最初に注文したのは、私の大好きなフランスのハーブリキュール、アメールピコンを使ったピコン・スペシャルである。
銀座MORI BARの毛利氏のオリジナルカクテルで、アメールピコンの苦味とオレンジピールの香りの取り合わせがいい。
鶏肉のソテーを、同行者は頼んだようである。
2杯目はマンハッタンにする。
使うお酒もロッキングチェアらしく悩ましい一杯となる。
ここまでは、坪倉氏が常連客との対応中で、2番手の実力者田島氏に作ってもらったが、ここから後は何とか出てきてくれて、坪倉氏がカクテルを作ってくれた。
まずは、オールドファッションをお願いする。
ロッキングチェアのオールドファッションドは、オレンジのスライスを潰しシェークするという昔ながらのレシピで作られる。
そして、最後にロッキングチェアの烙印が押されたピールが載せられる。
これは美味しかった。
最後は、シャルルジョルダンにする。
これは、フランス生まれのほろ苦いハーブリキュールスーズにライチの甘みとグレープフルーツの酸味が合わさり、ブルーキュラソーによって鮮やかなエメラルドグリーンに仕上がった美しいカクテルである。
これも美味しかった。
店を後にする時、物凄く混み合っていて常連客の独占状態であったにもかかわらず
坪倉氏はまた出入り口まで見送りに来てくれた。
難しいことだとは思うがやはりプロの行うことは違うのだ。