ以上の結果が出る」
からの
Bの「いらんわ」
のくだりは、
Bがしんどくなる前だった、以前のAとの丁々発止の会話が戻ったようなトーンに、

Bの声音がさらに明るく変化。

Aの「それでお前んとこもやったりたいなー思って」は、
もちろんAの入念なシミュレーションによる、用意された言葉なのだが、
図らずも、Aの本心を吐露するような口調。そういう意図を感じる演出・演技。

これがため、この「それでお前んとこもやったりたいなー思って」が、

「お前のことが気になって仕方がないねん」って、いっているように聴こえてくるのだ。
受けたBのやや強めの「えぇっ? 」は、

Aの告白に戸惑うBと解釈できなくもなくもない(さすがにやりすぎ解釈かw)。
からの、
「一緒に結果出そうぜ」
がBの心を開かせる、とどめの一撃(←言葉選べよ)になる構成。(お見事)

Aの「一緒に結果出そうぜ」
をうけて、Bはすべてを理解する。

Aのやさしさ、気配りぃなAのことだから、
きっと、自分のためにいろんな手を考えてくれたんだろうな....って、
それがゴ〇〇リ退治かよ!って。アホか....

Aへの感謝、そして自分を心配してくれる友達がいたことへの気づき、

いろんな感情がいっぺんにわき上がって、胸に込み上げてきたものをこらえるかのような、
Bの「...いらんって」

ああああ、最高。
役者も最高。本も最高。
 

 

ストーリー全体は「ぼけA/つっこみB」による漫才仕立てのような構成。

その、切れと明るさを徐々に取り戻していくように演出がされていて、

出だしBの「はい、もしもし...」からの、ラスト「今や!」「来とんのかい!」のスピード感。

その切れがあるならBはもう大丈夫。と、リスナーを安心させる。

脚本スゲー。
CMとしてもちゃんと「プシュってやるやん」で、
簡単な使い方の商品ですよ~っていう商品説明がしっかり練りこんである。(プロの仕業)
そう、セリフ劇の作品や漫才であるならまだしも、これがCMなのがやばい。

ついでに、ちょっと話がそれますが、
筆者、仕事での必要上から「職場のメンタルヘルス」のようなセミナーを何度か受講した経験があるのですが、
度々いわれたのは、メンタルを崩されている方には「わたしはあなたの敵ではない」ということを伝えることが大切。そう考えて接していくことが必要。困難な状況の解決方法を考えることより先に、まず相手に味方と認識してもらう、あなたを脅かす存在じゃないと思ってもらうことが先。

ともすれば、すこし重い話の設定を背景に据えたCM対して制作者は、
Aを通して、しっかりと聴衆に向けて、大事なメッセージも込めて作ってくださっている。
困っている相手に味方であることを伝えることの大切さ。
そして、「一緒に」やりたい。やっていこうぜ!というメッセージ。
普段の人間関係においても、
「頑張ってください」
といわれるのと、
「一緒に頑張りましょう」
では、ちょっと受け止めが違うというか、そんな風に筆者は思っていて、
そういうAの気持ちがBに伝わった~!っていう、この感じも泣けてくるんです。
いっしょにやろうって「申し出」の「気持ち」。それが得難い。ありがたい。
そんな大切な人がいる方に向けてのメッセージも込められているのが、また、すげー。

え~最後に無粋ながら、

「こじらせ」気味な筆者として、ちょっとだけ引っかかっちゃったんですが、
ナレーションの「照れくさくて言えないときは」について。

筆者の解釈は「照れくさい」じゃないんすよね。

Bのこと、Aはどうしたらいいかわからないまま、しばらくの間すごく悩んでいて、
でも、意を決してB会いに行こうと考えて、
万一のことも考えつつ、大学の図書館でメンタルヘルス系の本を読んだりして、
それで、Bに対して絶対言っちゃいけないことなんかを頭に叩き込んで、

家に行く口実を考えて、計画をたてて、事前に会話のシミュレーションを何度もして、
でも、Bがどんな状況かわからないし、どうなるかもわからないからめっちゃ怖いけど、
やっぱり心配だから、えいやっ!って電話したと思うんです。

それは「【照れくさくて】言えない」のとは、ちょと違うんじゃぁないかと、思ったのですが、
制作側としては、尺の都合上泣く泣く「照れくさくて言えない」になったのかしら、

とも思ったり。(偉そうな妄想w)
でも、確かに「照れくさい」以上に適切で簡潔な表現を筆者も思いつかないかぁ。

ふぅ。以上でございます。


いかがだったでしょうか。

この記事がいいと思った方、ぜひ、高評価・チャンネル登録は全然お願いしませんw

ほぼ5000字読んでいただいただけで、本望です。

どうでもいいお話にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

書いてて楽しかったです。

 

万一、関係者の方がみられていたら、ありがとうございました。と、お伝えしたい。

あと、ナレーションの裏で話してるAのセリフの全文が知りたい...

手持ちの音響プラグイン総動員しても全部は聞き取れなかった....


いやー、
1分の音声、セリフのみでこれだけのことができるのかということも、
あらためて心からすごいと思いましたし、1分には可能性しかないのも実感。

筆者がDTMで初めて作ったオリジナル曲は「3分46秒」。精進します。

最後に、CM絶賛させていただきましたよ~。宣伝部のKさん。ご査収くださいませ。

でわ。