京豆富不二乃のおぼろ豆腐 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

京都で美味しい豆腐が食べたくなった。
嵐山の竹むらか清水の奥丹に湯豆腐でもつつきに行きたかったが、その時は近畿地方に台風が接近してとても外に出かけていける状況ではなかった。
そんな中、京都伊勢丹の建物内にある不二乃の存在を思い出した。
ここは京都一の豆腐との声も多いあの京とうふ藤野が運営しているお店である。
訪れたのが昼時であったが美味しいお酒も豆腐とともに楽しみたかった。
店内に入ってテーブル席につき、注文したのが冷奴、生麩田楽、おぼろ豆腐膳と冷たくしてある日本酒であった。

まずは豆乳が出される。

お店の自信の表れであろう。
確かに滑らかでコクがあって美味しい。

いやな香りは全くしない。


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京都北部の小さな酒蔵の豆腐に合わせた大吟醸酒のお通しは


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冷たい吟醸豆腐だった。


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別にも頼んだが、冷奴は別名吟醸豆腐という特別な絹系の豆腐で冷たく、


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おぼろ豆腐は作りたてで温かいものだった。


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原材料はともに同じだが作る過程や温度の違いによって味わいにも差異が出る。
そして、昼だけのサービスだが、嬉しいことにおぼろ豆腐膳のおぼろ豆腐はお代わり自由であった。
私はあまりにも美味しくて3回もお代わりをしてしまった。
生麩田楽も上質の餅を炭火で焙ったような香ばしさが心地よく美味しかった。


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日本酒は伏見松本酒造の特別の純米酒が確かに豆腐に合わせてオリジナルに作らせただけあって美味しかった。


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ヒジキの入った揚げ物も


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生湯葉も当然のごとく魅力的な味わいであった。


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生姜御飯も嵐山錦を彷彿させる美味しさだったし、


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デザートや


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丹波黒豆コーヒーまでついてきた。


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ここはいい豆腐料理店であった。
豆腐好きは迷わず訪れるべし。