新規開店沖縄そば専門店の味 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

新井薬師通り沿い新井薬師駅から哲学堂に向かって右側に沖縄そば専門店ができていた。
できて一ヶ月程経つらしい。
店の名を「めーばる製麺」という。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景
沖縄伝統の木灰そばのもとの固まりを沖縄から空輸し、店内で麺として裁断した後、干して熟成させてから客に提供している。
店内はカウンターのみで4席しかない。
私はソーキそばを注文した。
できあがったソーキそばを一口食べてみる。


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麺はよく噛み締めれば噛み締める程と旨みが湧き出てくる。
かんすいは使っていないので喉ごしを楽しむ麺ではない。
スープは日本料理の一番出汁のように品よくすっきりしているがソーキの肉汁が染みわたり次第に濃厚な旨みを増してくる。
麺もそのスープを吸って次第にもっちりしっとりとした食感に変化していく。


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ソーキは丁寧によく煮込んであり肉が軟らかい。
箸でつつくとホロホロと崩れていく。
この沖縄そばは備えつけの紅生姜をあまり入れない方がいい。
せっかくのスープの変化が味わいにくくなってしまう。
一瞬さっぱりしているように感じるがなかなかどうして味わい深いそばだった。
期間限定の沖縄ぜんざいも頼もうとしたが7月から始めるそうである。
店主とお話をしたが沖縄の方だった。
近い内に沖縄家庭料理の定番の昆布料理も加えるそうである。
今回は頼まなかったが、沖縄風の炊き込みご飯は次回の楽しみとしたい。
新代田にある沖縄そばの製麺所とは関係はなく、全く一人で始めたようであった。
楽しみなお店ができたものである。
早くも次回の来訪が楽しみだ。