京都本家尾張屋の驚愕ワンコイン朝食 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

京都で御用蕎麦司本家尾張屋と言えば河道屋に並ぶ創業五百四十余年の老舗で蕎麦を食べさせる名店の一つであろう。


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その本家尾張屋錦小路店でとんでもない朝食を見つけた。
朝9時半から11時まで限定の錦の朝そばである。

せいろまたはかけ蕎麦にかやくご飯がついて税込500円だと言う。
その日はすでに朝食を済ましていたが行かないわけにはいかなかった。
温かい蕎麦と冷たい蕎麦を一つずつセットになったものを頼んでみた。


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なんと蕎麦は十割蕎麦なのにボソボソしていない。
せいろは凛として涼やかで、


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温かい蕎麦の出汁がもの凄く美味しい。


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身体も心も温めてくれる蕎麦だった。
その上、かやくご飯は炊きたてで蕎麦同様まったく手抜きがない。


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蕎麦の量もたっぷりで完全に一人前であった。
それがすこぶる高いレベルなのである。
こんな老舗蕎麦屋の朝食なんて立ち食い蕎麦屋ならいざ知らず東京では見たことも聞いたこともない。
これは築地喫茶ひよこに追随するコストパフォーマンスではなかろうか。


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旨い出汁好きで蕎麦好きの方は京都に行ったらこのお店に必ず行かなくては駄目である。