時雨か関内駅の方に向かって歩いていくと何やら前方に目立つ建物が見えてきた。
文明堂茶館ル・カフェである。
店内は文明開化の時期を彷彿させるハイカラな雰囲気で、給仕係の女性の制服もミルクホールを意識しそれをモダンにしたようなデザインだった。
さて、この店を有名にしているのはどら焼きの皮なのである。
どら焼きの皮が喫茶メニューにおいては堂々と看板商品となっていて、それがあるからこそ100名店なんかになっているのだ。
ただのどら焼きの皮ではない。
まずは焼きたてだ。
ただし厚めでホットケーキのように軟らかくないので早く焼きたてをたべないと冷めて硬くなる。
何か心持ち文明堂のみさかで使っているどら焼きの皮よりもひとまわり大きいような錯覚を覚えるような立派ないでたちだ。
この店では、そのどら焼きの皮のことをパステルと呼ぶ。
そして、そのパステル一枚につき1種類塗ったり挟んだりできるトッピングが選べる。
私は、パスカル2枚セット、生クリームと粒あんをトッピングに選んだ。
それぞれ量がたっぷりだ。
私はパステルに載せたり挟んだりしてその美味しさを堪能した。
コーヒーがセットについていて、お代わり自由なのが嬉しい。
こういうところは銀座ウエストに似ているが、コーヒーの味わいは普通で、その面では銀座ウエストに軍配が上がるだろうか。
雰囲気も含め古き良き横浜の味が味わえるいいお店だと思う。
ちなみに文明堂の本店は長崎にあるが…