郷愁の韓国ブリキ弁当 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

大久保通りと職安通りをつなぐ韓国料理店が連なるいつもの通りに行ったら、ビジュバクもオアシスもBBCトーフさえなくなっていた。
そこは若い女性が闊歩する雰囲気のガラッと変わった通りと変貌していた。
マニトかカントンの思い出にしようか迷ったが、ブリキ弁当に惹かれてカントンの思い出の店内に入った。
今日はブリキ弁当の気分だった。
ブリキ弁当は兵役が終わった男性がまず食べたいものとして韓国式ジャージャーメンとともに挙げられる食べ物らしい。
さて、ブリキ弁当を頼んでも韓国式のパンチャンが何皿か出される。


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昆布豆とモヤシとカクテキと美味しいタレのかかった冷や奴である。


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それを食べているうちにブリキ弁当ができあがった。


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ブリキの弁当箱は思っていたよりも厚みはなくドガベンという感じはしない。
蓋を開けると、いい香りが鼻をくすぐる。


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魚肉ソーセージのようなものを炒めたものと目玉焼きがまず目につく。
やはり思った通りの味わいで何だか懐かしい。


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ノシイカを調理したものや野菜と肉を辛く炒めたものやゴマメみたいな小魚等おかずは一杯入っていた。
どれも美味しいがとりわけよかったのがジャージャーメンにかかっているような肉味噌であった。
ワカメとふ海苔とアサリが入ったスープも味わい深く美味しい。


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16時までランチタイムでこのブリキ弁当は600円であった。


このブリキ弁当に郷愁をそそられる気持ちが何となくわかるような気がしたのである。