新宿さつきの生さんまの塩焼きとカキフライ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

秋である。
まだ今年は生サンマの塩焼きをたべていないと思ったら、無性に食べたくなってきた。
日本酒と海鮮にこだわる酒亭がこの時期生サンマの塩焼きを昼に提供していると聞いて行ってみたら、コロナ禍で営業時間が制限されるため10月下旬まで休むとの張り紙が店先に貼ってあった。
仕方ないので、近くのお店で生サンマの塩焼きを出してくれていそうな店に10軒程電話してみたが、全滅であった。
それならばと新宿まで特急に乗って生サンマの塩焼きを出していそうな店に向かったのだ。
それは知る人ぞ知る焼き魚定食の名店さつきである。


店内は美味しい定食を求める客でほぼ満席だった。


お店のテレビの右隣の奥の席に着き、店内を見渡したらあったのである。
本日のおすすめ定食「生さんまの塩焼」の文字を。


ついでに広島産カキフライの言葉にも惹かれ、ついついカキフライも一緒に頼んでしまった。


こうなれば瓶ビールを頼まないわけにはいくまい。


そうしてこの日の私にとって気が遠くなりそうなくらい魅力的な定食セットがテーブルの上に所狭しと置かれたのだ。


まず、この秋刀魚の勇姿を見よ。
はらわたまでが憎いほど美味しい。
この時期秋刀魚は毎日でも食べたいのだが、家で秋刀魚を焼くとその次の日の匂いがたいへんなことになるので、家ではあまり焼かないことにしている。
本当は七輪で庭先なんかで焼きたいのだが、田舎ならまだしも東京ではなかなか難しい。


そして、カキフライである。
自家製のタルタルソースをしっかりとつけてくれた。


驚く程大きなカキフライが4個もついてきた。
また自家製作りたて生パン粉がサクサクでたまらない。


ビールを飲みながら時間をかけて最高の昼食時を過ごすことができた。
食事後の満足感と達成感は並々ならぬものがあったのである。