水茄子と金時人参のスペインサラダ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

高円寺のスペインバル「その角曲がる」を再訪した。
その日は遅い時間に訪れたので、かっちりした食事はできなかったが、軽い食事とお酒を楽しんだ。
まずは、アモンティリャードを頼む。


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その日はパロ・コルタードの気分だったが、パロ・コルタードはなかった。
ハモン・セラーノは新しいものをおろしたばかりであった。
そのハモン・セラーノとイベリコ豚のチョリソーを盛り合わせにしてもらう。


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ハモン・セラーノはやはりフレッシュ感があり、肉の甘みが肉の軟かさを通して直接感じられる。
チョリソーは熟成香のするもっちりとしたイタリアの田舎サラミのようなタイプで私の好みである。
新鮮なイワシを使った作りたてのマリネがあったのでそれもお願いした。


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イワシはすこぶる活きがよく刺身にしてもいいものを上手にマリネしてある。
トロッとした食感と素材の甘み・旨みがたまらない一皿であった。
アモンティリャードから程なくカヴァにグラスの中身が変わっていく。
カウンターの目の前に金時人参が置かれてあった。
話をしてみるとフレッシュな水茄子の上物もあるという。
それではとスーシェフがそれらの素材を使ってオリジナルのスペイン風サラダを作ってくれると言う。
できあがったサラダは彩りも見事だが、素材の美味しさに驚いた。


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特に水茄子は生であるにもかかわらず旨みがあって美味しいのだ。
こんなサラダならば毎日でも食べたいと野菜好きではない私が思ってしまったのである。