大多安の出汁巻と銀鱈の西京焼き | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

コロナ禍の中、通常ではありえない意外なことにも出くわす。
たとえば、京都の名バー、ロッキングチェアーなどは、何と12時から営業を行っている。
所沢の盃横丁でもそんな店がないかなとふらっと歩いてみたら、見つけたのである。
本格的な京料理が味わえる店、大多安が14時から店を開けているのを。


店内に入り、日本酒は何があるか店主に尋ねたら、自分の好みで置いてある3種類の日本酒を全て試飲させてくれた。


その上で、自分の好みの日本酒を選ぶシステムである。


私は、最初に新潟髙千代の華吹雪をお願いした。
少し小布施ワイナリーの日本酒に風味が似ている気がした。
ちなみに、2杯目はさっぱりとしていながらも力強い味わいの栃木のすがたにした。
出汁で軽く炊かれた水菜のお通しがシャキシャキとしていて美味しかった。


出汁巻玉子も相変わらず美味しい。
流石に京都で長年修行をされていた方の料理である。


銀鱈の西京焼きもふっくらとした焼き上がりで実に美味しい。


最後にかき揚げを頼んだのだが、何とかき揚げの中にたっぷりと白海老が入っていた。


この店は、日本酒にこだわっているし、料理は本格的な京料理を作ってくれるし、素晴らしいお店だと思う。