ガスコーニュー風トリップ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

京都烏丸蛸薬師にあるガスパール・ド・ラ・ニュイを訪れた。
ここは和牛専門のビストロである。
メニューに書いてあるものはほぼ和牛を使った料理であった。
それも内蔵も含め珍しい部位を使った伝統的なビストロ料理がメニューにいっぱい並んでいた。
まずは、注文したヴァン・ムスーとともに


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アミューズ・ギュールが出される。


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最初はレバームースとリエット・ド・ブッフを薄切りのトーストされたフランスパンに塗って食べることにした。

レバームースは滑らかでパンにたっぷり載せて食べると美味しい。


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リエットはフランス人が作る上質な自家製コンビーフのような味わいでバゲットにたくさんはさんで食べたいという衝動に駆られた。


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必然的にオート・コート・ド・二ュイの赤のハーフボトルも頼んでしまう。


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次に届けられたのはガスコーニュ風トリップである。


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イタリアのトリッパのように余計なトマトなどは入っていない。
フォンと塩と胡椒だけで味つけしてある。

トロトロに煮込まれた牛の小腸や胃などの様々な部位が味わい深かった。
テールのスープはこれまたトロトロのテール肉がたくさん入っている。


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スープを口に含むと肉の旨みが口中に広がっていくのであった。
そして、圧巻だったのはロニョンとキノコのフリカッセだろうか。


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ややチマチマ小さく切りすぎの感はあるが処理が的確かつ丁寧で味つけもよく美味しかった。
最後に食べたカイノミ(内もも)のステーキ・グリーンペッパーソースも素晴らしかった。


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上質なランプ肉を繊細にしたような感じ味わいで、焼き方も絶妙なミディアムレアであった。

最後にデセールにまで驚かされた。

それはパンプルムースのプリンである。


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滑らかだがグレープフルーツの苦みと酸味のバランスが絶妙ですこぶる美味しかった。
このお店はレベルが高い。

それにこれだけ飲んで食べて全部で10000円くらいであった。
和牛好きでビストロ料理好きの方は京都に行ったら必ず寄るべし。