銀座麒麟のこだわり点心と阿里山金萱茶の飲茶 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

交洵社ビルの前を歩いていたら面白そうなお店を見つけた中国茶や飲茶や料理にこだわりを持っていそうな中国料理店、銀座麒麟である。


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その日は既にランチの時間は終わっていたが15時から閉店まで飲茶セットを楽しめるようであった。


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甘くない点心である鹹点心が三種類、甘い点心である甜点心が二種類、中国茶は何種類かあるうち選べるようになっていた。
プレミアム中国茶も数百円多く出せば頼めるが、スタンダードな中国茶の中に興味深い青茶、阿里山金萱茶があったのでそれを敢えて選択した。
さて、最初にお茶のセットが出てきた。

その作法に則り、まずは阿里山金萱茶を味わってみる。


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このお茶は、仄かなバニラ香を感じさせながらも、自然な甘みや清涼感も楽しめ土着的な中国茶の味わいを充分楽しむことができた。


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飲茶もセイロに入れられたものなどが届けられた。


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甘くない点心は焼売、ヒスイ餃子、大正海老の海老蒸し餃子であった。


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どれも品がよい味わいでかなりレベルが高い。

冷凍品などでは一切ない。

作りたての美味しさが感じられる。

特に翡翠餃子のモチモチ感は新宿老辺餃子館のできたて蒸し餃子を彷彿させる。
甘い点心の一つの方の饅頭にはブルーベリーのような山葡萄の甘い餡が入っていた。

これは個人的に好きな味わいである。


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もう一つは香港やマカオから各地に普及した蛋撻いわゆるエッグタルトである。
かなり甘さは控え目でさっぱりはしていながらも独特の風味を持っていて美味しかった。
この点心がいずれも阿里山金萱茶と相性がばっちりなのである。

接客係の教育もしっかりなされている。

場所柄高級クラブや料理店の経営者らしき人々が店内で出勤前に軽く食事をしながら歓談している様子が周りから聞き取れ時折にんまりとしてしまう。

私の座ったテーブルの横にあったワインの空瓶のディスプレイにはあまり感心しないが…


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それでも嬉しいアフタヌーンティーのひとときだった。