新宿秀山の担々麺とフカヒレ煮込みかけご飯 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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担々麺が美味しいと担々麺マニアに評判の新宿秀山を訪れてみた。


昼の遅い時間で店内はほとんど空いているのに、女性スタッフは背もたれのないカウンター席に高圧的に無理やり座らせようとしたので、背中を痛めていると言ってテーブルソファー席を希望したら非常に狭い席に案内された。
さらにセットのアイスコーヒーが確認もせずにいきなり最初に届けられる始末である。


アルバイトかもしれないが、こういう杓子定規な客本位ではないマニュアル的なサービスを受けるとこれだけで美味しいものを受け入れる気持ちがかなりなくなっていく。
私の経験上これをひっくり返すくらいの美味しさで私を唸らせ満足させた店は過去に皆無である。
とりあえず選択したのは担々麺とフカヒレ煮込みかけご飯のハーフのセットである。


さて、担々麺を提供する店には、胡麻ペーストや芝麻醤を使わない店と使う店がある。
使わない店はほとんどが味を濃くしてごまかすので美味しくない。
使わないが美味しいのは、野菜等をたっぷり使い材料費と手間を惜しまず作っている恵比寿ウェスティンホテル内にある龍天門や外苑前の礼華青鸞居くらいのものだろう。
この店はきちんと胡麻ペーストや芝麻醤を使っていてスープは美味しい。
しかし、麺があまり美味しいとは思えない。


一方、フカヒレ煮込みかけご飯は、本当に美味しい上湯で作ったものと比べるといたって普通のレベルだろうか。
目を剥く美味しさでは全くない。


セットの杏仁豆腐は、杏仁豆腐そのものは悪くないが、シロップが甘過ぎると思う。


食後に飲みたいのに、勝手に先に持ってきたアイスコーヒーは予想通り紙パック入りのできあいのリキッドコーヒーだった。


担々麺はスープはいいのだがやはり麺が気になる。
まあ、このサービスで担々麺一杯900円以上の代金を支払うのだから、しょっちゅう好きこのんで来ることはないだろう。