潮州蒸餃子と焼豚パイ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

京都伊勢丹の11階で甜心茶室という中国料理店の前を通りかかった。
お店のシンボルマークが東京の維新号に似ていたので、関係があるのかお店の方に聞いたら同じ経営だという。
維新号と言えば肉まんを先頭に点心や広東料理をイメージしてしまう。
店内に思わず入り、メニューを見る。
その日は黒酢の酢豚が食べたかったので、その料理が入っているコースと点心の中から魅力的なものを二皿選んで注文した。
一つは潮州蒸餃子で、もう一つは焼豚パイである。
こういう料理は自信がなければメニューに載せないし、もしメニューにあれば十中八、九美味しい。
このお店もそうだった。


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潮州蒸餃子は餃子の中の具がシャキシャキしていながら外側の皮は薄く半透明でもっちりしている。

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焼豚パイのパイ生地外側の縄目模様は一流店でしかお目にかからない美味しい中華系パイの共通点と言ってもいいのではないだろうか。


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練りこみではない折りこみのパイはサクサクで人を幸せにさせる美味しさである。
コースについてきた春巻きや


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焼売も当然のごとく美味しい。


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料理人に腕がないと美味しくない海老の塩炒めもかなりのレベルであった。


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黒酢の酢豚はカリカリとしていながら野菜をほとんど入れていない正に食べたいと思っていた本格的な黒酢酢豚であった。


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デザートのタピオカココナッツミルクもシンプルながら名人が作るものに味わいが似ていた。


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京都駅中で中国料理が食べたくなったらここはお薦めである。