炎としゃぼんの牛すじカレーと特製焼きプリン | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

高田馬場の炎としゃぼんにランチを食べに行った。


お店自体のコンセプトはビストロ・ワインバーのようだが、そのような雰囲気はあまり感じられず、店先の雰囲気もサービスや気配りもなんだか中途半端だった。
ケーキ類や料理は悪くなさそうなのだが、
店の意思や売りがうまく伝わってこない。


私は牛すじカレーのセットを頼んだ。


牛すじカレーは、ビーフストロガノフのようで美味しいのだが、いかんせんご飯の量が極端に少なすぎる。
カレーなのでご飯のお代わりというわけにもいかないだろうし、そのご飯の量を見た段階で次の店のことを考えてしまった。


サラダの味も悪くないのだが、ヴィネグレットソースの量と混ぜ方が悪く損をしている。
作り手と提供する側とのオペレーションが何かうまくいっていない。


ランチはドリンクがフリーになっていたので、アイスティーを持ってきたのだが、確かそのそばにスープが入っているような鍋があった。
しかし、スープの取り皿やカップはないし、説明もされていないので、アイスティーだけ持ってきたのである。
私が帰ろうかと思っていた頃、後から来た女性たちがスープのカップがないと言っているのを聞き、この店はオペレーションの面で改めてダメだなと思ってしまった。


店の自慢らしいプリンも確かに卵の風味が良く美味しかったが、プリン自体の大きさとグラスに入っている生クリームとの量のアンバランスさに首を捻ってしまう。


料理がいくらよくてもそれだけでは客の心は掴めないということを教えてくれる店であったのである。