三嶋亭の牛肉で京都風のすき焼きを | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

京都五条烏丸にあるシタディーンホテルは私の最近の常宿だが、ここでは部屋で料理を作ることができる。


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朝は、前日ハーブスで香住港のタラバ蟹と塩だけで作った無添加蟹味噌を手に入れていたので、それを使って蟹味噌パスタを作った。


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雑味のない味わいの蟹味噌で実に美味しかった。


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ついでに牡蠣のバター炒めとバスク地方料理ピぺラードを作った。

牡蠣のバター炒めは隠し味として赤ワインとバルサミコ酢を少量入れてみた。


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ピぺラードはトマトソース入りの半熟とろとろスクランブルエッグであるが、バターの

風味とトマトの酸味と玉子の風味のマリアージュが心地よい。


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夕方には、関西風のすき焼きが食べたくなって、材料を調達した。

肉はやはり三嶋亭だろう。
寺町通りの本店では100g2000円~3000円以上の高いものばかりしか売っていないが、なぜか四条烏丸の大丸百貨店内の三嶋亭には1000円以下のものも置いてある。
それも日によって部位やサシの具合いが違い、値段関係なく美味しそうなものを選べる楽しさがある。
よく見ると何も書いてないがモモ肉よりランプ肉や肩ロース肉の方がずっと安く美味しそうだったりする。
今回はリブロースの美味しそうなところを買った。
京都のすき焼きにはすき焼き用の乾燥麩を入れる。
生麩なら麩嘉だが、乾燥麩なら半兵衛麩だろうか。
藤野豆腐店の焼き豆腐と岐阜しいたけブラザーズの厚木椎茸を購入した。
葱は錦の河一で大きくて立派な九条ねぎを手に入れた。


さて、材料は揃った。
すき焼きを作る前にそれ以外の酒の肴も用意する。

たくさんもらった天然のムカゴの塩茹でと


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祇園いづ萬のグチとハモだけでつくった練り物「祇園あられ」と


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若狭の鯵の一夜干しである。


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若狭の鯵はとても肉厚で、いい鯖を食べている錯覚に一瞬陥った。

さあ、すき焼きを食べよう.。
フライパンを熱して牛脂を溶かし肉を広げ、砂糖と湯浅醤油をかけて焼く。


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焼きたてを生卵につけて食べる。


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当然美味しい。


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京都のすき焼きの味がしたのである。