東京丸ビル35階にあるサンス・エ・サヴールで夕食をとった。
シャンパーニュから宴が始まる。
最初はクロケットのような揚げ物がアミューズとして出される。
次に蛸を軟らかく煮た一皿が出された。
パンにつけるバターは軟らかくできたての状態になっていた。
それを自家製プティバゲットに塗って食べる。
前菜は鮎をカダイフで巻いたものやトマトのソルベが皿の上に載っている。
次は白身魚を白トリュフの香りを効かせたジャガイモのピューレにまぶしオゼイユの素揚げを上に載せたものだった。
メインは仔牛のローストと
和牛のローストである。
デセールはキャラメルとショコラのケークだった。
ミニャルディーズとカプチーノを
味わいながら、
食後の余韻に浸るのだった。
この店の料理はとても複雑で手がこんでいるのだが、それでも軸がしっかりしていてバランスがよくたいへん美味しかったのである。