目白の田中屋の店内を物色していたら、以前入ってこないと言われていたイタリア・ビオワインの異端児マウレのサッサイア2009が一本だけひっそりとワインセラーに置かれていた。
2000円少しの価格で販売しているのだからやはり良心的である。
そして、サッサイアを開け朝に夕にグラスを傾ける。
朝にはヴィロンとメゾンカイザーのダマンドクロワッサンの食べ比べをしながら、
夕にはフランスのしっとりとした白カビチーズや
オランダ王室御用達ベームスターのゴーダ・エクストラ・オールドと一緒に飲る。
色がシードルのように黄金色のこのワインは時時で、表情を変えていくのである。
それを楽しめるのは心地よいのである。