新所沢きなりの山椒白醤油ラーメン | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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新所沢駅東口周辺に位置する松葉町は、昔鉄道事業者が23区外に作った高級住宅街のうちの1つだが、未だにこの辺の地域はその雰囲気が個人経営の飲食店においても感じられる。
そういう店の中で特に高い評価を受けているのが中華そばきなりである。


凄い人気で行列ができていた。
藍色の暖簾をくぐるとカウンター席は6席しかない。
人の良さそうなご主人が1人で静かに切り盛りされていた。


山椒味玉白醤油そばを注文した。


スープを一口啜る。
私は旨みと同義語となる甘みは好きだが、キレがなく甘ったるさを感じさせる甘みは個人的には好みではない。
桐生の名店と言われる芝浜もそうだったが、この店のスープにおいても自分が好きではない甘みが気になった。


それ以外は、麺も支那竹もチャーシューも煮玉子も丁寧に作られてかなり美味しいと思う。
ただし、スープが好みではないと定期的には通いたくなることはほとんどないのである。