京都の朝食バイキング | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

京都のホテルの朝食バイキングである。
二年前の10月にホテル・グランヴィアのル・タンで朝食バイキング時に味わった江州米の新米はすこぶる美味しく、冬瓜の炊いたんとともになかなかやるなと当時は感心したものである。
その後何回か足を運んだが白米は炊き方も含めて駄目であった。
今回もやはり駄目で美味しくない。


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冬瓜の炊いたんなども心なしか味が落ちている。


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明らかに和食の調理担当者のレベルが落ちている。
目の前で焼いてくれるオムレツは楽しみなのだがオーダーしたココットの中身に対して工夫しないで同じように焼くためチーズを少し多めに入れておいたりすると溶けてない状態で中に平気で入れたままになっている。


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ホスビタリティすなわちサービス精神が充分に足りているのかと疑問に思う。


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そして、この朝食バイキングの価格が2500円くらいである。
が東京の4000円近くの価格と比べればだいぶ安いが、京都の朝食バイキングのレベルと価格のカリテ・ブリとしてはいかがであろう。
ここと比べたくなるのが、昨年秋にできたばかりのホテルタイワロイネット京都の朝食バイキングである。
ここの朝食のおばんざいは本当に美味しく、料理人が気を配って作っているのがよくわかる。


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味噌汁など煮詰まるので敢えてお吸い物にしている。
それも美味しい出汁である。
丁寧にしっかりと出汁をひいているのがわかる方はわかるであろう。
ホテル・グランヴィアの焼き鮭などカブトムシのような香りがしたが、ここは焼きもいいし、保管もいいので二種類ある一つ一つの焼き魚がどれも厚揚げや高野豆腐の炊いたん、胡麻豆腐、おから、鶏の幽庵焼き等、どのおばんざいを食べても一つもぬかりがなく京都を知っている料理人が丁寧に心をこめて作っている。

冷製茶碗蒸しまで置いてあった。


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そして嬉しいのがご飯の炊き方がよく白米そのものが美味しいことである。
ホテル・グランヴィアのように色が変わっていることは絶対にない。
一気にたくさん炊くのではなく、炊きたてを美味しい状態で提供できるように気を配っている。
その美味しい白米に自家製ちりめん山椒や自家製塩昆布があるのだから、たまらない。


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私はこれだけでご飯を二杯食べてしまった。
ホテルダイワロイネット京都では、つい和食に手が出てしまうが、洋食も充実している。


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卵料理もその日によって何種類か作られているがどれも美味しい。
ホテルダイワロイネット京都での朝食はたっぷり時間をかけて楽しまないともったいない。
それでもホテルダイワロイネット京都の朝食は1000円なのである。
他の高級ホテルの朝食の価格は2000円前後以上、高い所は5000円くらいする。
二倍以上のお金を取っている他の京都のホテル朝食担当者で良識のある方がここの朝食バイキングを食べたら全員が顔から火が出る思いをするであろう。