まっとうな雲丹のパスタ先日ザヴァイオーネを作ってくれたプリマベーラを昼に再訪した。まずはスプマンテをお願いする。程なくして前菜のフォアグラと焼きリゾットが届けられた。塩梅が絶妙でバランスがいい。そして、雲丹のパスタができあがった。複数のイタリア人シェフから話を聞いたが、イタリアでは、普通の雲丹のパスタに生クリームは入れないらしい。入れるのは日本人シェフくらいのもので、イタリア風を謳っているのに生クリームが入っていると首を傾げてしまうそうだ。その点、このお店ではまっとうな雲丹のパスタがでてきた。トマトソースを使っているが、手練のなせる技かやはりバランスがいい。パスタそのものが熱いし、茹で加減も完璧で美味しかった。ドルチェは先日食べて美味しかったアマレットのジェラート、野苺ソースを選択した。甘酸っぱい味わいの余韻を残したまま、カプチーノで食事を締めくくる。食後シェフとまた色々なお話をした。このお店では、気持ちがいい食事ができたという思い出を刻むことができる。