カントニーズ燕ケンタカセのラグジュアリーコース | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

東京ステーションホテル内のカントニーズ燕ケンタカセの料理が良かったので、数日後再訪した。


数日前と変えて今回はラグジュアリーコースにしてみる。
まずは、蒸し鶏の冷製、夏野菜とコリアンダーの葱生姜ソースである。
黒酢の効いたソースがジュレになっている。
蒸し鶏も美味しいが、夏野菜の賽の目切りがまたいい。


次に、可愛らしい三種の季節の蒸し餃子が届けられた。
夏野菜が突出せず、いいアクセントとなりながら点心の味をいずれも完成させている。


続いては、滑らかな金糸瓜と夏野菜のコーンスープである。
真珠パウダーと燕の巣が添えられている。
コーンスープの味そのものが素晴らしかった。


魚介系のメインは、海老のマンゴーマヨネーズソースだ。
マンゴーマヨネーズが爽やかで海老によく合っていた。


肉系のメインは、酒醸と塩麹でマリネした豚ロースと夏野菜の炒め、オリジナルVXO醬ソースである。
豚ロースの味の深さがよく出ているし、ソースが美味しい。


食事は、7種類の夏野菜細切り炒め入り香港細麺の焼きそばだった。
風味際立つように炒められた香港細麺に夏野菜細切り炒めがよく合う。
野菜そのものも美味しいのだが、センス溢れる繊細な味つけがいいのだと思う。


デザートは、プラセンタエキス入り桃のハイビスカスコンポートの杏仁豆腐だ。
料理だけではなく、こだわりとセンスの良さはデザートにも表れていた。


やはりここは現代風のセンスを取り入れたかなりレベルの高い広東料理店であった。