本物の炉端で焼き魚とジャガバターを | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

昔ながらの本物の炉端を見つけ店内に入った。

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炉ばたという名のお店である。

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店内に入ると天井や柱は黒く煤け、

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囲炉裏の前で妙齢の女性の焼き手が手際よく魚を捌いている。

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カウンターのみだが、その一角に陣取り、冷酒と焼き物をいくつか頼んだ。

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メニューには価格が一切書かれていない。
きんきを食べようと思ったが、まずはお手並み拝見と、魚以外の焼き物を何点か注文した。
まずは、肉厚の原木椎茸焼きが届く。

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しっとりとしていて椎茸の旨みが閉じ込められているかのようである。
茄子は皮が剥かれ綺麗な形で出された。

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品がよく人をほっとさせる味わいだった。
続いて、馬鈴薯のバター焼きが届く。

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アルミホイルをといて中を開けるとホクホクのジャガイモが湯気ととともに姿を現す。
一口食べてみるといまだ食べたことのないような凝縮された馬鈴薯の旨みが口の中一杯に広がっていった。
そして、感動的な銀鱈焼きの登場である。

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こんなに絶妙に炭で炙られた銀鱈を食べたことがない。
ほっこりとしていて身が軟らかく口の中でほどけていく。
これは美味しかった。
最後に鱧焼きをいただく。

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ここ釧路ではこの時期鱧を食べるようである。
蒲焼きのようになっていて山椒が心地よい。
これも趣ある味わいで、炉端の雰囲気を堪能できた。

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ここは大人の本物の炉端であったのである。