ファブリス・ジロットのショコラ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

前回のつづきだが、ポール・ジローの葡萄ジュースに合わせたのは…
あの名ショコラティエ、ファブリス・ジロットのショコラである。


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ファブリス・ジロットは私の大好きなフランク・ケストナーの実力を認めた男である。
ジロットの作るショコラは時には繊細で、時には大胆であり、また、時には陽気で、時には憂いに満ちていてやるせない味わいとなる。
蜂蜜やキャラメル・サレなどを上手にガナッシュに合わせる。


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彼の手にかかればあのハーブでさえ品のいい香水に姿を変えてしまう。
また、パート・ド・フリュイもすこぶる美味しい。
今回はカシスとマンダリンを選んだがフルーツの香り高くチャーミングな味わいに圧倒された。
そんな名人ファブリス・ジロットのショコラが一粒210円、パート・ド・フリュイが一つ100円なのだから信じられない。


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それもあの高級感溢れる伊勢丹新宿本店のショコラ売り場の一角アンリ・ルルの隣で販売されているのである。
クリスチャン・コンスタンといい、こんなプルミエいやグランクリュレベルのショコラが円高の影響があるにそせよ良心的な価格に抑えられているのは嬉しい。
フランク・ケストナー好きは直ちに購入しに訪れるべし。